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ストリートファイターZERO 【すとりーとふぁいたーぜろ】 ジャンル 対戦型格闘ゲーム 対応機種 アーケード(CPシステムII) 販売・開発元 カプコン 稼動開始日 1995年6月27日 判定 なし ポイント 良くも悪くも話題となった画風とキャラクターの変化コンボゲー ストリートファイターシリーズリンク 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 家庭用移植 その後の展開 余談 概要 対戦格闘ゲームの金字塔『ストリートファイターII』(以下『ストII』)シリーズに続く、新シリーズ『ストリートファイターZERO』シリーズの第1弾。 対戦格闘ゲームブームを築き上げた『ストII』シリーズが、マイナーチェンジを重ねた末、五作目の『スーパーストリートファイターIIX』(以下『スパIIX』)にてひとまず完結となった後、新たなストリートファイターシリーズとして開発された。 物語の時系列としては初代『ストリートファイター』(以下『ストI』)と『ストII』の中間。だが若干設定の変遷などもあり、開発側は「パラレルである」とも言っているが、原則的には世界観は『ストI』、『ストII』、そして姉妹作といえる『ファイナルファイト』と共有している。 また、本作発売前年に公開された『ストII』の劇場アニメ映画を一部ゲームでも再現している。 特徴 ドット絵の一新 細かく書き込まれたドット絵が売りの『ストII』でもあったが、アニメーションに要する膨大なドット絵を描く作業はスタッフへの負担が大きかった。そこで本作では、『ヴァンパイア』シリーズでも採用された「アニメ絵」による描画タッチに統一する事となった(*1)。 静止した画面写真で見るとあっさり簡略化された印象を受けるが、その分キャラクターの人数を増やしたり、アニメパターンの枚数を増やして多彩でなめらかな動きを実現した。またこの絵柄に統一する事で、後に始まるタイトル越境のクロスオーバーも容易になった。 キャラクター 登場キャラクターは10人+隠しキャラクター3人。『ストII』シリーズからは大幅に入れ替えられているが、後の『ストIII』のように全く一新されているわけではない。 『ストI』と『ストII』に登場したリュウ、ケン、サガット、『ストII』の人気キャラクターかつヒロインである春麗、「ガイルの復讐のきっかけになった戦友」のナッシュ、『ストI』に登場したバーディー、アドン、『ファイナルファイト』に登場したガイ、ソドム、完全新キャラクターであるローズ。隠しキャラクターについては後述。 『ストII』のラスボスはベガだったが、本作のラスボスは使用キャラクターによって異なっており、各ストーリーに沿った会話デモが用意されている。 多くのキャラクターのボスは『ストII』と同様にベガだが、スリムだった『ストII』のものよりも大型になっている。隠しキャラクターにもなっており、性能も強力。 その他、例えばリュウやアドンならサガット、ケンやサガットならリュウ、ソドムならガイ、と因縁のあるボスが割り当てられている。 ベガ以外にも隠し乱入キャラクターが2人存在。これについては後述。 + 本作からの新キャラクター ローズ サイコパワーと対極をなす力・ソウルパワーの使い手である美貌の女占い師。悪しきベガを封印することを己が使命として戦う。 ソウルパワーを注入したロングマフラーを武器とする一風変わった戦い方を特徴とするキャラで、飛び道具、対空投げというスタンダードな技構成を持つ。総じてバランスはよいが、技の性能や操作性の面はやや独特で癖がある。 通常技はリーチと攻撃判定に優れる一方、そのほとんどが発生が遅い上に動作が大振りで隙が大きいため接近戦は不得手で、「飛び道具で牽制し中距離を維持しつつゲージを溜めてから一気に畳みかける」というのが基本戦法となる。 接近戦に弱い一方、打撃技も兼ねた飛び道具反射技かつ格ゲー初の飛び道具吸収技(*2)「ソウルリフレクト」、3体の分身を作り出しヒット数を倍増させる(*3)分身技「ソウルイリュージョン」、飛び道具の強化版「オーラソウルスパーク」など、優秀なスーパーコンボ技がそろっている。 また「ソウルイリュージョン発動中にスライディングを連発すると 分身の攻撃がガード不能になる 」というかなり凶悪なバグがあり、その他の技の強さも相まって本作随一の強キャラと評されている。 ナッシュ ガイルのバックストーリーにて言及されていたガイルの親友。本作でプレイアブルキャラクター化された。 性能もガイルのものをほぼ引き継いでおり、ガイルと同様「ソニックブーム」「サマーソルトシェル」で戦うタメキャラ。 ダン(隠し・乱入キャラクター) サガットに殺された父の仇討ちのために戦う男。設定上はリュウ・ケンと同門で二人の兄弟子に当たるが、入門が二人よりも早かった上に復讐心を看破されて早期に破門されたため互いに面識はない。 「隠しキャラは強い」という従来の常識を覆し、ダンの持ち技は飛ばない飛び道具「我道拳」や頼りない対空技「晃龍拳」など少々心もとない性能。 だが、「父から受け継いだ」という設定のオリジナル必殺技「断空脚」の性能は良く、使い様によって上位キャラにも勝てる。 なお、彼の挙動や使用技は露骨にSNKの『龍虎の拳』の極限流のパロディになっている。 上記の「我道拳」や「断空脚」の動作や、本来1ラウンドに1回しか使えない挑発が無限に使える、超低確率の隠しパーフェクト勝利ポーズで両足を揃えて親指を立ててニッコリ笑う「余裕ッス!」があるなど、随所にそれが見受けられる。 + シリーズ過去作からの続投キャラクター 初代『ストリートファイター』から登場 リュウ ケン サガット アドン サガットの弟子。初プレイアブル。 「ジャガーキック」「ジャガートゥース」で飛び道具を抜けての攻撃が得意。 バーディー 初プレイアブルだが、『ストI』では白人の「バーディ」だったのが本作では肌が黒くほぼ別人に変貌している。 本作では数少ない投げキャラ。突進技もあるがタメ技なのでいつでも出せるわけではない。 『ストリートファイターII』シリーズから登場 春麗 ベガ(隠しキャラクター) 豪鬼(隠しボス、隠しキャラクター) 『スパIIX』同様の乱入隠しボスになっているが、条件を満たすとラスボスが誰であろうが瞬獄殺で乱入してきてボコボコにすることがよくツッコまれる。 + 外部作品からのストシリーズ初参戦キャラクター いずれも初代『ファイナルファイト』から登場 ガイ ストリートファイターシリーズには初参戦。手数が多く、多彩なコンボで気絶を狙うタイプ。 ファイナルファイトのように必殺技を出すと体力が減るのではないかという前評判もあったが、別にそんなことはない。 ソドム ファイナルファイト2面ボス。日本文化かぶれのアメリカ人。両手の武器が日本刀から十手に変更。コマンド突進技を持つ投げキャラ。 相手の着地際や起き上がり際に立ち強キックを置いておくとガード不能になるバグ技があるが、リバーサル無敵技で返されるのでローズほど凶悪ではない。 スーパーコンボ 今回からレベルゲージがつき、スーパーコンボがゲージ量に応じて使い分けのできる三段階のレベル制になった。また、本作から複数のスーパーコンボを実装できるようになった。 ZEROコンボ いわゆるチェーンコンボだが、『ヴァンパイア』のようにどのボタンでも繋がるということはなく、それ以上繋がらない弱・中攻撃も存在する。またキャラクターによってはできないこともある。 ZEROカウンター いわゆるガードキャンセルだが、『ヴァンパイア』のように無制限で使えるということはなく、スーパーコンボゲージを1レベル消費する必要がある。 オートガード 『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』(以下『X-MEN』)で実装されたオートガードモードが本作でも採用された。初心者に対してハードルが上がりつつあった格ゲーに対するカプコンの回答のひとつ。 オートガードの初期回数は8回でラウンドを取ると-2回、取られると+2回(ただし最大8回)される。また、オートガードモードに限り同威力のPK同時押しでスーパーコンボが発動する(*4)が、スーパーコンボゲージを1Lvまでしか溜められないという制限がかかる。 ミステリアスファクト(隠し要素) ドラマティックバトル アニメ映画のクライマックスである、リュウ&ケンVSベガの戦いを再現した隠しモード。プレイヤー2人でCPUベガをボコボコにできる。『餓狼伝説1』の協力モードに近い。二人同時にゲームを始めた上で、特殊なコマンドを同時に入力しなければプレイできない。ベガを倒すと通常の2P対戦(リュウVSケン)へ移行し、その後は勝った方がCPU戦を続行できる。 隠しキャラクター ボスキャラクターのベガ、隠し乱入キャラクターの豪鬼とダンは、『X-MEN』同様、キャラクターセレクト画面で隠しコマンドを入力する事で選択する事が可能。 豪鬼は『スパIIX』の隠しキャラクター。『スパIIX』でベガを瞬殺した瞬獄殺は本作でスーパーコンボとして使えるようになった。 ダンは本作初登場だが「誰かに似てる」「隠しなのに弱い」と早くも話題に。 評価点 新鮮な画風 キャラクターのドット絵に合わせ、背景もややアニメ調のタッチになった。 旧キャラクターはスタイリッシュに、より洗練されたデザインにリファインされた。 リュウやケン、春麗は若返り、ベガはすさまじくマッチョになった。 ベガがマッチョなのは「そもそもストII時代とは違う肉体で、さらにZERO時代のベガが最もサイコパワーが強い時期で、肉体が限界に達しかけている」と言う設定がある(*5)。 軽快な操作性 全体的にキャラクターの硬直時間などが『ストII』よりも短めで、気持ちよく自キャラを操れる。 新システム「ZEROコンボ」の採用により、相手の隙を突いて一連のコンボを叩き込む爽快感が加わった。 スーパーコンボがキャンセルしやすくなり、使いやすくなった スーパーコンボが初めて実装された『IIX』ではキャンセル受付時間が短すぎることでスーパーコンボは連続技には使えないも同然(*6)だったが、本作ではキャンセルの受付時間が改善されたことでやや忙しいもののキャンセル可能技を出してからコマンド入力でもキャンセルができる。 例えばリュウで立ち強P→キャンセル真空波動拳というコンボも『IIX』ではまず無理だが、本作であれば実用的に出すことができるようになった。 クロスオーバー 『ストI』のみのキャラクターと『ストII』のみのキャラクターが共演し、『ファイナルファイト』のキャラクターも参戦。これにより、元々同じ世界観の話ではあった(*7)が、公式に初めて一堂に会した。 ドラマティックバトルが楽しい 相手は片方しか向けないため相手を二人で挟むと「常にノーガード」という状態になり、一方的に攻め立てられる。 ただこちらは二人で体力ゲージを共有しており、ベガは強力なので気を付けないとすぐ返り討ちにされる。 BGMはストIIMOVIEの主題歌「愛しさと切なさと心強さと」のインスト版が流れる。 ガードキャンセルシステムとしてかなり良い調整のZEROカウンター ZEROカウンターは「ゲージ1レベル使用、威力は控えめだが序盤無敵で簡単目のコマンド」と、コストがかかる割に攻撃力は低めだが出しやすく、現代に通じる「攻めてきた相手を追い払い、いったん仕切り直せる」程度の塩梅になった。 今までのガードキャンセルシステムは出す制限が緩かったり、威力の強い技を使うことができた作品が殆どで待ちが強くなり攻めが損になりがちだったが、「相手を追い払うこと」をメインに据えたことでこの問題点に関する答えの1つとなった。 しかし、まだZEROカウンターでKOができてしまったり、あえて空振りさせるといったテクニックも狙いにくい性能ではあったものの当時としてはかなり斬新な仕様だったのは確かな事である。 賛否両論点 キャラクターのチョイス 『ストII』参戦キャラが半分ほどしかいない。『ZERO2』でザンギエフとダルシムが参戦、その他は『ZERO3』でようやく参戦となった。 しかし、これについては「『II』ではなく『ZERO』なのだから当然」とも言える。むしろ当時は『II』のマイナーチェンジが何度も出続けていたことで食傷気味であったため、キャラクターの大幅入れ替えが行われたことで新鮮さが出たと見ることもできる。 『I』と『II』をつなぐというコンセプトなのに、『I』からの純粋な復活はアドンとバーディーのみ。こちらは『ZERO2』で元、『ZERO3↑』でイーグルが参戦した程度で最終的にほとんど揃うことはなかった。 『ファイナルファイト』からガイとソドムが出演となったが、やはり主役格のコーディーやハガーを入れて欲しいとの意見もあった。 スーパーコンボ発動時の画面暗転・時間静止演出 本作以降、多くのタイトルでほぼ標準搭載されている「ゲージを消費して大技を発動するシステムの発動時の静止演出」だが、見栄えがいい一方で「長い演出によってその技が来る事が事前に分かるために、闇雲に出しても相手側はガードや回避・切り返し等の対策が容易に間に合う」という弊害も生まれてしまった。本作で導入された演出の最大のデメリットと言える。 厳密には『スパIIX』や『ザ・ムービー』でも時間静止演出はあるものの、僅か一瞬のみであり、本作以降のタイトルに比べ、影響は全くないわけではないが、それなりに小さかった。(*8) ストZEROシリーズ以外での流れとしても、ヴァンパイアシリーズではHDリメイク版『リザレクション』発売時の開発側から「新作を作るとしても画面暗転は絶対に入れない(*9)」とコメントされたり、他社作品では『KOF2002UM』の香澄やセスの超必殺技の一部から画面暗転演出を意図的に外す事で「返し技」としての発動を読まれ難くされていたりと、ゲームバランス的には大きな影響が見て取れる。 ただし本作では、3Lvかつ初段が届く位置なら「画面暗転を見てからではガードは間に合わない」スーパーコンボがほとんど。一部はLv1や2でも暗転後のガードはできない。豪鬼の瞬獄殺も至近距離なら、暗転を見てからではジャンプで回避できない。 問題点 アニメ絵調のグラフィック 本作のキャラクターは『ストII』のようなグラデーションを駆使した描画ではなく、陰やハイライトが面の塗分けによって区切られた、セルアニメにも似た画風で描かれている。 細かなグラデーションで書き込まれた写実的な画風とその質の高さが評価されてきたシリーズだけに、それまでと大きく異なるテイストのグラフィックに対して拒否感を示すファンも多く、結果的にシリーズらしさに欠けるとして批判されることとなってしまった。 同じ手法で描かれている『ヴァンパイア』シリーズが非常に滑らかな動きをしていたため、「ヴァンパイアのような動きのストIIキャラが見られる!」と言う期待の声もあったのだが、根本的な面でみれば作画パターンの増加によって実際の動きそのものは旧作よりも滑らかではあるものの、外観的な部分も含めた派手さについては同等というほどではない。そのため期待外れな印象を持たれた節もある。 『ヴァンパイア』シリーズは「登場キャラクター=モンスター」という設定により、怪物ならではの人間離れした奇抜なアクションを膨大なパターン数で描くことによって派手な見た目を実現していた。それに対し、本作は描画方法こそ同じだが、「登場キャラクター=普通の人間」ということもあって、動作面が『ストII』に準じた格闘家の常識的かつ現実的な動きの範疇に留まっていることのもその一因であろう。 ZEROコンボ このシステムの採用により、今で言う「コンボゲー」的な持ち味・方向性が付与された。爽快さが増した反面、『ストII』シリーズの個性とされていた「駆け引き・差し合い」の重要性は相対的に低下することとなった。これに対して「ストIIで培った技術が活かせない別ゲーになってしまった」という否定的意見が出た。 この頃はSNKをはじめ他社からも多くの格闘ゲームが発売されていたこともあり、カプコンとしても意図的に『ストII』とは違ったプレイ感覚を持つゲームに仕上げたのだろうということはわかる。しかし続編『ZERO2』ではZEROコンボは削除されているため(例外的に元の喪流と、ガイで武神獄鎖拳の名で一部使うことが可能)、公式的にもこのシステムは失敗と判断されたのだろう。 キャラクター数の減少 文字通りゼロから作り直したから仕方ないのだが、プレイアブルキャラクターが8人から徐々に増えていって最終的に17人になった『ストII』シリーズからいきなり10人(+3)は少ないと批判された。 ステージの少なさ 時間帯を変化させてバリエーションを用意しているものの、2人で1ステージ共用という形になっておりステージの少なさが目立つ。 バーディーはイタリアのコロッセオ(ローズと共用)、ベガはアメリカ西部の操車場(ソドムと共用)、ガイは日本のコンビニ前(リュウと共用)と共用の都合で特に縁が無いところがステージになっている(*10)。 一部のキャラクターの容姿の変化 特に批判が集まったのは、春麗の服装がチャイナドレスからジャージ風の衣装に変わったこと。漫画タッチの明るい画風に変化した作風的にもデザインそのものがマッチしていないわけではないが、長年のトレードマークとも言える服装だっただけにファンの不満が大きかった。 もっとも「髪型はシニヨンヘア」「黄色のラインのある青色の服装」「腕輪をして西洋の靴を履いている」という春麗の特徴はちゃんと残っており、一目見て誰だかわからないレベルで変わっているわけではない。 当時の映画化の影響を受けてか、ベガがマッチョ化。さらに旧来に無かった飛び道具サイコショットを使用するなど、イメージが大幅に変わりプレイヤーを当惑させた。 特に変貌が大きいのは初代から復活したバーディー。 初代では白人のチンピラだったが、本作では浅黒い肌になったどころか両腕が初代に比べて明らかにムキムキになりチェーンを巻きつけている他、特徴だった金髪のモヒカンも更に大きくなって真ん中に目立つ穴が空いているなど、共通項は名前・モヒカンの大男・パンクファッションぐらいで見た目が大きく様変わりしている。 攻略本の設定資料でもスタッフからネタにされており、「そう、こいつはにせバーディーです。悪質宇宙人に操られています」等とメモ書きがされていた(*11)。 また、過去の時系列の話を後付で描いているためか、一部の設定は過去作と多少矛盾している点もある(後の作品では基本的に最新作の設定が公式となっている)。 ドラマティックバトル オマケの隠しモードなので仕方ないが、遊ぶためには二人同時にプレイ開始してコマンド入力しなければならないという条件の厳しさ。そのため、一度のプレイにつき一回のみしか遊べず、コマンドに失敗した場合や再度ドラマチックバトルを遊びたい場合は一度ゲームオーバーになる必要がある。 ただしこのモードは完全に隠しであり、当時のスタッフによれば「隠しキャラの豪鬼やベガよりこのモードを隠しておきたかった、もしバレなかったらそのまま黙っていようと思っていた」と語られている。 完全にリュウ&ケンVSベガ限定。他のキャラクターは選べない(後の移植版の一部では改善)。 (処理の負荷を避けるためとされているが)常に万里の長城ステージ固定のため、背景がやや寂しい。 総評 キャラクターのイメージの変化、コンボゲー的な作風などの作品そのものの根本をなす要素における変革が賛否を呼んだ本作。 一方で、『ストII』に未登場だった『ストI』のキャラクターをプレイアブルキャラクターとして復活させたのみならず、『ファイナルファイト』のキャラクターたちや『ストII』のサブキャラクターも参戦させるなどのテコ入れにより、シリーズのマンネリ化を防ぐとともに、新たな展開を生み出したことは評価に値するだろう。 家庭用移植 本作アーケード稼働当時はちょうどハードの世代交代時期でありSS・PSが発売されていたが、当時ストリートファイターシリーズで発売されていたタイトルは、差し詰め外伝と言うべき『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』のみ。『ストII』シリーズは古く、『ZERO』シリーズはまだという中間期で、満を持して本作が発売された。16ビット機ではそろそろ一杯一杯(『ストII』のSFC移植ですらかなり無理をしている)で、ようやく大きな器に移すことができたため移植度は良好。読み込み時間はあるものの、ROMカートリッジと比べソフト価格の低下もあり、両ハードあわせ70万本を超えるヒット作になった。 アーケード版ではスケジュールの関係上リュウの加工だったダンのボイスが新録されている。 ただし、ドラマチックバトルのBGMは版権のせいか通常のベガステージBGMになっている。 また、本作はCPSチェンジャー版というレアな移植版がある。 CPSチェンジャーとはCPS-1基板を家庭用ゲームとして再利用販売するためのシステムで、専用カートリッジを付け替えてTVでプレイ可能という、言わばカプコン版ネオジオとも言える家庭用ハードであった。本作もこれに逆移植という形で出たが、元々「通信販売限定」という非常に出回りの悪いハードの末期の発売だったので、かなり出荷本数は少ないと思われる。 ちなみに同ハードは当初24タイトル発売予定とされていたが、最終的に全11タイトルのみで早々に販売終了してしまい、格闘ゲームに至っては『ストリートファイターII 』と『TURBO』、本作『ZERO』の3本のみである。 そもそも倉庫在庫となっていた5万枚のCPS-1から状態のいい基板を選んで製品にしていたため、1万枚程度しか製品にできなかったとのこと。 CPSチェンジャー自体はコントローラ入力と映像出力のバイパスしか行わないため非常に小さく、CPS基板が入っているユニットの方が大きい。 上記のように元々はCPS-1向けに開発されていたこともあり、BGMがCPS-1準拠にダウングレードアレンジされていること以外はほぼ完璧な移植である。 ドラマチックバトルでは好きなキャラクターを選んで戦えたり、CPUをパートナーにできるという新要素が追加されている。 Windows版は1998年3月12日に『ZERO ZERO2』名義で次作とセット発売。シリーズ初のWindows版であった。 内容はPS版がベースだがOPがムービーでの収録になり移植度は劣化している、BGMのみ(リザルト画面とドラマチックバトルを除いて)アーケード版のものに差し替えられているがビットレートが低く音質の良くないものが使われている。1999年4月16日に廉価版として単品でも発売された。 なお初代に限りステージ背景画像がBMPファイルで収録されている。 何を思ったかゲームボーイカラー(専用)にも移植されている。タイトルは『ストリートファイターALPHA』。 『ALPHA』は元々は欧米版『ZERO』のタイトルだが、GBC版に限り日本でもこのタイトルでリリースされた。 「ALPHA」な理由は、欧米市場に於いて「ZERO」という単語がネガティブな意味合いを示すことから変更を余儀なくされた。一方、アジア地域のアーケード版では日本の情報が早く出回ることから、混乱を避けるため日本版と同じ『ZERO』となっていた。 ただしゲームボーイながらゲーム内容は(多少無理はあるものの)中々に再現されている。 ボタン数が少ないため熱闘シリーズのように押す長さで強弱を切り替える方式を採用しており、スーパーコンボのレベル使い分けが難しいものの、操作性自体はしっかりしており、GBCのスペックにしてはかなり頑張っている出来。 このころ、カプコンはストZEROシリーズは「現行機種で出したあと、低スペックの旧機種に無茶移植する」というのを好んでやっており、後に『ZERO2』はSFCに、『ZERO3』はGBAに移植されたりしている。 後にPS2版コレクションソフト『ストリートファイターZERO ファイターズジェネレーション』にも収録。 アーケード版ほぼそのままの移植である上に、ドラマチックバトルが独立した別モードとなって好きなキャラクターを選択する事が可能になっている。 PS4/Xbox One/Switch/Steam『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』では日本版『ZERO』と海外版『ALPHA』が共に収録。 アーケードの完全移植のため、『FG』の追加要素はない。 その後の展開 続編として『ストリートファイターZERO2』、『ストリートファイターZERO3』が発売されている。 余談 開発秘話(参考動画) 元々は、カプコンが当時5万枚ほど在庫を抱えていたCPシステム(CPS-1)の在庫処分企画として立ち上げられ、当時としては既に古くスペックの低いCPS-1に合わせて開発されていた模様。 ストリートファイターIIの大ヒットにより80万枚も生産されていた。 しかし、本作が注目作となり売れ行きが期待できるとのことで、開発途中で急遽上位版であるCPシステムII(CPS-2)での発売に変更され、CPS-1の在庫処分計画は反故になってしまった。このため、本作はCPS-2向けタイトルでありながらもグラフィック周り(特に背景)がシンプルな出来となっている。 当初の予定であったCPS-1の在庫処分計画は、後述のCPSチェンジャー版にて一部受け継がれたものと思われる。 『ファイナルファイト』からのキャラ参戦により、両シリーズが同一時間軸の作品であることが明らかになった。 ガイの参戦はスタッフのリクエストからである(*12)。 コーディーは『ZERO3』や後の本家『ストリートファイターIV』にて囚人服姿で参戦している。 ハガーは『マッスルボマー』シリーズに出演しているが、ストリートファイターシリーズには一度も参戦していない(*13)。
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今日 - 合計 - タグ 格闘ゲーム ストリートファイターALPHAの攻略ページ 基本情報 ストーリー 攻略情報 Tips プチ情報 関連動画 参考文献、参考サイト 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] 開発 CRAWFISH Interactive 販売 カプコン ハード ゲームボーイ 発売日 2001年3月30日 価格 4,300円(税別) ジャンル 格闘ゲーム プレイ人数 1人 『ストリートファイターシリーズ』から派生した『ストリートファイターZEROシリーズ』の一本。ゲームボーイカラー専用。 アーケードゲーム『ストリートファイターZERO』の移植作品。ただし日本版ではなく海外版を元にしていて、タイトルが『~ZERO』でなく『~ALPHA』なのも海外版のタイトルをそのまま用いているため。 ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2022年08月02日 (火) 19時49分45秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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登録日:2010/06/11(金) 18 08 42 更新日:2024/06/25 Tue 13 50 33NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 PXZ おっぱい星人 アンチヒロイン ガチレズ キュアベリー ジュリ ストリートファイター スパイダー ダークヒロイン テコンドー ドMホイホイ ドS ハン・ジュリ レズ 三白眼 元旦生まれ 喜多村英梨 変態 外道 属性過多 指ぬきグローブ 敵女 春麗の嫁 横チチ 百合 義眼 蜘蛛女 韓国 風水エンジン 『ストリートファイターⅣ』シリーズに登場するキャラクター。 ファイティングスタイル:テコンドー 誕生日:1月1日 出身地:韓国 身長:165cm 体重:46kg 3サイズ:B83/W56/H85 血液型:AB型 好きなもの:辛い食べ物、蜘蛛、巨乳 嫌いなもの:ノリの悪いヤツ、ルール 特技:一度通った道は忘れない キャッチコピー:抑えられない破壊の快感(Ⅳ) 欺く紫煙(Ⅴ) CV:喜多村英梨 【概要】 セスの懐刀の女性。漢字で書いたら韓蛛俐。 コードネームはスパイダー。 相手を拷問しようが殺害しようが微塵の躊躇も持たない残忍な性格の美女で、強力な格闘家を破壊することに喜びを感じる。 釣りあがった両の眼、パッツン前髪、ドリルのような髪型、どこから突っ込めばいいのかわからない踊り子のような衣服など、例に漏れず異様な外見。 背中にはコードネームを表す蜘蛛の紋様が入っている。 勿論こうなったのには理由がある。 ジュリは元々、シャドルーと敵対していた検事の娘だった。 彼女は15歳にして韓国テコンドー界の覇者となる天賦の才を持ち、両親からも愛され何不自由なく暮らしていた。 だが、一家でのドライブ中にシャドルーに襲撃を受け、父を殺され(*1)、自分も拷問を受けて左目を潰された。 要するにグレてしまったわけである。 特技から見ても根は生真面目らしく、言葉自体には意外と正論を突いた発言が多い。 その左目には、風水エンジンと呼ばれる義眼(勿論見えるらしい)を埋め込まれており、それを利用した力で戦う。 セスに雇われてはいるが、忠誠を誓っている訳ではなく、ベガと共倒れになってしまえばいいと思っている。 キャミィの友人となったユーニに大怪我を負わせたことがあり、彼女から仇として狙われている。 韓国内の格ゲーファンから寄せられた 「SNKには韓国人キャラがたくさんいるのに、カプコンには1人もいないのはおかしい」 「中国人と日本人は何人もいるのに何で韓国人が1人もいないんだ?」 「ストリートファイターにもキム・カッファンのような韓国人キャラを出して欲しい」 などといった批判と要望に応えるために生まれたキャラクター。 だが、開発コンセプトは『韓国人からも批判が来るような強烈なキャラ』。 当然韓国人から「こんな韓国人がいるか」と批判されるも、カプコンは「インド人は手が伸びるんですか?」と切り返したとか。 設定が固まるまで難航したようで、企画当時はもっとエゲつない悪女キャラだったらしいが、「さすがにこれはヤバい」と修正され現在に至ったらしい。 修正されてアレかよ。 (開発当初は風水エンジンによるドーピングで強化された一般人だったが、さすがに苦情が来て元からテコンダーだったことになったらしい) 日本国内でも当初は韓国設定や、「KOFっぽい」「どのへんがテコンドーだよ」という意見がありやや賛否両論だったが、 全体的にエロいという最大の武器があったのでしだいにジュリちゃんにいじめられたい紳士派とむしろジュリちゃんをいじめたい紳士派が誕生し、 結果的には評価は上々。 やっぱり横チチは強い。そしてPC版ではもちろんエロMODの被害に ハカンと同じく「キャラクター自体の完成度はストⅣ新キャラ勢の中でも高い」とされている。 後のⅤではDLC追加、6では初期実装キャラで登場、それ以外にもストクロやPXZといった外部出演にも恵まれておりストリートファイター人気女性キャラの地位を確固たるものにしつつある ストⅤではライダースーツ姿でバイクを乗り回している。 ベガにより左目の風水エンジンを抉り抜かれるも、S.I.N.研究所跡地で「風水エンジンType-A」を入手し再び光を取り戻した。 スト6では、前作でベガが倒されてしまった事で鬱屈した日々を過ごしている。 彼女の元で弟子入し、絆を深めると前述した幼少期の一件にくわえ、S.I.N壊滅後の動向がきける。 S.I.N.の社員として潜入していたアメリカのCIA一員のクリムゾン・ヴァイパーと手を組み、裏組織を次々と壊滅に追い込んでいた事を語っている。 彼女曰く「利害一致との関係で、ヤツは組織の壊滅だが私は連中が持っていた莫大な金ほしさ」とのこと。 なおストリートファイター6の公式ページでは宣伝担当者として彼女がピックアップされている。 ギルティギアのイノほどではないが、エロい台詞が多い。 没デザインにはベヨネッタっぽい物もあったらしいしさもありなん 「料理?いらねえよ。これからもっといいモン食うから、さ」 「ほらほら、好きなとこ攻めていいよ」 「オマエじゃ全然ダメ、感じない」 「試してみようぜ……色々さ?」 「本番はこれからだってのに、もう限界?」 「直にヤった方がいいじゃん。感触がさあ」 「さっさとイきな。手伝ってやるからさ」 「なかなか気持ちよかっただろ?」 「フフフ…これを覚えたら、かすんじまうよなあ。他の遊びなんてさ」 因みに担当声優の喜多村英梨女史はジュリが初めての悪役らしいが、そんなことを一切感じさせないほどダーティでサディスティックでエロティックな演技を見せている。 それでいて、投げ技が失敗した時の「うそ?」が結構可愛い。 【他キャラとの関係】 春麗 ジュリが(性的な意味で)狙っている? 春麗本人はジュリの過去を知っており、自分と境遇が似ている彼女を何かと気にかけ、更正させたいと思っている。 PXZではオバハン呼ばわりされたがあんたと年はそんなに変わらんぞ。 キャミィ 仲間であるユーニがジュリに重傷を負わされた事で彼女を恨んでいる。 だが逆にキャミィ自身もまた「復讐される側」である事を指摘されてしまう。…まさに正論。 『V』では諸事情抱えたキャミィらとともに逃避行を演じることとなる。 ベガ 父の仇であり、彼女の左目を潰した張本人。 ジュリルートでのライバルキャラクターは彼のみ。残念。 セス 雇い主。 彼女の計画を知った上で彼女を雇っており、持ちつ持たれつと言った所。 ジュリのエンディングでは勝利の後に息の根を止められる。このENDを反映してか、一部キャラのエンディングではセスは不審死を遂げている。 弟子 『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター) 機密情報を握った友人を襲撃したところに居合わせ、相手することになる。 新興国ナイシャールで再度戦った後に弟子入り。相変わらず口が悪いジュリだが、何だかんだで面倒は見ているようにも取れる。なぜか風水エンジンまで使えるスーパー弟子だが。 贈り物はバイク用のスパナを喜ぶが、一番喜ぶのは小切手(高額)。流石の話である。 【ゲーム上の性能】 スピード&トリッキーな性能のキャラクター。 テコンドーキャラということで蹴り技が多く、一部パンチボタンでも蹴り技が出る。 『IV』では飛び道具・突進技・飛び込み技を持つが、どれも癖がある。 戦い方としては、風破刃を軸に相手を攻め、画面端まで持っていくスタイル。飛びは高く鋭いので、近距離向け。 3DS版ではコマンドのショートカットができるので更に扱いやすい。 ウルトラコンボⅠの風水エンジンを発動すれば、チェーンコンボが使用可能になる。 全体的には中級者向け。 キャラクターランクでは中の下に置かれることが多かった。 『6』ではトリッキーな部分こそあれ、3種の神器を備えたバランスよりの性能。 優秀な通常技、歳破衝やSA2の独自性、高性能なドライブラッシュ等光る部分も多い。 初心者も扱いやすい性能になったが、切れる手札は多いが切り得(押し付け得)な手札は意外と少ないという性能であり、上位帯になる程スタンダードキャラゆえのプレイヤースキルの要求値が高くなるキャラとなっている。 ○主な必殺技 疾空閃 空中からの飛び込み蹴り。 ヒット時に追加入力で追撃技が出る。 非常に速いが、ガードされると隙が大きい。 穿風車 突進側転蹴り。 判定が強く、削りダメージも大きいがガードされると不利。コンボの〆。 風破刃 不破刃ではない 作品ごとに仕様が変わっているジュリの重要な技。 『IV』では飛び道具を消す上段蹴りを放った後にもう一度蹴り、脚から飛び道具を出す。(ボタンによって飛ぶ角度が変わる) ボタンを押し続ければ飛び道具部分のみ溜めておくことができ、ボタンを離せば空中や硬直中でなければいつでも出せる。 技後の隙消しやコンボで重要。 『6』では上段蹴り単独の技となり、出すと「風破ストック」という固有ストックが溜まる仕様に変更された。 このストックを消費して出せる強化必殺技が強力(*2)なため相変わらず重要な立ち位置を占めている。 化殺視 『IV』限定の当て身技。 成立すると高速移動する。大概、EXで起き攻め回避に使われる。 歳破衝 『6』の風破ストック消費技の一つ。地を這う弾速の遅い飛び道具を放つ。 ストック非消費は射程が短すぎるが、ストック消費版とOD版はゆっくりと飛び続けるため圧力が高い。 風破連刃 スーパーコンボ、『6』でのスーパーアーツ1。 連続蹴りと共に飛距離の短い飛び道具を連発する。 風水エンジン ウルトラコンボ1、『6』でのスーパーアーツ2。 発動中はチェーンコンボが可能になる。 発売当初は「オリコンの再来か」とかなんとか言われて結構期待され、画面端の7割コンボも開発されたが、結局スパⅣACで暴れ回ったユンの幻影陣の影に隠れてしまった可哀想な奥義。 『6』では専用コンボなどを覚える必要はあるがその独自性から固め・崩し・コンボに投入可能という高い性能を持つ技となった。 回旋断界落 ウルトラコンボ2。 回転しながら上昇する。当て易いが、失敗すると着地するまで無防備。 『6』ではスーパーアーツ3として再登場。発動時の上段蹴りを当てることで技に入る。 【余談】 実は彼女、 レズである。 レズである。 大事な事なので二回(ry 好みのタイプは「巨乳」の美女。 初期の頃は「好きなもの」欄で堂々と公言していたが流石にマズイと見なされたのか、現在は削除済み。 先述の過去設定ゆえに男はコリゴリなのかもしれない。 ちなみに同性愛者設定になった理由も「韓国人からも批判が来るような強烈なキャラ」。 ご当地は儒教の教えが根強いので「女性は男性に尽くすもの」という思想も濃く、女性が結婚しないどころか同性愛に走ること自体ガチに地雷扱いされている。 そういうわけで現在は裏設定扱いであるが、台詞などにはしっかりと名残が残っている。 特にライバルの一人である春麗には挑発的かつエロい発言が多い。 春麗「ジュリ、待ちなさい!」 ジュリ「ああ、まだやられ足ンないの?それともあたしに惚れちゃった?」 …いや、そりゃアンタの方だろと小一時間(ry なおこのおっぱい星人設定を消したからか、初期設定から8㎝もバストが上がっている。 二次創作では春麗LOVEになったり他の女の子キャラクターを狙ったり、根の生真面目さからかツッコミ役やイジられ役になったりとネタにも事欠かない人物。 特に25歳前後で中二病(で変な髪型)という部分がネタにされやすいが、 あくまでゲームでは真面目なキャラなので(二次創作全般に言えることだが)この手の話は場をわきまえること。 今後の活躍が楽しみなキャラクターの一人である。 追記・修正はジュリをにゃんにゃんもしくはわんわんしたいと思った方からお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] キタエリが楽しそうでなによりです。そんなキャラ -- 名無しさん (2013-12-01 10 07 06) 真面目に練習したキャラだな。それくらい使いやすいし楽しい -- 名無しさん (2013-12-02 03 49 34) かわいい -- 名無しさん (2013-12-02 04 36 39) コマンド入力も簡単な方だよね。春麗と結婚しろよと -- 名無しさん (2013-12-02 07 20 39) 複数の風破刃を溜めつつコンボに使おうとすると難易度が跳ね上がる -- 名無しさん (2013-12-26 17 15 55) ↑あー…あれは確かに指が死んだわ -- 名無しさん (2013-12-26 21 28 32) クロスゾーンでエレナとペアを組んでほしかったなあ -- 名無しさん (2014-03-23 18 29 36) 少女時代にあれだけ酷い目に遭わされれば男を恋愛対象として見れなくて当たり前だよなぁ… -- 名無しさん (2015-01-04 07 57 37) 見た目と韓国ってことで毛嫌いしていたんだが…、今度、まじめに使ってみようかな。やり込めば好きになれるのか? -- 名無しさん (2015-03-24 01 46 47) 髪型変えるとものすごくかわいい。 まぁ無難なキャラにしたくないからあえて髪型これにしたんだろうけど -- 名無しさん (2015-03-24 10 18 14) 韓国人だったのか…まあ差別自体嫌いだからどうでもいいけど -- 名無しさん (2015-09-29 17 39 23) 上で言われてる様に特定の国要素皆無のデザインだしなぁ -- 名無しさん (2015-10-09 01 52 35) レズ設定が裏設定化したのは韓国は同性愛は完全NGだから。それでもなかった事にはされてない所を見ると「レズビアンの女格闘家」のキャラは作ってみたかったんだろうな。ストVでも参戦しないかな... -- 名無しさん (2015-10-09 05 50 45) VだとキャミィEDで出番あり。多分本格的な参戦は続編かな。 -- 名無しさん (2016-02-28 05 52 41) ↑DLC配信が決定してるよ。いつかはまだ未定だけど -- 名無しさん (2016-02-28 07 31 18) Vでも百合ネタかましてくるのかな。流石に結婚はしないと思うけどな -- 名無しさん (2016-02-28 08 02 56) ↑5 へーそうなのか、でも逆に同性愛NGな国風なのにレズキャラってのも逆にアウトローっぽさが出てるかな? -- 名無しさん (2017-06-26 20 46 00) どんなキャラにしても叩かれるなら叩きやすいキャラを作ったろうとかかっけえナ。この頃のカプコン凄かったんだな -- 名無しさん (2018-03-10 17 40 56) キャラ的にはなかなか面白い人だと思った(小並感) -- 名無しさん (2019-07-04 14 32 36) 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-12-25 21 45 45) スマブラSPECIALでのジュリのスピリット(ベヨネッタ)は序盤の鬼門だった -- 名無しさん (2020-01-31 20 37 04) 韓国ファン「韓国人キャラ出して?」→カプコン「おかのした。(ジュリ爆誕)」→韓国ファン「違う。そうじゃない。」 -- 名無しさん (2020-06-29 11 49 06) 悪堕ちと闇堕ちの両方を達成したキャラ。実は復讐心も忘れていない。 外的要因で闇(悪)堕ちした点ではバルログに似ている(まぁ堕ちた理由が致命的に違うが)。 -- 名無しさん (2021-05-18 16 08 52) ぶっちゃけ要望通りの真面目美形テコンドーキャラとかより余程魅力があるので結果的には大成功キャラ -- 名無しさん (2022-02-23 22 02 51) ↑わかる 凄く魅力的だわ。女性キャラの中では一番好き -- 名無しさん (2022-03-12 10 07 42) 4・5・6と連続出演してるあたり中々人気あるね -- 名無しさん (2023-04-29 20 52 37) 登場した当時はネットで右翼達に散々バカにされてたが、今は人気キャラとして定着してんのな。時間経過と共に評価が裏返った点はさくらと似てる。個人的にはストリートファイターに悪人(?)の女性キャラが出た事を評価したい。今までの悪人側の女性キャラは、ベガ親衛隊みたいな量産型の洗脳キャラしか居なかったし。 -- 名無しさん (2023-05-20 19 52 10) 6ではなんだかんだで師匠してんなコイツ…あっ師匠風水エンジン使えるようになりました! -- 名無しさん (2023-06-15 18 50 52) ↑「またかよ」って言いながらスパナもらい続けるジュリは確かに可愛い。段々デレてくるのが分かりやすい -- 名無しさん (2023-06-23 10 20 20) ↑6真面目美形テコンドーキャラって、まぁキム・カッファンなんかもそうだけど、強いのだけが取り柄みたなキャラだしなぁ。チャン、チョイの方がキャラ立ってるレベル -- 名無しさん (2023-06-23 10 23 37) ↑2 一番喜ぶのは小切手(高額)なあたり何とも「らしい」話 -- 名無しさん (2023-07-17 22 33 20) ↑2チャン、チョイは確かに良いキャラよね。ジュリのWTでの活躍はキタエリ本人がWTやったYoutube動画が、本人がセルフアフレコしてくれてるのでちょっとお勧め -- 名無しさん (2023-08-02 10 08 42) 幼女ジュリかわいすぎだろ -- 名無しさん (2023-08-23 12 14 12) 実は……も何もないけど、足フェチホイホイな裸足で足癖の悪い女キャラである -- 名無しさん (2023-09-07 11 53 46) 巨乳とかレズは裏じゃなくてボツ設定じゃねえかな… -- 名無しさん (2023-11-16 03 09 59) 初見vチューバーからほぼ高確率で「可愛い」と人気なの凄いな。惹かれやすい物を持ってるんだろうか -- 名無しさん (2024-06-14 20 49 27) 名前 コメント
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ニイマルイチマル ストリートファイター 機種:FC 作曲者:民谷淳子 開発元:カプコン、ステイタス 発売元:カプコン 発売年:1990 概要 1990年に発売されたアクションゲーム。「2010」は「ニイマルイチマル」と読む。 タイトルに「ストリートファイター」とあるが、少なくとも日本版は同名の格闘ゲームシリーズとの関連性は無い。 海外版では『Street Fighter 2010 The Final Fight』とタイトルに「ファイナルファイト」が追加された上、 ストーリーが大きく変わって主人公が初代『ストリートファイター』で優勝したケンの未来の姿とされ、かなりややこしい事になっている (本編シリーズの歴史では初代でリュウが優勝したのが正史)。 多彩なアクションやバラエティに富んだステージ構成、高クオリティのグラフィック・BGMなど、やり応えがあるゲーム内容が評価され、ファミコン後期の傑作アクションゲームの一つとして知られている。 2010年初頭に『ゲームセンターCX』で有野課長が本作に挑戦した事でも有名。 本作単体でのサントラは現在でも出ておらず、これまでは下記のサントラに1曲のみ収録されるだけに留まっている。 収録曲 「ステージ1 BGM」以外の曲名は暫定。 曲名 補足 順位 2010メインテーマ オープニング、ステージ5-1、スタッフロール ケビンVSターゲット ターゲット表示画面 ステージ1 BGM ステージ1-1 次元ドアオープン オープンパワーゲージフル時 ステージ1-2 BGM ステージ1-2、2-1 亜空間 ステージ間ステージ ステージ1-3 BGM ステージ1-3 第13回579位 ステージ1-4 BGM ステージ1-4 ステージ間デモ ステージ間デモ、ステージ2-3、3-2 ステージ2-2 BGM ステージ2-2、3-4 ステージ2-4 BGM ステージ2-4、4-3(地上) ステージ3-1 BGM ステージ3-1 ステージ3-3 BGM ステージ3-3 ステージ3-5 BGM ステージ3-5、5-3 ステージ4-1 BGM ステージ4-1 ステージ4-2 BGM ステージ4-2 ステージ4-3水中 BGM ステージ4-3(水中) ステージ5-2 BGM ステージ5-2 ゲームオーバー ゲームオーバー コンティニュー コンティニュー Dr.ホセ ステージ5-3:ラスボス登場デモ エンディング エンディング サウンドトラック カプコン ミュージック コレクション Vol.0 「ステージ1 BGM」のみの収録。 PV
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キングストリート 雨の国イギリスの霧深い大通り。 鉄道や街路に、蒸気の時代の名残がある。 歴史ある建物は英国紳士、淑女御用達の喫茶店。 アルフレッド ここは霧に包まれた街。 あらゆるところから蒸気が噴き出す。 見通しは悪いが、 柔らかな灯りが美しいだろう? フィッシュアンドチップスでも 食べながら、ゆっくりすると良い。 私が何をしているのか? ふむ、いい質問だな。 君をここに招いたが、まさか キャミィに一目置かれるとは思っていなくてね。 君が信用に値する人間か 見定めさせてもらってる、というところかな。 ま、そう身構えないでくれ。 上司の身を案じているだけだ。 我々の組織は、大っぴらには 言えないが、ま、正義の味方だ。 とりわけキャミィは正義感が強くて、 キツい性格に見えるかもしれんが…… 素直になれないだけだ。 我が上司ながら、かわいいだろう? ほぉ…… その感じ、鍛錬は順調とみえる。 どうだい? キャミィの闘い方は合っているかい? 素早い身のこなしを必要とするからね。 向き不向きは少なからずあるさ。 すごいな……。 まるでキャミィを見ているようだ。 この期間でここまでとは、 正直驚いているよ。 彼女が君に目をつけたこと、 間違いはなかったっていう訳だね。 ヴァイオレット そこの通りを歩いてて、キャミィに チェックされたのって、あなたね? ほんと、あの子ったら 捨て猫を放っておけないみたいに…… 強くなりたい子を、拾ったり しちゃうんだから。 キャミィがあなたを気にし始めたのは…… どこかに、危うい感じが あったのかもしれないわね。 「強くなりたい」って道には、そういう 迷い道があったりするの。 あの子はそれを、良く知ってるのよ。 ちゃんとキャミィに付き合ってあげてる? まぁ、ちょっと不器用なところもあるけど… それでも、あなたを認めてるのは間違いない。 あの子なりに変わろうとしてるのかしらね。 どう? キャミィの教えを聞いて強くなれた? って、そんなの分からないよね。 でも最初の頃から変わってるよ、あなた。 その目。 ちょっとだけキャミィっぽいなって思っちゃった。
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登録日:2010/07/13 Tue 20 28 36 更新日:2024/06/27 Thu 20 38 46NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 PXZ2 カプコン サイコクラッシャー サイコトラック サイコパワー サイコ投げ シャドルー ストリートファイター タイ トラック運ちゃん ナムカプ バイソン将軍 ベガ ベガ様 マント ラウル・ジュリア ラスボス レガース ヴィラン 内海賢二 加藤保憲 四天王 変態 夢は大きく世界征服 嶋田久作 悪のカリスマ 悪役 日下武史 格闘ゲーム 楠大典 白目 笑顔がチャーミング 総帥 総統 若本規夫 西村知道 鷲崎 我がサイコパワーの前にひれ伏せィッ!! / ̄ ̄ ̄ ̄\ /≦三 卯≦三 ヲヽ / └─ YY厂 ̄´ ∧ / /ニニニニニニ≧ミ ∧ / /ニニニニニニニニニニニヽ ∧ / / /ニニニニニニニニニ>ニ| | / / //{ 云ニニニニニ≧云 ∨ ∧ ∨ {/ ` ̄´ { ⌒ ̄´ 〉、 ∧ ∨ ∧| /_二´-‐─┐ /う | / \{{ ハ ∨ィT TTソ | / / |ト、| ` ̄ ̄ ̄´ / .厶イ j i ´ ̄` / ノ 厶イ\ / ̄ ̄\ r<7´ 厂´\____/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` | / / / | , ′ /´ ̄ ̄ ̄ ̄/ -‐─┤ { { / /´ _ > ´ /⌒∨ / / > / / /´ ./ / ̄`ヽ _______ .> ´ / / / / / |{ ̄ ̄| .| / { ̄`ヽ /⌒| ./ / / ./ / / fニニヽ | ー一 |/ | ` ̄´∨ / | / / / / / {_____|_冫 |__ j |. / ∧ ∨{ / / / / / \ | | | | ./ ノ .|/ ./ ./ / | { { ⌒ヽ | ∧ | ── |/ | | { / / .| | ∨ ∧∨ ∧ .| { /⌒| | | L_ \_/ { j、 ∨ ∧∨ ∧∧ ∨ j / / \__ / { / / \ ∨ ∧∨ ∧ノ ∨ / / / / | / / \___ \ ⌒\ ヽ ∨ / / / | ./ { ` ̄ ̄ ̄ \ | \ / / ベガとはストリートファイターシリーズのキャラクター。 海外版の名前は『M・バイソン』。 【プロフィール】 出身地:不明 誕生年:不明 誕生日:4月17日 身長:182cm 体重:112kg (*1) スリーサイズ:129・85・91(II)、133・90・92(ZERO) 血液型:A 好きなもの:世界征服 嫌いなもの:弱い者、無能な部下 特技:催眠術 CV:西村知道(ZERO・EX他)、若本規夫(CVS・SVC・IV・V他)、楠大典(シュガーラッシュ・6)、日下武史(MOVIE)、内海賢二(ストⅡV) 赤い軍帽と軍服に黒いマントを身につけた男性。肩、腕、膝下に鎧を付けている。 サイコパワーを操るシャドルーの総帥にして、非常に強力な超能力の持ち主であり、他をよせつけない圧倒的な機動性と多彩な攻撃を誇る。 『ストⅡ』でラストボスとして登場し、その見た目のインパクト、恐るべき強さや機動性で強烈な印象をプレイヤーに与え 「ボス=サガット」のイメージをも完全に葬り去った。 豪鬼出現後はやや影が薄くなるが、実力は変わらずトップレベル。 性格は極悪非道で、目的のためなら手段を選ばない。 任務に失敗した部下は容赦なく始末し、優秀な格闘家はサイコパワーで洗脳・改造してムリヤリ戦闘員に仕立て上げる。 そうして作り上げた戦闘員や、幼少期から育てた改造クローンで構成されたベガ親衛隊を抱えている。 親衛隊は構成員全てが10代の少女であるため、ベガ=ロリコンは定説となっている。 バルログは「ベガにしては珍しく評価出来る感性」だのと褒めていたが。 ベガ親衛隊の多くは月(年月の方の月)の名前が付けられている。 他にもアニメ映画版でケン・マスターズを洗脳し、リュウと闘わせていた。 ポケットファイターでは満面の笑みでソリ遊びに興じておられる。 ソリに夢中なので戦いには参加しない。 ストリートファイターのナンバリングの中で『Ⅰ』(そもそも『Ⅱ』の前作だし)および『Ⅲ』のシリーズには登場しない。 クロスオーバー作の「VS. シリーズ」では「X-MEN VS. ~」「MARVEL SUPER HEROES VS.~」「MARVEL VS. CAPCOM 2」に参戦、「MVC1」でもデモにのみ登場する。 【名前】 国内版と海外版で名前が違う。(海外名「M・バイソン」) 『ベガ』は世界的に女性の名前というイメージがあり、極悪なボスキャラクターには相応しくないとされたため(*2)。 ちなみにベガはスペイン語では女性名詞になっており、日本でも七夕の「織姫星」として知られる星の名前でもある。 また、マイク・バイソンも明らかに元ネタのマイク・タイソンにそっくりだったため米国で肖像権絡みで訴えられることを危惧したことや、 バルログも『指輪物語』の屈強な怪物の名前であったためこちらもイメージに合わないと判断されたことにより、 シャドルーの総帥「ベガ」はサイコクラッシャーで突進するイメージで猛牛の「バイソン」に、 黒人のボクサー「バイソン」はムキムキなイメージの「バルログ」に、 美形スペイン忍者の「バルログ」は女っぽい印象の「ベガ」に、それぞれ名前がシャッフル交換された。 なお残りの四天王であるサガットは『ストI』で登場済だったため除外。 ぶっちゃけややこしいが、基板コストの関係で名前のグラフィックや音声を使い回すためにこうなってしまった。 なお海外版「M・バイソン」の「M」はマイクの略ではなく、作品によって「マスター」だったり「メジャー」だったり「マイティ」だったりと一定していない。 実写映画など日本語化作品の一部では「バイソン将軍」とも称される。 英語圏のユーザー間ではこの紛らわしさを解消するため、それぞれ「Dictator(独裁者)」「Boxer(ボクサー)」「Claw(爪)」という名称が使われることも。 【モデル、前身】 『帝都物語』『帝都大戦』などに登場する大日本帝国陸軍の「加藤保憲」がそれである。 強力な超能力を使用し、帝都・東京を壊滅に追いやるほどの圧倒的な魔人。 ベガもその力を継承しているため、格闘ゲーム出身キャラとしては最強クラスのパワーの持ち主。 ベガを超える力を持った格闘キャラが降臨することは、それこそ魔法が普通な世界とかでもない限りはまずないと言われる。 まぁ、豪鬼にフルボッコにされたり、ギルと互角の戦いやってたりするけど。 厳密にいえば、直接的なモデルは同じく加藤保憲をモチーフとした猿渡哲也原作の漫画『力王』のキャラ「鷲崎」。 特に『II』時代は原作をモロに模写・トレスしたのではないかというレベルで『力王』本編にそっくりなイラストが多い。 後年になって初期の設定資料が発表されたが「これが漫画のトレスじゃないとは言わせんぞ」というレベルのベガの絵があった。 ベガ特有の「片手を顎に添えた立ちポーズ」も作中で鷲崎が椅子に座り頬杖をついているシーンがモデルとされる(*3)。 企画時の名前が鷲崎→イーグルヘッド→ベガ(アラビア語で「急降下するワシ」を意味する)と変遷している。 現代の感覚だとパロディにしてもあまりにも元ネタに寄りすぎていて問題になりそうだが、当時は色々とおおらかな時代だったのである。 【経歴】 ベガもかつては一介の普通の青年であった。 しかし常日頃から強い上昇思考が悩みの種でもあった。 何でも一番でなければ気が済まず、何か物事を始めるとどんな手段を講じてでも、その世界の頂点に立とうとする。 「これ以上悩んでいたら頭がおかしくなる…」とストレス発散の手段として格闘技を始める。 最初は娯楽のつもりだったが、サイコパワーを操る有名な武術の師範と出会い、彼に弟子入りする。 師の下で修業を積み、武術・サイコパワー双方で師を越えるほどの実力を身に着けていく。 だが師は彼に対して常に見下すような態度を取り続けており、耐えかねたベガは師を殺害。 そして身に着けた強大な力に呑まれるように世界征服の野望に取りつかれていき、暴走を開始する。 サイコパワーと武力を駆使し、優秀な人材を集めてシャドルーを結成し、シャドルーを手足として、 麻薬密売から拉致、要人暗殺を狙った爆破テロ(*4)など、ありとあらゆる犯罪に手を染めだす。 『ZERO』と『ZERO2』のナッシュEDによれば、ナッシュの上官(アメリカ軍部)とまで癒着している様子。 サイコパワーによって自分の魂をコントロールすることが可能で、例え今の肉体を失っても別の肉体に魂を乗り移らせることによって 何度でも復活できるという人ならざる異能力を身に着けている。 そのサイコパワーは、「憎悪」の感情によって発動・増幅されるらしい。 ゲーメスト誌の増刊で語られたサイドストーリー、アニメ『ⅡV』、どちらも彼のパワーは「憎しみ」が重要であると語られる。 『II』の30年前にサンダー・ホークの故郷を襲う。 『II』のバックストーリーでは、世界征服の下準備と戦闘員に利用できる格闘家の確保という目的で世界格闘選手権を開いた。 (「さあ 表彰式だ。 なにいっ、リュウがいない! 一体 どこへ…?」のアレである) 『ZERO』ではサイコパワーを封じようとするローズを退け、マイク・バイソンとバルログとサガットをスカウトしてシャドルー四天王を結成する。 更に、殺意の波動を秘め、極めて高い素質を持つリュウにも目を付ける。 『ZERO3』ではサイコパワーが最盛期を迎え、筋肉が大きく膨れ上がっている。 しかし強すぎるサイコパワーに肉体が耐えきれないと判断し、代替ボディとしてリュウを狙う。 焦りからか世界征服計画も一気に進めるも、世界征服もリュウ獲得もあらゆる格闘家によって阻止され、最後には肉体が爆発して消滅する。 結果的にほとんどのキャラのEDで「ベガが倒され消滅する」という結末に帰結するため、ネット上の動画サイト等によるED集は事実上「ベガ消滅シーンまとめ」となっており、最早ネタの領域。 特にシリアス担当のメインキャラ以外のEDはギャグ的展開が多い 『ZERO』シリーズ自体は公式には『II』のパラレルワールド的位置づけとなっているため『II』以降にもベガは登場するが、 『IV』以降は『ZERO』シリーズにおける展開や設定もある程度正史として取り込んでいるため、 現行の展開を踏まえ『ZERO』と『II』の間で代替えボディに換装したという解釈もなされている。 『Ⅱ』ではラストボスとして初登場。『ストリートファイターⅡダッシュ』にて使用キャラクターに昇格する。 ストーリーが殆どなかったこともあってか、ぶっちゃけ『ZERO』以降とは別人レベルで性格が違う(後述)。 アップデート版の『スーパーストリートファイターIIX』では乱入した豪鬼に連撃(のちの瞬獄殺)をかまされ、なんやかんやでシャドルー壊滅。 これ以降、プレイヤーでなく常にベガに狙いを定める豪鬼にフルボッコにされる事が度々おこり、前述の『ZERO』でも豪鬼に叩きのめされるEDが存在したり、ウドンエンターテイメント製のコミック版でも豪鬼に全く歯が立たずに敗北している。 流石にラスボスとしてこの扱いはどうなのか、ということで『Ⅳ』以降はこの手の描写は無くなり、シャドルー壊滅も、ベガがリュウ・ケン・ガイル・春麗・キャミィの5人を同時に相手にした激闘末に敗北、という壮絶なものに変わっている。 一応『IV』でも「豪鬼にフルボッコにされた状態」がコスチュームというものは存在しているが、衣装はズタボロ表情にも関わらず不敵な表情は変わらない為、逆に凄味が増す形に。 当時、ゲームのラストボスと言えば筋肉もりもりマッチョマンの大男が主流であった為、スリムな体格の優男がラスボスとして並み居る格闘家をバッタバッタと薙ぎ倒す様はかなり衝撃的であった。 『IV』ではシャドルーがベガの乗り換え用人造ボディを研究開発している事が判明。 ベガの代用ボディの内の一つ、セス反逆の報告を受け、不完全な代替ボディで再臨。シャドルーを復活させ、四天王を召集する(ただしサガットには断られた)。 完全な肉体を求め、再度リュウを狙う。 『V』では肉体に限界がきたためかマッチョボディは相変わらずながら髪が白髪になり、軍服の裾が伸びてロングコートの様になっている。 ゼネラルストーリーにおいては、サガットの後任として新たに四天王の一角に就いた毒手の使い手ファンの指揮の下、 失ったサイコドライブの代わりに開発した特殊兵器「黒い月」の力で世界を破滅に追い込み、 負の感情を吸収してパワーアップする「チェインズ計画」を推進。 陰謀を阻止すべくやってきたリュウとその仲間たちを基地の最奥で待ち受ける。 ……が、肝心のベガ本人はプロフィール好きなものに挙げるほどに執心していたはずの世界征服に さほど関心を持っていないような素振りを見せるなど、どこか旧作と異なる様子を垣間見せる。 そして戦いの中で彼の真の目的が明かされていく。 時系列上、『III』におけるシャドルー壊滅の経緯を描く物語となるため、 因縁を持つすべての者たちにとって、正真正銘、最後の戦いとなる。 『6』では既に故人(一応)となっているため登場しないものの、かつてベガの部下であったJPからベガという男の人となりについて聞くことができるほか、ワールドツアーにてシャドルーの残党が登場するなど、本人不在ながらもその影響と存在感は未だ色濃い。 【ゲーム上の性能】 大体のシリーズで中堅~強キャラとの評価であり、特にダッシュではサガットに並ぶ、ぶっちぎりの最強キャラ。 あまりの強さに店によっては対戦で使用禁止キャラに指定されたり、ベガで乱入しただけでリアルファイトの被害に遭ってしまったという人までいた程。 後述の「サイコ投げ」によるハメ技で一方的に蹂躙でき、ゲーメスト誌上でもキャラクター同士による座談会まで組まれる事態に。 しかし『ダッシュターボ』ではその強さに天罰が与えられ、逆にぶっちぎりの最弱キャラにされてしまった。 元々はラスボスキャラとして設定されていただけに、ターボ以外では優秀かつ使いやすい物が揃っている。 「ZERO」以降は飛び道具のサイコショットが追加され、同じコマンドのサイコクラッシャーがスーパーコンボに昇格。 プレイヤー操作となった際には、必殺技の大半が溜め技で構成されている溜めキャラ。 しかし同じ溜めキャラのガイルと違い、余り待つのは得意ではなく、攻めながらも溜めを維持しなければならない中〜上級者向けのキャラクター。 歩きが早く、通常技の滑るように足元を蹴るホバーキックから、サイコクラッシャーやダブルニープレスなどの各種突進技。空中からトリッキーな攻撃を仕掛けるヘッドプレスなど、奇襲に特化している。 反面、安定対空に乏しく、追い詰められると切り返す手段が少ない。 こうした仕様のため、溜め技を碌に時間もかけず乱発出来るCPUの高難易度モードでは恐ろしく強くなるキャラクターの1人。 【主な使用技】 ・ホバーキック しゃがみ強キック。両足を前方に突き出したような姿勢でスライドする。 足を滑らせて尻餅をつきそうな姿勢、といえばわかりやすいか。恐らくサイコパワーで滑っていると思われる。 通常技のため技の出が早く突進距離も長く、遠距離から足払い判定でダウンを奪う事が可能。 作品によっては起き上がりに重ねることで逆ガード(めくり)を狙えたりする。 だがガードされると隙は大きいため、慎重に使う必要がある。 劇場版アニメではこの技でリュウとケンの二人を跳ね飛ばした。 ・ダブルニープレス 低空前方宙返りをしながら両足を蹴り下ろす突進技。 資料ではアドンが自身のバーチカルローリング(後のジャガーキックに相当)を盗まれたと言っている。 初出の『Ⅱ』では必殺技扱いではなかったが、2発目が立ちガードできない上に有利時間が長いため、厄介な技に変わりはない。 一旦攻撃を喰らうと抜け出す事はできず、ピヨりまで連続で入る。 『ダッシュ』でプレイヤー用になってからは必殺技になり削り能力がついた。 当時は「ガードさせて有利」というトンデモな技であり、ヒット後に通常技を繋げてコンボすることすら可能。 これによる「ダブルニーはめ」という凶悪無双な連係までできてしまい、一時無敵を誇った。 『Ⅳ』ではさすがにそこまでではないものの、「ガードさせて5分」という(同作の突進技の中では)やはり破格の性能を持ち、固めの主力。 EX版は更に出掛かりに無敵判定が付与され、あらゆる状況に割り込める凶悪な性能を誇る。 ただし硬直や速度・距離が作品によって結構違う為、打てば反撃確定の死に技になっている作品もある。 ・ヘッドプレス 下方向へのタメから腕を組んで相手の上空高く飛び上がり、相手の頭に直立して踏みつける技。 飛び上がってから相手をサーチして強襲する為、飛び道具や奇襲に対して滅法強い。 同時にシャドルー総帥のベガ様らしい技で、相手には屈辱感による精神的打撃も与える。 踏みつけたあとは、再び高くジャンプして後方へ飛びすさるので隙を突きにくい。 この後も空中制御が可能で、後述のデビルリバースやサマーソルトスカルダイバーに繋げることもできる。 ただし何故か必殺技でありながら、『Ⅱ』『ダッシュ』『ダッシュターボ』まではケズリダメージが無い。 EX版は無敵が付き威力が急上昇、更に当たればダウンを奪えるようになる。 『ウルⅣオメガ』では飛び上がってサーチするだけの「デスフラッター」という技がある。 『MVC2』ではあのケイジャンバグに唯一対応できる技だが、ベガ自体の使用率が・・・。 ・サマーソルトスカルダイバー 「ヘッドプレス」後、打撃ボタンを押すことで連続技として繋げることができる技。 両手を前方に振り下ろしサイコパワーを纏った手刀を放つ。『スパII』以降削り可能になった。 『ZERO』シリーズではサイコパワーを纏った掌底による攻撃になっている。 ・デビルリバース 『スパⅡ』より登場。 下方向のタメから空高くジャンプし、落下しながらサイコパワーを纏った手刀を振り下ろす。 技の動作が途中まで「ヘッドプレス」と似ており、空中で一度転身するやや変則的な軌道を描き攻撃する攪乱技。 『スパⅡX』では落下地点をある程度操作できる。 ・サイコクラッシャーアタック ベガのサイコパワーを象徴するような技で謂わばベガの代名詞とも言える必殺技。 サイコパワーを全身に纏い、ドリル状に回転しながら飛ぶ突進技で、食らった相手は青い炎に包まれる。 初出の『Ⅱ』では最初に溜めモーションがあり、さらに攻撃を受けると2倍のカウンターダメージを貰うと言う仕様であった。 そのため実はそこまで強い技ではなく、むしろ出して来たらチャンスと思うべき。 しかしプレイヤーキャラとして昇格したダッシュでは技性能が物凄く向上。 最初の溜めモーションがなくなっただけならまだしも、ガードされても3回削れる(*5)(*6)という極悪性能。 更に全身が攻撃判定なくせに、ベガの腰から脚にかけては全くやられ判定がないという無茶っぷり。 これを利用した「サイコテイル」というテクニックが非常に凶悪だった。 タイミングを計ってサイコクラッシャーをするだけでも起き攻めすら容易に実行出来、この技を連発してるだけでもかなり勝てる始末。 サイコクラッシャーアタックをガードさせた直後に投げる回避不可能のハメ、通称「サイコ投げ」も猛威を奮った。 その後の作品ではさすがに弱体化し、サイコテイルもサイコ投げも不可能になった。 スパコンなど超必殺技版は「アタック」を省略した「サイコクラッシャー」となり、更に強化されたものとなる。 ・ベガワープ 『ZERO』シリーズから登場した無敵移動技。 腕を組み高笑いを上げながらワープする、切り返しに乏しいベガの位置調節技。対応するボタンで出現位置が変わる。 ただしワープ直後に隙があるので相手に読まれないようにすること。 ・サイコショット 『ZERO』から登場した飛び道具。 アッパーカットのようなモーションで、サイコパワーを球状にして投げつける。 初登場の『ZERO』では画面内に弾が残っていても2発目が発射できる。作品によっては弾の軌道が特殊。 ベガにとって貴重な遠距離攻撃手段だが、出が遅かったり硬直が地味に長かったりと使いにくい。 ・サイコブラスト 『Ⅴ』で登場した飛ばないサイコショット。EX版は飛ぶが弾速は遅い。 弾速の遅さを利用し、攻めガイルの追いソニックのように盾に使える。 判定も2発分で命中すると相手が上空に吹き飛ぶため、そのまま追撃が可能。 ・サイコバニッシュ 『CvS』で追加された、ベガ版バニシングフラット。 サイコパワーを纏った腕を振り下ろして攻撃し、飛び道具を消す効果がある。 技のリーチが短いが多段ヒットする上に威力も高く動作も速い。 Aグルでは壁際で浮かせた相手に強版を繰り返すだけでかなりのダメージを稼げるため、他キャラよりもAグルを選ぶメリットがある。 ・サイコインパクト 『CvS』で追加された技で、体を屈めて踏み込みつつ顎狙いの掌底からストレートを打ち抜く突進技。 スピード・威力・硬直・隙など全てにおいて「ダブルニープレス」に劣っており、初代『CvS』でしか採用されてなかった。 『Ⅴ』でも実装されたが動作が異なり、サイコパワーで相手の身体の自由を奪い浮かせ、衝撃波で吹き飛ばす通常投げになった。 ・サイコインフェルノ 『Ⅴ』で追加されたサイコパワーの炎で攻撃する技。 しゃがんで地面に手を付き、振り上げると同時に多段ヒットする炎を目の前に放出する。 EX版は自分の周囲全体に攻撃判定があるため、回り込まれても迎撃できる。 ・サイコフィールド 『VS』シリーズで使用可能な技。 ゆっくりと進む球体を発射し、一定距離を進んだ後連続ダメージを与える球状のフィールドを作り出す。 攻撃範囲は広いのだが、発生が遅いので使いどころが難しい。 【超必殺技】 ・サイコクラッシャー 『ZERO』シリーズで使用する「サイコクラッシャーアタック」のスパコン版。 発動時の無敵時間は下記の「ニープレスナイトメア」より短いが空中ガード不可で、攻撃判定が非常に大きい。 このため空中の相手にも全段ヒットしやすいが、端付近ではヒット数が下がってしまう。 しかも地上の相手にカウンター狙いで出すと、1発目がヒットした時点で相手が吹き飛びダウンして、全段ヒットしないことがある。 よって地上での連続技の場合は「ニープレスナイトメア」のほうが安定する。 『MARVEL』シリーズではタメ不要かつ空中発動可能で、エリアルレイヴに組み込める。 サイコクラッシャーアタックが必殺技に採用されている場合はメガ・サイコクラッシャーという名になる。 『ZERO3』のファイナルサイコクラッシャーは画面の全てを覆い尽くす程のサイコパワーを纏って放ってくる。 しかもワープして戻ってくるまでは完全無敵なため、潰されることは一切ない。空中ガードも不可。 例えガードに成功してもケズリダメージだけでK.O.されてしまう可能性があるほどの威力を誇る。 ガードゲージをある程度減っている状態ではガードクラッシュが発生し、大ダメージとなる。 『EX』では巨大なサイコパワーで飛び道具をかき消して進むメテオコンボサイコブレイクスマッシャーがある。 『Ⅴ』ではクリティカルアーツとして後述のアルティメットサイコクラッシャーが登場している。 ・ニープレスナイトメア 『スーパーストリートファイターII X』において初実装されたベガの初のスパコン。 キックボタンで出すスーパーコンボで、「ダブルニープレス」を2回連続で繰り出す。 サイコクラッシャー同様、突進系の技。発生が早く無敵判定や威力に優れている。 『Ⅱ』のCPUベガが仕掛けてくる連続技を彷彿させる動きになっている。後に似た動作の「ナイトメアブースター」が実装された。 空中の相手にはカス当たりしかしないが、基本的にはスーパーコンボのサイコクラッシャーよりも高性能なことが多い。 なので、対戦ではこの技の使用率はかなり高め。 ・サイコキャノン 『EX』シリーズのみ登場した「サイコショット」のスパコン版。 手元にサイコパワーを溜めて球体にして飛ばすのだが、溜めている最中の球体にも攻撃判定がある。 ボタン押しっぱなしで溜め続け肥大化し、ヒット数や威力が上がる。 『EX3』の真ボス・ベガⅡおよびトゥルーベガは3色3種類のサイコキャノンを放つ。 サイコキャノンR:大きくて速い赤いサイコキャノン サイコキャノンG:ゆっくりと蛇行する緑色のサイコキャノン サイコキャノンB:分身して挟み撃ちにする青いサイコキャノン ・サイコエクスプロージョン 『MVC2』のみに登場するサイコフィールドを元にしたハイパーコンボ。 サイコキャノンのモーションで弾を飛ばし、当たると後炸裂する。 攻撃範囲は広いが、エリアルからつなげられるサイコクラッシャー・発生が早く威力も申し分ない二―プレスナイトメアの方にゲージを割かれがち。 ・ハートブレイクディスピアー サイコ投げを元にしたスーパーコンボ。 「サイコクラッシャーアタック」のモーションで突進し、相手を抉るように回転した後に後方へ投げ飛ばす。 モーションはほぼ同じだが、実は後半の投げが打撃扱いなのでガード可能だったりする。 ちなみに技名を直訳すると「傷心、絶望」。在りし日のリアルファイトが思い出される ・ナイトメアブースター 「泣き叫べ! ナイトメアブースター!(Scream in pain! Nightmare Booster!)」 『ストリートファイターIV』のウルトラコンボⅠ。 「ニープレスナイトメア」からの「サイコクラッシャーアタック」がヒットすると相手をえぐりながら急上昇。 「サマーソルトスカルダイバー」で叩き落とし、トドメに「ヘッドプレス」で踏み潰す、ベガの四大必殺技を組み合わせた大技。 「ここが貴様の墓場だ!(This place shall become your grave!)」 …ただし実は発生が遅いので割り込みやぶっ放しには向かないし、ガードされると突き抜けて硬直してしまう為、絶好の的になる。 EXレッドセービングやヘルアタック後に追撃として出せば連続技に組み込めるが、ややロマン技の気が強い。 無敵時間が長めなので対空にも使え、これを利用して相手の大技に合わせ割り込むという使い方も可能。 修正が入り発生が2F早くなって使い勝手が劇的に向上している。 ・サイコパニッシャー 「これで終わりだ!(The end has come!)」 『スーパーストリートファイターIV』のウルトラコンボII。 飛び上がり着地した際に衝撃波を発生させ、ヒットすると衝撃で浮き上がった相手を鷲掴み。 頭上に持ち上げて相手の腹に拳とともに強力なサイコパワーを放ち爆発させる。ヒートエンド! 「サイコパワーの前にひれ伏せぇい!!(Kneel before my Psycho Power!)」 「弱い!弱過ぎるぞ!(Bah! Such weakness!)」 奇襲、めくり、割り込みなどに使える便利技。さらに演出や若本の声がとてもカッコいいので使用者が多い。 衝撃波の攻撃判定は前後周囲に発生し、屈みガード不可。 ダメージは上記の「ナイトメアブースター」を下回るが、アーマーブレイク付きで隙も硬直も少ない。 発生から着地までは飛び道具無敵、発動後は空中制御が可能なので、相手の飛び道具を跳び越えつつ攻撃ができる。 相手の起き上がり合わせてめくりでガード方向を攪乱して潰すという戦法もあり、緊急脱出用にも使える。 唯一の欠点はやはり発生が遅く、こちらは暗転時の無敵時間が一瞬しかない。 ベガのウルコンはベガワープからのキャンセルが可能なので、これを基点にするのが有効。 ・アルティメットサイコクラッシャー 「消え失せろ…ヌゥゥン!」 「アルティメット…サイコ…クラッシャー!!」 『Ⅴ』にて実装されたベガのクリティカルアーツ。 Vリバーサル「サイコバースト」で相手を打ち上げた後、空中にワープしてサイコパワーをチャージ。 落ちてきた相手に向かってサイコクラッシャーで突撃し、壁に叩きつける。 相手を強制的に壁際に追いやった後、ベガ自身はベガワープで距離を取る。 空中でも使用可能で「サイコバースト」で相手がKOした場合はサイコクラッシャーは出ない。 「ヌゥッハッハッハッハ!!」 ちなみに『ストリートファイターⅤ』には通常のサイコクラッシャーは実装されていない。 初段のリーチは短いものの、無敵時間があるので切り返しやコンボに使える。 演出後は自動的に画面端に追い込めるので有利になれる利点が大きい。 空中でも出せるので、ヘルアタックがヒットした後の追撃にも使える。 地上ならダブルニープレスからのコンボが簡単で繫げやすく強力。 【アニメ作品でのベガについて】 劇場版「THE MOVIE」でもシャドルー総帥である彼の立ち位置は変わらず。桁外れの潜在能力を持つリュウに目をつけ、手に入れようと画策。 手始めにケンを捕えて洗脳し、リュウと戦わせるように仕向ける。 サイコパワーを駆使した戦いにおいてはリュウやケン、ガイルの何れもを寄せ付けない作中でも無類の強さを誇る。 文句のつけようのない大悪党だが、リュウとケンのタッグに対し、「武闘家として相手してやる」とマントを外し、サイコパワーも使わずに戦い(*7)、 「どうした、もっと攻めて来い」や「このベガ様に打ち込むとは、私が見込んだだけのことはあるな」と発言するなど、 一介の格闘家としての矜持も見せた。 戦い自体は終始圧倒していたが、最終的にリュウとケン二人の連携攻撃で怯んだ隙を突かれて、ダブル波動拳に吹き飛ばされ、VTOL機に衝突して爆死した。 ……と思われたが、エピローグでベガらしき人物が下山中のリュウに大型トラックで特攻を仕掛け、リュウが迎え撃つという仰天なシーンで物語は終わりを告げる。 不敵な笑みを浮かべたままハンドルを握って突撃するというあまりにもシュールすぎるその姿から今でもネタにされている。 テレビアニメ版「ストリートファイターII V」では、青い軍服姿で登場。存在自体は第1クールから仄めかされ、第2クールで正式登場。 声は某拳王と同じ為、威圧感が半端ない。 サイコパワーや波動は、全ての力の源の空間=宇宙からの力となっており、ベガの場合、その空間の化身とも呼べる、イーグルヘッドの石像もパートナーとしている。 劇場版と同じく、リュウとケンのタッグに敗北。 【関連人物】 春麗 インターポールの刑事であり、追う追われるの関係。彼女の父親を殺害したため、私怨も抱かれている。 MVC1では逆にベガに返り討ちにされ、そのまま改造手術によってサイボーグになった春麗こと「シャドウレディ」が存在する。 ガイル 彼の親友のナッシュを殺害したため、復讐の対象として憎悪されている。 主人公のリュウ・ケンより主人公らしいバックボーンのため、アメリカ版では彼が主人公扱いされている。 ナッシュ 長らくガイルのバックストーリーに名前だけ登場していたが、ZEROシリーズでプレイアブルキャラクターに昇格。 しかし、アフターストーリーのIIで既に故人という設定であるため、必然的に彼のエンディングはベガに返り討ちにされるというものに… だまし討ちに遭うのはまだマシな方で、味方のはずの米軍に裏切られる、サイボーグ化されて「シャドウ」と言う名のシャドルーの先兵になる、などの悲惨なものばかり。 『ZERO3』ではEDでハリアーを駆り、ベガにトドメの機銃を叩きこんで本懐は果たしたものの当然、正史には反映されていない。 『V』では『ZERO』『ZERO2』のエンディングを受けて『III』のラスボスだったギル率いる秘密結社により、死亡後に体を部分的に機械化されて復活したという設定で再登場。 自身を死に追いやったベガへの憎悪に取りつかれて復讐心をたぎらせており、邪魔する者はかつての仲間であろうと 排除すると言い切る冷徹な性格に変わり果ててしまった。 単身ベガに挑むも追い込まれてしまい、最終的に限られた時間しかない自身の命の最期の道連れにして自爆するも通用せず・・・という悲しいくらいにテンプレ通りの最期を遂げてしまった。 リュウ シリーズ主人公でありながら、最もベガとの因縁が最も希薄なキャラクター。 かつて師匠と確執があったベガは、師の他にサイコパワーを操れる2人の門下生の存在をうわさに聞くものの、 既に独立していて師範からしか学べないため、サイコパワーを会得するまで我慢して師に従っていた、という設定があり、 初期はリュウとケン(とその師匠(当時))との因縁が示唆されていたが、 『スーパー』以降サイコパワーを身に付けた時期が遡っていったため関係が薄れていった。 映画版では「高い潜在能力を持つリュウにベガが目を付けた」という設定がつけられ、『ZERO』以降のシリーズにもそれが導入された。 ケン リュウのライバルでありマスターズ財団社長の全米1の格闘家。 『ストリートファイターⅡ MOVIE』や『ZERO3』でリュウとの差による焦りに漬け込み、サイコパワーで洗脳してリュウと戦わせた。 SVCやウルⅡに登場したケンのEXキャラクターである「洗脳されたケン」はベガが生み出したもの。 バルログ/バイソン 側近にした配下…であるが、別に心からベガに服従しているわけではなく、各々の目的(金/美)のために手を組んでいるにすぎない。 サガット 側近としてスカウトしたが、性格は真逆だったため、『IV』において離反された。ZEROシリーズでも裏切られている。 そもそもサガットにとってはシャドルーはリュウと戦うための手段に過ぎず、ベガもそれが分かった上でスカウトしているので「サガットの忠誠など求めていない」と発言したこともある。 F.A.N.G(ファン) 『V』でサガット脱退後に新たに四天王の座に座った自称No.2の毒使いの男。 元々は麻薬組織「グーハウ」のリーダーだったがベガの圧倒的な力に屈服、尊敬しシャドルーに入ることに。 四天王の中で唯一洗脳なしでベガを崇拝している人物。 ゼネラルストーリー終了後、ベガと共に基地の爆発に巻き込まれて死んだように見えたが何と生きており、ベガ亡き後もベガ復活のための手段を探している。 『6』では彼の弟子であるA.K.I.(アキ)が登場している。 キャミィ ベガ親衛隊の一員であり、英国政府の動向を探るために送り込んだスパイ…であるが、記憶喪失になり、逆にイギリスの工作員としてベガを倒しにやってくる。 前日談にあたるZEROシリーズでは、シャドルーメンバーとして登場し、 実は代替ボディ候補として、遺伝子操作により女性に改造されたベガのクローン体という設定が追加された。 サンダー・ホーク ホークの恋人ジュリアを攫い、ベガ親衛隊のユーリとして洗脳した。 『II』ではこの設定がなく、単にホークの住む聖地にシャドルーの手が及んでいたことが示唆されただけだったが、『ZERO』シリーズからはこれが明確にホークがベガと戦う目的となっている。 剛拳 デザインが初登場した漫画『ストリートファイターII -RYU』でベガによって殺害されている。 『ZERO』のベガの公式ストーリーでも暗殺拳の噂を聞きつけたベガがその技のすべてを見せてもらおうと挑戦し、 暗殺拳の極意をさとられぬ様に「無敵の昇り竜・最強の波動の力」を封印したまま敗れているが、 上記のエピソードとの相違点として、既に弟子がいることを見抜いていたベガは極意をその弟子たちに見せてもらうと言って剛拳を残したまま立ち去っている。 ローズ 設定上、ベガと最も近しい立場で因縁のあるお方。 悪しきベガを自らの手で倒しサイコパワーを封じることを使命とし、命を賭すことも辞さない覚悟を持つが、 そのシリアスな設定ゆえ、ナッシュと同じく悲惨な目に合ってばかりである。 『ZERO』においてはいつの日か過酷な戦いに足を踏み入れることになるという未来をソウルパワーの師に予見され、その言葉に従ってベガとの戦いに臨んだ。 『ZERO』『ZERO3』ともども彼女自身にベガとの直接的な因縁はなくソウルパワーを伝授した師匠とベガの間に何らかの因縁があったとされている。 一方、『ZERO3』のエンディングではベガがローズの弟子だったという衝撃的な設定が明かされたが、 それにより先の2作品でのバックストーリーとの矛盾が生じてしまった。 『ソウルパワーの師匠であったベガが闇落ちしてサイコパワーの使い手となってしまった(*8)』 『ベガとローズと同門で同一の師にソウルパワーを学んだものの悪に堕ちたことでサイコパワーの使い手と化してしまった(*9)』 『ベガがローズの師匠の肉体を乗っ取ってしまった』などの憶測が流れたが 『ZERO1・2』の相互の戦闘開始前セリフにおいて矛盾が存在(*10)しており、公式でも未だに明言されていないこともあって、 彼女に戦いの未来を予見したソウルパワーの師とベガが同一人物だったのかは不明のままとなっている。 その一方、『V』では新たにベガとの関係を仄めかすような要素が新たに散りばめられている(*11)ことから、 ローズの過去にシャドルーとの接点があったのではと推測するファンもいるが真相は不明。 なお、『ZERO3』のローズEDで彼女と刺し違えとなった直後に彼女の肉体を乗っ取ったことを暗示する描写があるが、新たな代替えボディの完成までの時間稼ぎだったことが switch版『30thアニバーサリーコレクションインターナショナル』のミュージアムモードで明かされている。 『ZERO3』の流れを汲んだ『IV』では『ZERO3』のローズEDの展開を受け、セスを倒した直後のローズを不意打ちし、 彼女の肉体を乗っ取った際に植え付けたサイコパワーを回収している。 ある意味誰よりも因縁深い者同士であながら、公式では彼女の師弟関係の謎などの詳細に関しては積極的には掘り下げられず、 ベガとの最終決戦を描く『V』のゼネラルストーリーにローズが関わることもなく、 彼女との関係について多くの謎を残したままベガは討たれてしまった。 JP 『6』に登場。かつてシャドルーで金融関係を取り仕切っていたという。 ベガから望んでサイコパワーを分け与えられており、その力とステッキを組み合わせた護身武術が彼のスタイルである。 ワールドツアーでも彼自身のことはあまり語られないが、サイコパワーの器となる肉体を求めて部下たちが暗躍していることが示唆されている。 【登場する主な作品】 ストリートファイターⅡシリーズ ストリートファイターZEROシリーズ ストリートファイターEXシリーズ ストリートファイターⅣシリーズ ストリートファイターⅤシリーズ カプコン VS. SNKシリーズ エックスメンVS.ストリートファイター マーヴルスーパーヒーローズVS.ストリートファイター マーヴルVS.カプコン2 カプコンファイティングジャム SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS ナムコクロスカプコン ストリートファイターリアルバトルオンフィルム PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD 【余談】 今でこそ、冷酷非道、悪逆無道の大悪党としてのイメージが強いが、 『Ⅱ』の頃は春麗の父親の仇だったり、ナッシュの仇だったり、T.ホークの聖地を強奪したりという前科こそあったものの、 勝ち台詞では最強ゆえの苦悩を抱えていたり(*12)、リュウのEDではサガット共々仲良く表彰台に昇って「なにいっ、リュウがいない!」していたり、 キャミィのEDでも真実を明かした後で「今更お前をどうこうするつもりはない」と自由に生きることを認めていたりと、どこか憎めない武人としての誇りを持つ男としてのイメージが強かった。 II時代の勝ちポーズの1つなど、ベガの象徴的ポージングである「腕を組んで体を伸ばしぴんと立つ」ポーズが観戦時のポーズになりがちだったことから ゲーセンで観戦することまたは順番待ちでギャラリーになることを「ベガ立ち」と呼ぶようになった。 厳密にはポーズを指すため別にギャラリーしていない時であっても同じポーズをしていればそれがベガ立ちになるし、そういう用法もあるにはあるのだが やはりゲーセンの観戦者によく見られるポーズだったためベガ立ち=観戦のイメージが強くなった。 また現在はゲーセンに限らずパチスロ界でも同じく観戦の意味でベガ立ちと呼ばれており当初よりやや広い界隈で使われる用語となった。 初期のコミカライズである『ストリートファイターII RYU』でもリュウとの戦いを通じて武人としての誇りに目覚め、最終決戦ではリュウ達と共闘、もう1人の自分達(同キャラ戦)と戦った。 スパIIXで隠しボスの豪鬼に瞬殺される演出のせいでキャラがブレる時期もあったが、 アニメ映画やZERO以降、現在のイメージで固定されるようになった。 なお、キャミィのことを「同じDNAを持つコピー」と呼ぶことや、前述の通りベガという名が女性名であること、そして肉体を乗り換えられる (乗り移る候補(リュウ・セス他代替ボディ・キャミィはじめシャドルー親衛隊・ローズ)の性別には別にこだわっていない)ことから、 元々は女性として生まれたのではないか、という説もあるとか……。 追記・修正に唸れぃ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] IIIじゃ既にシャドルー壊滅してるという…設定上間違いなく生きてると思うが -- 名無しさん (2013-09-16 17 56 41) ストⅡ時代:むはぁ!!! ストZERO時代:ムゥゥゥ~ハァァァァ~!!! なイメージ -- 名無しさん (2013-09-16 18 02 56) 内海さんでベガを知ったが 作品自体 批判多かったか -- 松永さん (2013-09-16 18 07 10) Ⅳになってようやく声優を固定させ始めたストシリーズだけど若本ベガはカプエス以降ずっと続投なんだよな -- 名無しさん (2013-12-06 10 12 56) 若本さん! -- 名無しさん (2014-02-04 15 35 08) 初戦でリュウをフルボッコにしたセス以上の実力者なんだから滅茶苦茶強いはずなんだけど豪鬼の不意打ち瞬獄殺 ZERO3のEDが酷すぎるせいでイマイチ実力が認知されない可哀想なラスボス。 -- 名無しさん (2014-05-22 23 48 18) オフコース!!!! -- 名無しさん (2014-08-31 23 21 41) 凄い奴なんだろうけど洗脳改造を女ばっかりにやっているからどうしても変態にしか見えない… -- 名無しさん (2014-09-01 01 01 05) 「カメレオン」の日向満三郎が一度でいいから戦ってみたい相手(ウシは倒した) -- 名無しさん (2014-09-01 13 16 48) ↑↑いや実際はナッシュも改造されてるよ。シャドウとかいう名前にされていた。 -- 名無しさん (2014-09-01 13 22 09) ↑親衛隊全員女なのは擁護不可 -- 名無しさん (2014-09-01 13 25 31) ↑四天王が全員男だからちょうどいいんだよ。 -- 名無しさん (2014-09-01 13 26 29) 元ネタの加藤保憲を演じた嶋田久作がウゴウゴルーガに出たとき「サイコクラッシャーアタックより強力な…」とか言ってて吹いた覚えがある -- 名無しさん (2014-09-01 21 58 46) 『憎悪』を力の源にしてるわりにはいつも嬉しそうな顔してるよな -- 名無しさん (2014-09-02 18 54 28) SVCカオスでの弱さは異常。CPUもカモ同然だし -- 名無しさん (2014-12-05 12 17 18) 格闘家として相手をしてやろうと言ったのに相手x2が話聞いてくれなかったでござる -- 名無しさん (2015-01-28 18 27 22) ベガのモデルが加藤とか初耳 -- 名無しさん (2015-02-26 11 48 02) ↑ 割と有名だったと思うな もう一つ元ネタの候補に猿渡哲也の「力王」に登場する鷲崎。 コイツも加藤がモデルと言われてるから結局は加藤あってのベガということになる -- 名無しさん (2015-02-26 20 12 51) 某パラレルワールドではシャドルー四天王がベガ、サガット、DJ、ザンギエフになってたりする。バルログはサガットの部下に降格。バイソンは味方サイド -- 名無しさん (2015-11-27 01 09 10) スト2時点では「お前も俺を倒すことはできないのか・・・俺を倒せる者は、もういないのか・・・」とか哀愁ただよう発言をしていたんだが -- 名無しさん (2015-12-11 00 04 53) ちゃんと自分の負けを認めて表彰式開いたり、強くなったなと言ったり根は1人の格闘家って面があったんだよね。今は見なくなってしまったのは寂しい。自分より強そうな奴出たから自分強化にハッスルしてるのか -- 名無しさん (2016-01-12 23 59 06) ベガはカリスマの高いボスなんだよね?名有りキャラで忠誠誓ってるのあんまり居ないが -- 名無しさん (2016-02-22 21 50 15) PXZ2とかみてると、本当に動かしやすい悪党だなと思う。ギースや平八と違って、組織の規模が推察できないファンタジーな悪党のせいか -- 名無しさん (2016-03-31 09 25 09) ファンのストーリーのこの人かっこよすぎた。ゼロ時代のテンプレ悪役の印象が強いけど4以降は普通に大物悪役やってるね -- 名無しさん (2016-04-10 21 52 01) Vのゼネラルストーリー見るに、何だかんだでリュウとの戦いを楽しんでるよなぁ、この人も。 -- 名無しさん (2016-07-17 04 11 22) ↑5 ちなみに最新作のゼネラルストーリーでは根は一人の格闘家であることを思わせる側面が垣間見える。世界征服よりも、自身の命を狙う刺客との戦いよりも、一人の格闘家としてリュウとの戦いをこそ望んでる節があったし。 -- 名無しさん (2016-07-20 03 44 23) 4以降の設定では豪鬼のかませにされたのはなかったことにされてるのかな -- 名無しさん (2016-10-28 21 02 50) なかった事にしたいんだろうな。シリーズ人気に火をつけた作品のラスボスキャラとしてはやりすぎな扱いだったし -- 名無しさん (2017-04-07 19 10 23) 豪鬼登場時の演出について開発者が意図してたのは「あのベガがこうも容易く!」だろうし、安売りされるのはベガの株が下がるし豪鬼自身もネタっぽくなるからちょっと、という感じ。 -- 名無しさん (2017-06-08 21 13 09) 極悪人ではあるけどそれなりの仁義はあるんだよね。裏切者のキャミィを殺さずに見逃したり -- 名無しさん (2017-07-18 10 49 19) ↑2正直豪鬼に関しても「不意打ちとはいえベガを倒すとはすげえええ」って感じより「こいついつも不意打ちしてんな」って感じが強くなってた気はする -- 名無しさん (2017-07-18 11 25 13) 4コマのせいで自分の中じゃ、ベガ=貧乏人のイメージがついてしまっている -- 名無しさん (2017-08-17 10 47 56) 若本規夫さんがベガ、メガトロンを担当した縁かトランスフォーマーxストリートファイターのコラボでベガトロンになってた -- 名無し (2017-12-04 16 53 15) ↑ファン「ま、まぁベガ様がやるのなら・・・」 -- 名無しさん (2017-12-04 16 59 02) 豪鬼怖い -- 名無しさん (2018-01-28 15 14 32) 親衛隊は睦月型かな? -- 名無しさん (2018-07-16 14 22 31) パワーレンジャーとのコラボでは偽レンジャーを召喚したり、ニンジャマンを半殺しにしたりと物凄い強さになっていた件……もう絶対に豪鬼より強い -- 名無しさん (2018-10-11 20 55 40) スリムな体格の優男がラストボスとして -- 名無しさん (2019-03-03 01 15 12) ↑ごめん、ミスった。で、どの辺がスリムなんだい? -- 名無しさん (2019-03-03 01 16 07) ナムカプで初めてベガと遭遇した味方陣営の感想 「白目こわっ!」「アゴ割れすぎじゃない?」 事実とはいえもうちょっと他に無いかねぇ? -- 名無しさん (2019-09-01 10 45 01) カプエスで細ベガ復活したのは密かに嬉しかった。というかカプエスはルガールとかギースとかボスキャラ連中がみんなカッコよかった -- 名無しさん (2020-11-30 13 04 53) 今のベガならガイルに締め上げられても「フッ…殺しな…」なんて言いそうに無い… -- 名無しさん (2020-11-30 13 57 15) 約1万年後には、こと座のベガが北極星の位置に来るらしい。 -- 名無しさん (2021-03-02 11 13 34) ベガ=ロリコン説があるが、アメコミでは補完が成されていてキャミィ同様に様々な国家・組織に潜り込ませる為に必要だったから・・・と述べられていた。 あの手この手でスパイ活動や宣撫・破壊工作等をさせたかったのだろう。 -- 名無しさん (2021-05-20 01 53 30) 相談所に報告してから丸一日様子を見ましたが、特に反対意見は見られませんでしたので、権利所有者、出典元の明確な記述が無い画像を削除しました。 -- 名無しさん (2021-05-21 23 37 53) ↑4 ベガの能力を考えるとただ殺すのは何の意味も無い。肉体は只の器にしか過ぎないから。 -- 名無しさん (2021-05-23 01 11 15) ZERO3のラスボス版はファイナルサイコとコンテ不可はともかくルーチンが弱いせいで実はそんなに強くないんだよな。というかアニコレで初めて気づいたがパターンがほぼZERO2の使いまわしだったりする -- 名無しさん (2022-01-31 17 05 34) 海外版だとサガットを除いて四天王で名前をとっかえたわけだが「それならなぜラスボスの名前をバルログ」にしなかったのかと小一時間。少なくとも”バイソン”よりは”バルログ”のほうが悪の首領感が出たと思う -- 名無しさん (2022-01-31 19 54 36) ↑バルログって元ネタの指輪物語だと悪の帝王に仕える部下なんだよ。だから首領にはふさわしくないと判断された。ちゃんと名前の由来まで知ってればすぐ分かることだぞ -- 名無しさん (2022-02-17 23 48 22) トランスフォーマーともコラボしたアニメ観てみたかったな。IV以降のベガを演じている若本規夫さんはトランスフォーマーアニメイテッドで破壊大帝 メガトロン/アニメイテッド版メガトロンを演じていたから -- 名無しさん (2022-06-01 18 12 45) 「かつてアドンのケリを盗んだ」という設定もあるんだが特に深く語られず ダブルニープレスのモーションが似てるが -- 名無しさん (2022-07-20 13 27 43) ↑×4 バイソンをベガ(織姫星)、バルログをバイソン(牛)にしてたら一生説教したくなってたと思うぞ -- 名無しさん (2022-10-01 13 59 32) ストII Vの漫画版はかっこよかったなぁ。リュウを庇ってボロボロになりながらアレを倒せるのはお前だけと応援する王道ライバルムーブ -- 名無しさん (2022-10-07 20 45 20) 原型が『帝都物語』にあるとはおもわなかった -- 名無しさん (2022-10-07 21 25 07) CV若本の時の「ふっ・・・ぬるいわ!」が好き -- 名無しさん (2022-10-14 13 04 44) 5で消滅した でも、また復活しそう -- 名無しさん (2022-10-14 13 31 04) ベガの名称はアラビア語のハゲワシから引っ張ってきたそうだ。 -- 名無しさん (2022-10-17 16 43 38) 元ネタが猿先生とかこいつクソっすね。忌憚のない意見ってやつっス。 -- 名無しさん (2022-10-17 16 51 24) サガットから召集を断られても、お互いに端から利害の一致みたいなもんだからか無理に従わせようとしなかったな。 -- 名無しさん (2023-02-12 00 24 46) ZERO3のRミカ使用時の戦闘前セリフで「師弟愛というやつか、くだらん・・・」って言うのは、IIのころの師匠に冷遇されていた設定を意識してるのかな -- 名無しさん (2023-04-06 13 43 36) ベガの爪痕は最新作になっても消えず… -- 名無しさん (2023-06-10 00 11 41) 5のネオシャドルー周りの描写見る限りベガの持つサイコパワー自体がベガという一個人に収まらずに周りに伝播してどうしようもなくなった感じだよね。魔人が異名じゃなくて本当に人間とは別の何かになってしまったというか -- 名無しさん (2023-07-07 13 49 27) これで復活したら色々台無しな気がするがストリートファイター時空だしなぁ 奥の手としては女性形ボディで復活というのもあるけど(セスと被るのが難点) -- 名無しさん (2023-09-22 15 54 38) JPのじーさんがサイコパワーの器となる肉体を求めてるのが不穏当なんだよな -- 名無しさん (2023-09-22 16 40 20) F.A.N.G.もベガ復活を企んでるからコレは来るなぁ… -- 名無しさん (2023-10-01 12 07 53) 笑いながら消滅したりと謎はまだ多い -- 名無しさん (2024-01-03 01 56 18) Vで最後まで悪のカリスマの生き様を貫き、リュウとの決戦で一人の格闘家として満足気に散ったから、復活はしてほしくないな -- 名無しさん (2024-05-08 21 36 23) 復活するみたいですね… -- 名無しさん (2024-06-08 09 01 31) 7まで引っ張るかと思ったが早いな復活 -- 名無しさん (2024-06-08 11 03 34) トレーラー見たけど声変わってるみたいね -- 名無しさん (2024-06-08 15 17 40) トレーラー見た感じシャドルー総帥というよりサイコパワーと向き合う格闘家って感じになっててだいぶイメチェンしてるのかな 白目じゃなくなったのもかなり印象変わってる -- 名無しさん (2024-06-08 15 31 12) PVの「殺された男ベガか その名は俺がもらおう」が意味深 中身は別人かも -- 名無しさん (2024-06-08 15 38 06) 今までと違って渋かっこいい感じで好き でもこの感じでストVの格好着るとなんか…違和感がすごい -- 名無しさん (2024-06-08 21 17 52) なんか「ベガであってベガじゃない」そんな感じがするな。 -- 名無しさん (2024-06-08 21 43 22) ↑1 詳細は後程判明…といった処だな。 -- 名無しさん (2024-06-09 10 12 05) 【悲報?】記憶が消し飛んだだけで普通に本人でした -- 名無しさん (2024-06-12 02 35 50) えっナッシュの犠牲は!? 公式もその辺はフォロー用意してるのかなぁ -- 名無しさん (2024-06-12 10 35 53) スタッフが「再登場の要望多かったしプロデューサーがベガ使いだし……」とか身も蓋もないこと言ってて笑う -- 名無しさん (2024-06-12 10 46 26) 一応声優さんはディズニー映画のシュガーラッシュでベガを演じた経歴がある -- 名無しさん (2024-06-12 11 29 24) 本人だったのね。馬の方が本体とかそういうオチだと思ってた -- 名無しさん (2024-06-12 20 34 42) つまり今のベガは同社でいうロックマンゼロ時空のゼロと同じ状態という事なんだろうか。 -- 名無しさん (2024-06-14 10 57 25) サイコパワーの邪悪な意思に操られてたって事だろうか。スト2時代はムッハーとか言わない硬派なキャラだったし -- 名無しさん (2024-06-27 19 09 38) まあ声優変更は他のキャラでもあるからね… -- 名無しさん (2024-06-27 19 33 45) 名前 コメント
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登録日:2010/07/06 Tue 16 28 07 更新日:2024/06/24 Mon 12 20 03NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 おもむろ=ゆっくり アシストフィギュア アメリカ アメリカ人 アメリカ軍 ウンコーウンコーウンコー ガイル サマーソルトキック ストリートファイター スマブラ ソニックブゥーム ソニックブーム ナッシュ ユーエッセイ リアルファイト製造機 俺ガイル 刺青 土屋トシヒデ 安元洋貴 実写版では主人公 寡黙 少佐 待ちガイル 漢 父親 玄田哲章 真空投げ 石塚運昇 空軍 米軍 西川たけのすけ 赤ずきん 軍人 金髪 国へ帰るんだな お前にも家族がいるだろう ガイルとはストリートファイターシリーズのキャラクター。 _,,.. ー-'`^゙ー―‐..、 .,,.. '" i ゙` 、 ,/ ,._」_、 i / / ( /__ _ / `"´-、 ,.-‐゙‐ 'ー-、 ,) ,...,.,,,,) ( V" \ / _'ー‐'ノ゙`セ'|〕 )=、!、 . ・ノ | f"ゴ. ! !、(っj ≠ニニ= ! `'ィ゙ヽ_ " ̄`''./| .! r‐-r.、 ,,. -! l .! ! ,,)" ; ,. ,-、-、_ ,.,i. 、 ,レ ,.. ,.,; .'' ,! ゙,>‐-、_ ,.,..-/ ; ! ,.,.。・'―‐/ / ゙`ヽ ,. --,--'"/ L_ ;__ .. l.,.,。 ''" ./ i" \ / / ! ;,. ヽ.;'' / | \/ / `‐-゙' ,.; ''_,.--‐" ! / 「 ̄! ! ヽ / |_」 ヽ ヽ | 【プロフィール】 【他キャラクターとの関係】 【ゲーム上の性能】【待ちガイル】 【課題】 【変遷】 【主な必殺技】・ソニックブーム ・サマーソルトキック ・ストライクイーグル ・ブリッツコンビネーション ・ソニッククロス 【超必殺技】 【番外】 【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】 【その他】 【プロフィール】 出身地:アメリカ 格闘スタイル:マーシャルアーツにプロレス技をブレンド 生年月日:1960年12月23日 身長:182cm 体重:99kg (*1) スリーサイズ:125・83・89 血液型:O 好きなもの:アメリカンコーヒー 嫌いなもの:日本でリュウに食わされた納豆、ヘルシーフード 特技:ダーツ アメリカ空軍所属の少佐。 箒を逆立てたような髪型が特徴。両肩には星条旗の刺青が入れてある。 モデルはジョジョの奇妙な冒険のシュトロハイム少佐・・・ではなくジャン=ピエール・ポルナレフ。 当時のスタッフたちがポルナレフ=J・ガイルだと名前間違いした結果、名前がガイルになった。 ちなみに髪型もドット担当が面白がって横に伸ばした結果、シュトロハイム少佐みたいになったとのこと。ややこしい。 普段は寡黙だが、友人や祖国のこととなると熱血漢な一面を出す。軍人らしく厳しい発言も多い。 友人のナッシュがシャドルー捜査中に行方不明となったのをきっかけに、シャドルーの壊滅を心に誓う。 そのため、既婚者でありながら妻ユリアを捨て、少佐の地位すら投げ捨てベガを追い求める。 米軍の少佐であるためか、アメコミやハリウッドでは主人公を務めることが多いが、元々アメリカ版リュウとして作られた経緯がある。 実際、初期はベガとの因縁もあってリュウよりも主人公らしい設定であった。 『ストリートファイターⅡ MOVIE』においては、個人の復讐心を優先していたが、春麗の説得でインターポールと共闘。 仲間の命を奪ったシャドルーと戦っていくうちにベガと遭遇し、力及ばずに敗北。E.本田に救助され、後に春麗に仇を討った報告に車を走らせた。 重要なポジションではあるのだが、劇場用ポスターやビデオジャケットではハブられており、キャミィに位置を取られている。 なお空軍少佐ということで初登場は珍しく戦闘機に搭乗していたが、機体はステージ背景で描かれているF-16ではなくF-15だった。 TVアニメの『ストリートファイターⅡ V』においては、軍曹として登場。 井の中の蛙だったリュウとケンを負かしたことで、彼らの武者修行の旅のきっかけとなる。 シャドルー編において、ケンの父親からケンの救出を依頼され、ナッシュと共に任務に就き、リュウ&ケンと再会する。 アジトの中でザンギエフと戦い(*2)、半ば偶然のような形で勝利。 だが別行動中のナッシュがベガと遭遇、なす術もなくサイコパワーで殺害されてしまう。 激昂してベガに立ち向かうも一蹴され、更に先に捕らえられて洗脳されてしまった春麗と戦う事になり、ベガの攻撃もあり倒れる。 同作のコミカライズ版『V外伝』ではロイにカキザキというどこかで聞いたような姓の部下が名前のみ言及される。 ちなみに少佐のイメージが強いガイルだが、数々の功績から『V』では中佐、『Ⅵ』では大佐に昇格している。 【他キャラクターとの関係】 ナッシュ フルネームはチャーリー・ナッシュ。 『Ⅱ』で故人として名前だけが登場していたガイルの同僚。かつて同じ部隊に所属していた。 ガイルとは親友であり、ソニックブームとサマーソルトキックは彼から伝授された技。 ちなみにナッシュ起源の格闘術は、彼が所属する部隊の全ての隊員が習得しているらしい。米軍ヤバすぎないか? ガイルは彼の仇を討つ為に家族を捨て、復讐のためにシャドルーと闘っている。 前日譚であるZEROシリーズではガイルの代わりに参戦している。 ガイルがポルナレフなら、ナッシュの髪型は花京院。重力に反した長い前髪が一束、顔の前に垂れている。 頭脳派のインテリでクールでややキザな性格。アメリカ空軍の腐敗に失望している。 アニメ『ストリートファイターⅡV』では黒短髪・濃いヒゲ・地黒肌の丸メガネといった全く別人のデザインだった。 なおZEROシリーズ初出のキャラだが3作ともエンディングが異なっており ZERO:ベガを倒したことを無線で報告しているところにベガに不意打ちを食らい生死不明。 ZERO2:ベガを捕縛し仲間のヘリを呼ぶが、実はベガの手先で機銃を受け滝壺に転落し生死不明。(*3) ZERO3:起死回生を図るベガの基地をハリアーで破壊し、ベガにもとどめを刺す。 ZERO3でのガイルは、軍の命令を無視して単身シャドルーの捜査をしているナッシュを止めるよう、軍上層部から要請を受ける。 EDでナッシュを止め空爆で基地を破壊するはずだったが、ベガの妨害で空爆が中止となり、春麗と共に手持ちの爆薬を仕掛ける。 だが「サイコドライブ」の破壊を妨害するベガに対し、ナッシュが囮となって爆発に巻き込まれ生死不明となっている。 『VS.』シリーズにも登場したが、『X-MEN VS. STREET FIGHTER』でのEDでシャドルーに捕まりそのまま改造手術され(*4)、『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』ではベガに改造されたシャドウとして隠しキャラクターとなった。 ZEROシリーズで行方不明になっていたが、『Ⅴ』で半分サイボーグ半分ゾンビになって復活・再会した。 ガイル曰く「若い頃は酒を飲んで仲間とバカ騒ぎする普通の男だった」とのこと。 春麗 『ZERO3』のガイルのストーリーではナッシュを止めようとするガイルと対決。 同作のいくつかのエンディングでは、ナッシュと共に戦闘機でシャドルーのアジトに乗り込んでいる。 『ストリートファイターII MOVIE』以降は所属する組織は違うが、シャドルーの共同捜査を行う相棒として絡む機会が多い。 表向きシャドルーが壊滅した『Ⅳ』でも2人で連絡を取り、捜査をしていた。 ベガによって大切な人を失ったという共通点を持つことから、お互いを気に掛けている。 ドクトリン・ダーク EXシリーズで登場したかつての部下。本名はオルガー。目が完全にイッちゃってる常時ガスマスクを着けた男。 ロレントに重傷を負わされた事から、上官のガイルを「自分を鍛えてくれなかった」という理由で逆恨みしている(*5)。 その結果、狂気のままに殺戮を繰り返す殺人マシーンと化し、ロレントとガイルをつけ狙っている。 バックストーリーでは「ドイツ系でありながらアメリカを祖国と慕う」と記載されてた。 ケン・マスターズ 妻(ユリア)の妹(イライザ)の夫なのでガイルにとっては義理の弟となる。 ガイル自身はチャラチャラしているケンを嫌っており、ケンとイライザの結婚にも反対していた。 未だにイライザと結婚したことについてグチグチ言うらしい。 そんな感じなのでケンもガイルが苦手…という感じは特にない。 むしろ「義姉(ユリア)さんにあまり心配かけるなよ、まぁオレもお前のこと言えないけどさ」と語るぐらい。 「イライザも待ってるから」とガイルに夫婦揃って顔を見せに来る事を誘っている。 ケンは家族ぐるみの付き合いを望んでいるものと思われ、エンディングなどでは良き父親として過ごしている。 しかし『6』ではケンは陰謀に巻き込まれた結果、家族が狙われないように離れて暮らすというかつてのガイルに似た状況になってしまった…。 ベガ 「陳腐すぎて言いたくないセリフだが…悪は、滅びるのが運命だ!」 シャドルーの総帥にして親友の仇。ガイルの闘う目的はこいつを追うことが多い。 『ZERO3』でのベガ戦勝利メッセージは「なめるなよ……! 一人の兵士の力を!!」。 『VS.SNK2』では「たとえ貴様を殺しても、俺の親友は戻ってこない……」 『SVC CHAOS』では「ナッシュ、見ていてくれたか?」 『X鉄拳』では「安心しろ、命までは取らない。復讐の虚しさを…教えられたからな」となっていた。 だが『Ⅴ』では変わり果てたナッシュの事もあってか「貴様が犯してきた罪の全てを、今こそ償ってもらうぞ!」となっている。 ユリア 妻。欧米版では名前がJane(ジェーン)になっている。 長い間離縁状態にあったが、『Ⅱ』のエンディングで復縁した。 下記の記述にもあるが、ガイルは彼女が妊娠していた状態で出奔した疑惑がある… せめて産まれるまでは待っててやれよ…。(家族が狙われる可能性を考慮して捨てた(離れた)と思われるが) 髪の色は『ターボ』以前は赤茶色だったが、『スパⅡ』以降は金髪になっている。 クリス 娘。欧米版では名前がAmy(エイミー)になっている。 『Ⅱ』エンディングの「みて このこは あなたのこよ」というセリフから、ガイルは成長したクリスの姿を見たことがなかったことがうかがえる。 ダルシムの息子とペンフレンド。ケンの息子・メルは従弟にあたる。 今では仕事に夢中な父をいつも心配している。格闘技は全く興味がない(むしろ嫌い) 愛犬サブの散歩が日課で、好きなものがなんとディージェイの新譜。 イライザ 義妹。 昔から本当の妹のように可愛がっていたらしい。 知らない間にケンとくっついていたのがガイル的に不満とのことだが、そりゃ成長したクリスの姿を知らないくらい離れてたら彼氏くらい出来ても文句は言えないだろう…。 最近ニューヨークにオーガニックカフェをオープンさせたらしい。 エレナ ガイルの髪型について、「アブラヤシのようで素敵」と評価している。 キャプテン・サワダ 部下。実写映画&元にした格闘ゲーム『ストリートファイター ザ・ムービー』に登場する。 サマーソルトキックを伝授した。サワダ流ケンカ術とちょっぴり忍術を使う。 後に『Ⅴ』でガイルと同じアメリカ空軍に所属していることになっている。 リュウ 昔、ガイルに納豆を死ぬほど食わせた人。 このせいで祖国へ帰るか本気で悩んだり、『6』では納豆を貰う=挑戦状という認識になってしまった。 設定が固まった後はシャドルーや幾多の組織が彼の潜在能力を狙っているので、必然的に顔を合わせる機会が増えている。 ファミ通の『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』発売直前特集ではリュウとガイルの対談が行われた。 その際、リュウに住所があり税金も払ってパスポートも持っている事に「信じられん…」と結構失礼な事を言っている(*6)。 キャミィ、サンダー・ホーク 北米版及びそれを原作とした実写映画版では部下。 中平正彦の漫画『スーパーストリートファイターII キャミィ外伝』では、バトランド島の潜入捜査で登場。 イギリス軍特殊部隊所属のキャミィと対シャドルーの共同作戦を展開する。 ちなみにガイルは原作よりも所謂ステレオタイプなアメリカンな性格になっている。 アベル 改造されたナッシュが助け出した人物。 そのためアベルはガイルの使用する「ソニックブーム」に見覚えがあり、最初はガイルをスパイだと疑っている。 後に和解し、共闘。『ストクロ』ではタッグパートナーを務めともに南極へ向かう。 ルガール・バーンシュタイン SNKキャラクター。ガイルに似すぎてる銅像を作ってたのをネタにされ、共演作ではソニックブームと烈風拳の打ち合いで銅像を粉砕するという専用イントロがある。 テリー・ボガード 同じくマーシャルアーツの使い手。 ガイルも「荒削りだが実戦的」とその実力を高く評価している。 SVCでカリフラワー呼ばわりされたのは内緒 弟子 『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター) ある依頼を受けてロボット掃除機の研究員の振りをして空母に乗り込んできたところ、ロボット掃除機を必殺技で真っ二つにするという登場を果たす。 弟子入り後は技を教えたり、人生経験から助言したりと良い師弟関係をやっている。 ただし、(好感度上げのために)納豆を贈り続けるという奇行に出ることがあり、「次に君と闘う時には、やつ(リュウ)相手と同じくらい本気になれそうだ」という微妙に怖い反応が返ってくる。(だが好感度は上がる) 【ゲーム上の性能】 必殺技はソニックブームとサマーソルトキックの2つのみだが、どちらも非常に強力。 その上、使い勝手の良い通常技と空中投げなどの豊富な特殊技を持っているという非常に高水準なキャラクター。移動速度も割合標準的。 唯一ジャンプだけは高くふんわりとしているため、迂闊に飛ぶと対空技で撃墜されやすく、飛び込みからのコンボを狙いにくいのが難点。 【待ちガイル】 スト2稼働当初から、しゃがんで溜めを維持し敵が近づいてきたら迎撃する『待ちガイル』が強力な戦法として認知されていた。 ①歩いて近づいてきた相手をしゃがみ中キックなどで追い払う ↓ ②嫌がってジャンプで跳んできたところをサマソで撃墜 ↓ ③相手が近づこうとしない時はソニックでちくちく削る ストⅡの頃、この戦法が余りにも強力&手軽だったために非常に嫌われ、リアルファイトに発展する危険性があった。 相手の台から灰皿ソニックブームが飛んでくる事も。春麗のような空中戦主体のキャラは恰好の的。 ただしこれは飛び道具を持っていない相手なら有効だが、リュウやダルシムなどコマンド飛び道具を持つ相手には撃ち負けて削られるので厳しい。 …が、飛び道具を撃ち合おうとしたら弱ソニックを盾に近付いて潰す通称『攻めガイル』なんてのもある。 【課題】 どうしようもない強キャラに見えるが、数々の対戦を経てそうでもない事が見つけ出された。 通常技で地上接近を追い払うのは強力だが、適切な間合いと技でならガイルの通常技をつぶす事は可能(出来ないキャラは…お察しください)。 つまりガイルとて、初代スト2以来2D格ゲーの本質である「間合いの奪い合い」から逃れられているわけではない。しかしガイルは溜めを維持する事を義務付けられている性質上、自分から歩いて間合いを調整するのが非常に不自由なのである。 移動を伴う通常技などを使い、どうにかして溜めを維持しつつ間合いを調整する。すべての溜めキャラの課題はここから始まったのである。 【変遷】 上述通り、やる事自体は無印『ストリートファイターII』の時点ですでに完成されたキャラだった。 そのため『ダッシュ』『ターボ』『スーパー』とバージョンアップを重ねても、ほとんど性能が変わらずマイナーチェンジのみ。 他のキャラが軒並み必殺技を追加される中、ソニックブームとサマーソルトキックの二つだけで戦い抜いた。 むしろ強キャラ故に弱体化の修正が入る事も少なくなく、扱いとしては冷遇に近い。 ただ超必殺技の方はシリーズによって、サマーソルトストライクなど新技が追加される事がある。 ……しかし『ストリートファイターⅣ』では、一転して弱キャラと化してしまっている。 半端な待ちガイルをすれば、本来圧倒的有利だったはずのザンギエフに1チャン転かされたら、 めくってめくって投げられて、あっという間にKOされるので注意。 製作スタッフによると「お手軽に勝てるキャラにしたくなかったから」という理由から、敢えて意図的に弱キャラにしたとの事。 だが決して弱過ぎるという訳では無く、修練すれば充分戦えるだけのポテンシャルは秘めているのだが。 しかし確実に格差が存在しているのは間違いない。 ↓ と思ったらスーパーストリートファイターⅣであっさり逆転。 お疲れ様ですザンギさん。 『ストリートファイターⅤ』では「フォートレスムーヴ」というしゃがみ前進技を体得。 いかにも防御型の待ちガイル戦法向けっぽい名前に反して、実際にこれでタメられるのはサマソだけ。 そのうえガードも維持できないため、実はガン待ちとの食い合わせは良くない。 どちらかというと攻め方面で活用していく事になるだろう。 ガイルと言えば待ちばかりに目がいくが、攻め攻めのアグレッシブガイルも普通に強かったりする。 【主な必殺技】 ・ソニックブーム ストⅡ初代からボイスつきで、ガイルの代名詞とも言える必殺技。 大きく広げた両腕を眼前で交差させることで烈風を巻き起こし、真空の刃を飛ばす。ソニッブー 威力はそれほどでもないが隙がかなり少ない飛び道具で、ガイルの主力。ちなみに本来の使い手であるナッシュは片手で放つ。 溜めコマンドという関係上、波動拳のようにとっさには出せないが、かわりに撃った後の硬直時間が短い。 ボタンにより速度が大きく変わる傾向にあり、弱で出すと撃った後前ダッシュでそれを追い越せるほど遅いことも。 『スパⅣ』では溜め時間が短いと文句をつける人が多いが、実は歴代で二番目に溜め時間が長い(一番はストⅣ) 短いのは溜め時間ではなく技後の硬直時間。即動けるので弾速の遅い弱を追いかけることで固めに使える。 スーパーコンボなど超必殺技のある作品では、周囲に巨大なソニックブームを発する「ソニックハリケーン」という強化版が存在することがある。 開発当初のラフ案では名前が「神砂嵐」だった。スタッフのお遊びが過ぎる。 ・サマーソルトキック 昇龍拳と並び対空技の代名詞といわれる技。上方を蹴り上げながらとんぼ返りをする。 なお「夏塩」などとネタにされることもあるが、綴りは「Somersault」であるため誤読である。……何、公式で「夏塩蹴」を使うやつがいる? 無敵時間が長く範囲も広く威力も高いので、対空の他にコンボにも多用される。昇龍拳と違い着地時の隙も無い。 だがこれも溜め技なので、しゃがんで溜めないといけないのでとっさに出せないのが弱点。 とはいえ、溜めコマンドの仕様上 後ろ斜めに入れるだけでしゃがみガードもソニックもサマーも全部構えられる という素敵な仕組みのお陰で、待ちガイルを完成させている。 初心者がよくJ大K→屈中P→サマーソルトのコンボが出来ませんという質問をしているが、 着地した時から溜め始めると間に合わないので、ジャンプ開始直後からスティックを斜め下に入れておくことになる。 作品によっては衝撃波が発生したり、ボイスが発生することも。英語版だと「Flash Kick」という技名になってたり。サマソー スーパーコンボなど超必殺技のある作品では、これを二度撃つ「ダブルサマーソルトキック」という強化版が存在する。 ナッシュのサマソは後ろ向きになり踵を振り上げる「サマーソルトシェル」、『Ⅴ』では「ソニックサイス」になった。 ちなみにナッシュはガイルよりも必殺技が多く、ややトリッキーな傾向にある。 ソニックサイス 『Ⅴ』で「サマーソルトシェル」から差し替えられた新技。 ブラジリアンキックのような変則蹴りで、弱・中・強それぞれ下段・中段・上段に衝撃波を纏った回し蹴りを放つ。 強(上段)は円弧を描き跳びながらの回し蹴り、EX版は強を放った後にジャンプして更に強を追撃する。 EX版の動きはサマーソルトジャスティスに似ている。中サイスはナッシュの最重要牽制技。 ムーンサルトスラッシュ 空中から放つ逆回転サマーソルトシェル。中段判定の浴びせ蹴りを放つ。 『Ⅴ』では地上技になり、その場から垂直ジャンプしてアドンのジャガーキックのような急降下蹴りとなった。 発生はやや遅いがガードさせて有利と恵まれた技になったが、軌道が読みやすいので判定の強い対空技には弱い。 トラジディアサルト 『Ⅴ』で追加された珍しい打撃投げ。 飛びかかって相手の顔を掴み、地面に叩きつけて電撃を打ち込む。 ヒット時に相手のEXゲージを吸い取って吸収するという特性がある。EX版は体力ゲージを吸い取る。 強いボタンほど移動距離が長くなり吸い取る量も増えるが、発生が遅くコンボに繋げにくくなる。 ただしガードされれば硬直するので反撃が確定するかなりリスキーな技。 ジャッジメント・セイバー 『Ⅴ』で追加されたナッシュのクリティカルアーツ。 「ソニックムーブ・ハイド」で相手を捕捉し、ヒットするとロックして黒い霧で相手を覆う。 戸惑う相手の背後に忍び寄り、縦に構えた「ソニックブーム」で後頭部から真っ二つにチェーンソーの如く切り裂く。 発生が早い上に出掛かりに完全無敵判定があり、対空にも連続技や反撃にも使える。 最初に移動する距離も長く無敵の上にその速度も速く飛び道具無効で、判定負けする事はまずないのに威力も高い。 ・ストライクイーグル 『ウルⅣオメガ』で追加された、ガイル待望の新必殺技。レミーの「冷たく蒼いルグレ」とほぼ同じ。 飛び上がって急角度の飛び蹴りを放つアーマーブレイク属性のコマンド技。飛び道具を飛び越えて攻撃できる。 発生が若干遅く中段攻撃のように見えて中段ではないが、先端当てをすれば隙が少ない。 EX版は飛び道具無敵になり2ヒットする。撃ち合いでの強襲割り込み性能が非常に高い。 だが何故か最新作ではリストラされてしまった。 ・ブリッツコンビネーション 『ウルⅣオメガ』で追加された、ガイル待望の新(ry 前進しつつ連続キックを繰り出し、ボタンよって動作が異なる。 EX版はヒット数が増えてスピニングバックナックルで締める。 だが何故か最新作ではリストラ(ry ・ソニッククロス 『Ⅴ』で追加されたガイルのVスキルIおよび必殺技。 目の前に縦回転する停滞型の真空波を設置する。 これに「ソニックブーム」を放つことで合体し、ヒット数の上がった十文字の衝撃波を放つ設置型飛び道具。 硬直時間はソニックブームより短く設定されており、弱ソニックブームを盾にする攻めガイル戦法の発展形となっている。 溜めを必要としないコマンド技なので、咄嗟の連係にも使える。 ただし技の関係上、必要なコマ数が多すぎるので見てから止められる可能性がある。 【超必殺技】 ダブルサマーソルトキック / サマーソルトストライク 『スパⅡX』から登場した技で連続でサマーソルトキックを繰り出すスパコン。 『Ⅳ』シリーズは技名が「ダブルサマーソルト」となっている。 「サマーソルトストライク」は『ZERO3』以降でのスーパーコンボ。 レベル1・2は2回、レベル3およびハイパーコンボ版は3回連続で繰り出す。 VS.シリーズなどのクロスオーバー作品では基本的にこの名称が使用されている。 ナッシュも同様に「サマーソルトシェル」を連続で繰り出す「サマーソルトジャスティス」がある。 サマーソルトエクスプロージョン 『ストリートファイターIV』でのウルトラコンボI。 3回連続でサマソを繰り出す。ただし2回目はナッシュの「サマーソルトシェル」のモーション。 サマーソルトスラッシュ 『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』のみ実装。 サマーソルトキックを繰り返しながら上昇し、最後にあびせ蹴りで叩き落とす。 ソニックハリケーン 『ZERO3』から登場したスパコン。 その場に留まる大きなソニックブームを前方に発生させる。『6』では斜め上に撃ち出す対空版も可能。 真空波動拳…というよりは、目の前に真空竜巻旋風脚を発生させるような感じ。 『Ⅴ』ではクリティカルアーツとして使用している。 VトリガーI発動中に使うと更に強化版の「ソニックテンペスト」になる。 作品によって性能差があるが、発生が速く裏側にも攻撃判定があり、隙が比較的小さいので使いやすい。 連続技、切り返し、迎撃、飛び道具対策など幅広い状況に対応でき汎用性が高い。 ソニックブームタイフーン 『EX』シリーズのみに登場するガイルのスパコン。 こっちは真空波動拳のように多段ヒットする大型ソニックブームを放つ。 後にメテオコンボに格上げされ、馬鹿でかく超速い巨大竜巻を発生させる。完全に神砂嵐 ソニックブレイク ナッシュのスパコン。『ウルⅣオメガ』のガイルのEX必殺技専用技としても登場する。 簡単に言えば通常攻撃をしながらソニックブームを連発するという技。 フックやアッパーといった腕から発するのはもちろん、レベル3ではソバットで足からも発射する。 パンチボタンを押すことである程度任意のタイミングでソニックブームを発射できる。 ただしシリーズを追う毎に弱体化されてしまっている。 ガイル版はEX版ソニックブーム発射中にゲージを消費して追撃EXソニックブームを発射する。 後に『Ⅴ』ではVトリガーIのソリッドパンチャー発動中専用技として実装され、『Ⅵ』でも採用された。 クロスファイアブリッツ これもナッシュのスパコン。 『頂上決戦 最強ファイターズ』でのみガイルもレベル2隠しスパコンで使える。 前進しながらパンチやキックを連発する乱舞系スーパーコンボ。 ガイル系には珍しい突進系スパコンであり、隙が少なく割り込みに使える。 クロスファイアサマーソルト 『6』で実装されたガイルのSA3スーパーアーツ。 宙に浮かせた相手に対して強力なソニックブームと蹴りで追撃、とどめに「サマーソルトキック」をお見舞いする。 残り体力が25%以下だと性能がアップ、最後のサマソがダブルサマソになる。 発生が早く最初に無敵時間があり、これを活かした対空や切り返し、連続技に組み込む事も可能。 【番外】 真空投げ 初代ストⅡのバグ技。スカリスルーとも呼ばれる。 リバーススピンキックの届く間合いなら、相手を捕らえなくても通常投げが問答無用で決まるというもの。 ダウン中やジャンプ中はおろか、バルログの壁張り付き状態でさえ投げることができる。 成功するとグラフィック上は明らかに投げ間合い外なのに投げモーションを取り、相手は触れられてもいないのに吹っ飛ぶというシュールな画が完成する。 ヨガリセットで試合を強制終了させる以外に手立てはない。 歩きソニック、立ちサマー CPUの特権。 本来高性能な代わりに溜めを必要とすることでバランスを保っているのだが、CPUには技を出す際コマンド入力という概念がないことが多かった。 故におもむろふいに歩いて近付きながらサマーソルトで迎撃したり、ソニックを連発したりというチートが結構最近までまかり通っていた。 特に高難易度設定のガイルは小足見てからサマー余裕でした、離れればソニック連発の要塞と化す。 例外として3DS版スパⅣではタッチパネルの機能により、プレイヤーが歩きソニック等を実践出来るようになりました。 溜めという呪縛から解放された本来のアメリカ軍人のスペックを見せつけてくれることだろう。 対人戦でやってリアルファイトに発展しても知らんけど スト6でもワンボタン必殺ワザは実装されたが、タメ技に関しては流石に方向長押しが必要になっている。 【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】 前作のDLCでリュウ、今作でケンが参戦した事に加えて、ファイターではなかったがアシストフィギュアの内の1体としてガイルも大乱闘の場に参戦。 さぞ大暴れしてくれるのだろうと思いきや、呼び出されるや否やその場で片膝を付きしゃがみ込みこんで動かない。やる事はサマーソルトキックとソニックブーム、たまに通常の空中キックだけ。 まさかのスマブラの舞台でも『待ちガイル』の戦法であった。ヒット音もしっかりSFC版ストII仕様。 敵が接近すればサマソ、中距離ならソニックブームと、往年の技を超反応で放ってくる。 飛び道具だけながらガードもできるため、撃墜も中々難しい。 しかし、その場でしゃがんで動かない(アシストフィギュア共通のワープ移動もしない)のが仇になってしまうのか、とにかくステージの地形に影響されやすく、 「戦場」や「終点」など狭いステージでは脅威だが、スクロールするステージや広いステージではほぼ近寄らないだけで対処できる。 また、サマソが届かない場所から超リーチを誇るスマッシュ技を打てるカムイやシモン、リヒターなどは天敵。 【その他】 漫画『ハイスコアガール』において、主人公の矢口晴雄(以下「ハルオ」表記)の持ちキャラとなっており、同時に彼のイマジナリーフレンド的存在にもなっている。 この作品において、ハルオは当初こそ待ちガイルや投げハメや真空投げを使っていたが、途中からは安易な待ちガイルに頼らずに率先して攻める戦法を多用している。 また、何かしらの悩みがある際はハルオのイメージ的な存在で語りかけて来て様々な助言をするシーンもある。(稀に本田やダルシムやナッシュ等の別キャラも一緒に現れる) アニメ化の際、その際の声優も本家のIV以降同様の安元洋貴氏が担当しており、妙な気合いが入っていた。 EDのクレジットには「ガイルさん」と表記されている。 wiki篭りA「追記・修正しておくよ!」 wiki篭りB「あれ?俺ガイル」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\くにへかえるんだな/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 歩きソニブーはカプエス2EOでもできたハズだが -- 名無しさん (2013-07-12 11 35 20) 東京エンカウントでの中村のガイルが攻めガイルだった。 -- 名無しさん (2013-12-06 03 19 20) 初代が強かったのもあるが必殺技2つて。ナッシュとレミーはいろいろあるのに -- 名無しさん (2013-12-06 03 26 14) 溜めが苦手で強さを実感出来なかったのが心残り -- 名無しさん (2014-01-26 14 29 21) 「くにへかえるんだな。 おまえにもかぞくがいるだろう」の人だっけ? 間違ってたら、ごめん。 -- 名無しさん (2014-02-05 00 06 49) 3DS版のスト4だとタッチで溜め無しソニブとサマソ連打できるから初心者狩りの奴らがオンラインで無双してウザかったわー -- 名無しさん (2014-02-05 04 24 46) ハイスコアガールのアニメではあんげんが絶対演じるだろうな -- 名無しさん (2014-02-05 08 12 52) 必殺技が追加されないのは、この2つだけで既に完成されているキャラだから。他のキャラと違って『ここで〇〇な技があれば〇〇できるのに』という場面がガイルにはほぼ存在せず、ぶっちゃけソニックとサマソと通常技があれば大抵なんとかなるため。今までのシリーズでガイルを使って、不利はあっても詰みゲーになる対戦相手などいないのがその証拠だろう -- 名無しさん (2014-03-30 19 21 14) 作品によっては必殺技より、超必の数の方が多かったりするからなw -- 名無しさん (2014-03-30 19 36 10) 特殊技が必殺技の代わりだよね。 -- 名無しさん (2014-04-19 19 46 18) 人が使うとご存知の待ちガイル。CPUガイルは何故か投げキャラ。あの歩行速度で執拗に投げを狙ってくるのは厄介だわ。 -- 名無しさん (2014-07-17 15 34 55) アメリカの実写映画版ではキャミィは彼の部下として登場した。 -- 名無しさん (2015-01-04 20 46 10) 歩き方がちょっと気持ち悪い。 -- 名無しさん (2015-01-04 21 51 13) ウル4Ωでついに必殺技が増えた様だな。素直に喜べないのは何故かは分からぬ -- 名無しさん (2015-07-15 01 11 10) 「ガイル少佐の再就職先は、外務省さ!」というギャグが、某雑誌であったなw -- 名無しさん (2015-10-26 18 48 51) VのナッシュED見るにどうやらナッシュはガイル達と再会、合流した模様。しかし、親友が変な力に目覚めた上に寿命が残り少ないとか、ガイルの心が休まる暇が無いな……。 -- 名無しさん (2016-02-28 05 32 39) しゃがみ歩き実装ってヤバくない? -- 名無しさん (2016-04-19 16 40 30) スマブラのアシストで参戦おめ -- 名無しさん (2018-11-01 23 51 43) ハイスコアガールのイメージがすっかり付いちゃって… -- 名無しさん (2018-11-08 01 50 21) スマブラでもやっぱり待ちガイル -- 名無しさん (2018-11-22 18 11 25) ↑ソニックブームも使用するね。彼は撃墜できるんだろうか…。 -- 名無しさん (2018-11-24 12 40 22) ↑できます -- 名無しさん (2018-12-19 17 12 08) 新たな天敵ライデイン -- 名無しさん (2019-11-15 13 43 22) モデルはシュトロハイムではなく -- 名無しさん (2020-06-06 00 28 10) モデルはシュトロハイムではなくポルナレフなんだよなぁ(名前の由来はJガイルから) -- 名無しさん (2020-06-06 00 29 01) カプエス2では紅丸とヘアワックス談義をしようとしていたのは印象的。 後年ガイルはヘアワックスのイメージキャラクターもやっている…それもリアルで。 -- 名無しさん (2021-06-21 15 49 35) スト6では弟子(プレイヤー)から好感度のために納豆を贈られ続ける羽目に -- 名無しさん (2023-06-09 14 18 21) スト5では劇場版で語られたフルネーム、ウィリアム・F・ガイルをそのまま採用した模様。 -- 名無しさん (2023-07-17 15 44 56) リュウが住所不定無職じゃないことにびっくりなのは大抵の人がそうじゃないかな -- 名無しさん (2023-07-21 22 50 33) 6でも中々の強さなのだが5時代と立ち回りがあまり変わってないためか使用者がイマイチ増えないという珍しい現象が -- 名無しさん (2023-11-26 01 02 48) 名前 コメント
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登録日:2010/06/05 Sat 21 19 56 更新日:2024/06/19 Wed 22 57 09NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 どうも息子がお世話になってます ICPO PXZ お団子頭 こいつおまわりさんです アラフィフ インターポール キュアリズム ジャスティン ジャッキー・チェン ストリートファイター ストリートファイターⅡ スピニングバードキック中に止める人続出←スピニンッバーッドゥンッドゥンッドゥンッハッハッハッ チャイナ チャイナ娘 チュンリー ナムカプ ハルウララ ヒロイン マヴカプ ムチムチ 中国 中国拳法 主人公 刑事 初心者キラー 初見殺し 国際警察 太もも 女刑事 巨乳 性の目覚め 折笠富美子 春麗 格ゲー女王 水野美紀 百烈脚 美しい 美人 美女 美脚 背水の逆転劇 警察 長身美女 香港 ごめんね! ゲーム『ストリートファイター』シリーズの登場人物。 初出は1991年に稼働した『ストリートファイターⅡ』。 ●目次 ■プロフィール 【概要】 ■ストリートファイターIIにおける春麗 ■アニメ版における春麗 ■年齢 【キャラ性能】 主な技【必殺技】 【超必殺技】 【他のキャラとの関係】 ■コラボにおける春麗 ■プロフィール 身長 170cm(『Ⅱ』シリーズ) 169cm(『ZERO』シリーズ、『IV』シリーズ、『V』) スリーサイズ B88 W58 H90(『Ⅱ』シリーズ、『IV』シリーズ) B84 W59 H89(『ZERO』シリーズ) 体重 秘密 血液型:A型 好きなもの:クレープ、フルーツ類、洋菓子、休日、リーフェンと買い物(『6』) 嫌いなもの:ベガ、犯罪、はっきりしない人 特技:射撃(国際大会6位入賞) 職業/所属:麻薬捜査官(『II』)、ICPOの捜査官(『V』)、カンフー教室講師(『6』) キャッチコピー: 「空を裂く華麗なる舞」(『II』シリーズ) 「決意新たに巨悪討つ」(『ZERO3』) 「麗しき脚線美ふたたび」(『III 3rd』) 「神脚美技」(『IV』シリーズ) 「魅惑の脚線美」(『CVS』シリーズ) 「天裂く嵐脚」(『タツノコVS.カプコン』) 「悪を暴く美脚」(『ストリートファイター X 鉄拳』) 「悪を蹴散らすICPOの刑事」(『PROJECT X ZONE』) 「正義と使命に燃えるICPOの刑事」(『PROJECT X ZONE 2』) 「青い翡翠」(『V』) CV:豊田望有妃(スパII) 宮村優子(ZEROシリーズ、EXシリーズ、VSシリーズ、ポケファイ) 田中敦子(III3rd、CFJ) 根谷美智子(CVSシリーズ) 実川麻里(SVC) 折笠富美子(IV以降の日本語版) 【概要】 中国代表(香港出身)の女性格闘家であり、インターポール所属の刑事(麻薬捜査官)でもある。 格闘スタイルは中国拳法で主に蹴り技を得意とし、これは同じく中国拳法の達人であった父から教わったもの。 その強さを活かし潜入調査も行い、麻薬捜査だけでなくベガ率いる犯罪組織シャドルーの捜査も担当している。 また、シャドルーの捜査中に行方不明になった父を探しており、刑事になったのも他人に任せていられなかったがため。 父親が見つかったという話が出た事は未だになく、シャドルーに殺されたとするのが当時から暗黙の了解になっている。 (だがこのシリーズの事なのでいつかひょっこり「実は生きてました」と出てくる可能性は否定できない) 登場した当時の対戦格闘ゲームは女性キャラが少なく、紅一点状態が珍しくなかった。 そのため格ゲーに詳しくない人でも「格ゲーの女性キャラといえば」で彼女を連想することが多いほど有名。 『餓狼伝説』シリーズの不知火舞と並んで格ゲー女王とファンから呼ばれることもある。 昨今の格闘ゲームでは可愛い女の子キャラが出てくるのは当たり前だが、それも彼女から始まったと言っても過言ではない。 さくらと共に格闘ゲームの女性の中でも屈指の人気を誇り、今でも春麗のコスプレをする人や同人誌も多数存在する。 その知名度たるや、格闘ゲームの女性キャラ人気投票では、殿堂入り扱いとなって出場枠から外されてしまったほど。 . ,. -v、-‐‐-.t-、 ! ミ3r'7/,ヘ,`x' /`r`'^y// リノノ / トl .r、|`'kテ .iデ ノ/|.|.` 8" ..__'ノ| / / || ,|_、` ‐t' |リ_. /./ ̄`、-‐!_ ̄~`||- \ ソ _ | ~''‐-!' ヽ '^il {゙i {^, j ,, -ー''~ Y,_ノ. `V-,-,-ソ / ノ /'^''^7゙ \___ノ '=,/ ! / ,/ \_,,--─''''''ーァ! -'、 r ~`/ |'" ハ,_ ,i - i_ ,i - 'v /ヘ`ー-、,,_,,,/{ヽ ,ヲ/ヒj゙i'ト, <(ツi^i゙i゙y>イ `ti ゙l| l,`i2゙ーxi゙ `iァ-ゥ' l/ , |i || ゙i / , |l ヽ | l| ゙i / , |l ,| l| l メ . || l| l l |l l| ; l i ;;l /`メ+tー'''''~~ i ;| { ィ '; メ || ゙ヾ;; 'i; ;j. / 'l; ; l 7゙`''─゙ `'' ̄f; .ゝ / l゙ ゙i; , l、 r7 , ' l、 {`ー---'゙ノ ゙t、`--一''j ゙iー--'t,'i l`ミt,─ r゙ ゙t ';k1 hサ、 / ゙t ,キl メミi、 / ゙|. 弋 l`メ i' | ぃ゙;、 ノ;;' | ヒュ ゙'ゞゝ、 ,イ;'' ィノ `^=x,,,_,,) (,,____,,,x=^ 見た目は頭にお団子頭、青色のチャイナドレスと巨乳が特徴。 両手首にはトゲトゲがついた厳つい腕輪、そして黒タイツを履いた長く美しく、筋肉質かつムチムチ、そしてぶっとい太もも。 黒タイツが真っ白になるまで足コキされたい。 髪は媒体によって黒髪になったり茶髪になったりする(白黒だと大概黒ベタ)。 『Ⅱ』シリーズの続編(前日譚)である『ZERO』シリーズでは、お団子頭を纏めているのが布ではなく紐で露出が少ない。 その代わり短い袖なし上着の下にピッチリしたボディス-ツを着ており、スポーティーな雰囲気になっている。 こっちはこっちで 良 い。 『Ⅳ』では胸元を大きく露出した、不知火舞のアレを黒く塗ったようなアレコスや、腋や肩を大胆に出したオーソドックスなチャイナ服も配信された。 『Ⅴ』では↑をチャイナ調にアレンジしたドレスも採用されている。 しかし、春麗といえばIIのデザインが一番!という人は多く、ZEROシリーズでもIIの衣装に替えられるコマンドがあった。 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALのスピリットでも最初はZEROシリーズの姿だが、超化することによってIIの姿となる。 春麗は露出は控えめながら、豊満な乳房とムチムチの太ももが大変人気であった。 キャミィと並び長らくお世話になっている人も多いのでは。 エロ漫画家、黒龍眼氏がタイツフェチになった原因も春麗にある。 『Ⅴ』では胸がものすごく揺れていたが、バグだったらしく後に修正された。 『ストリートファイター』シリーズやカプコンのクロスオーバー作品ではリュウ、ケンと共に高確率で登場する。 ■ストリートファイターIIにおける春麗 『ストリートファイターⅡ』の初見殺しの一人。 SFC版ではステージ回数により異なるが、中盤から終盤にかけて現れた場合チョコマカ動きながらじわじわと体力を奪っていく。 攻めようとしたら百烈脚をくらい、とどめにスピニングバードキックをくらって負けてしまう。 春麗が勝った場合のモーションはお辞儀の他に「あははははは〜、やったぁ!」が有名だろう。 ストⅡ発売から二十年たつが、今見ても十分可愛い。 ストⅡシリーズのオリジナル版が稼働・発売されていた頃の勝利時のコメントはとても強気で男を見下すような発言をする(*1)。 敗北時の表情は悔しがっているが女性だからなのか他キャラに比べると怪我が少ない。スパⅡの敗北時の泣き顔は可愛くて萌える。 エンディングは犯罪組織のアジトに踏み込んで犯人を殴るものと、デート中に絡んできたチンピラを殴るものの二つから選択する唯一のマルチエンディングである。 服装と持ち物以外構図も顔も全く同じことには突っ込まないで 余談だが、春麗がトゲトゲの腕輪をしているのはストーリー的に深い意味があるわけではない。 ただ手の位置をわかりやすくさせるためというシステム的な理由である。 一応設定では前述のスピニングバードキックを使うのに体のバランスをとるための重しとのこと。 あのトゲはプラスチック製らしい。 『ストⅡ』のCMでは当時若手女優だった水野美紀が春麗に扮していた。 ■アニメ版における春麗 劇場用アニメ『ストリートファイターII MOVIE』では、シャワーシーン(乳首あり)に加え、 バルログ戦(春麗は下着+パジャマ姿)では服が破れると、サービスシーンが満載だった。 PS2のハイパーストリートファイターⅡではこの映画がおまけとして収録されているが、シャワーシーンは全面カットされているので注意。 ちなみにメインデザイナーの一人であった西村キヌは作中の春麗があまりにもはしゃぎすぎてキャラ崩壊しているという理由で、この映画の春麗の描写を酷評している(*2)。 テレビアニメ作品『ストリートファイターII V』では、15歳の少女として登場しており、父親も生存している。 最初は香港編のゲストキャラだったが、スペイン編からレギュラーに昇格。 だが、キャミイの手で父・銅昴が重傷を負わされ、自身はバルログの媚薬でバルログの人形にされる。 正気に戻ったと思いきや、今度はシャドルーに洗脳されると散々な目に遭う。 なお『2V』では洗脳時に原作のメイクに加えそれっぽい服を着ている(下半身はショートパンツ)が、お団子頭にしているシーンは一度も無い。 ■年齢 春麗をネタとして語る時、必ず言われるのが年齢である。 実は無印『ストリートファイターII』では、登場キャラクターに生年月日が設定されていた。 それによれば、春麗の生年月日は1968年3月1日… つまり現在は50代以上ということになる。 2008年に40歳になった時から熟女ネタが加速し、同人などでも熟女として描かれる割合が増えた。 『ストII』稼働当初は23歳という計算になり、カプコンとしてもその年代のイメージで設定したのだろうが、 シリーズが当初の予想を超えて展開したため、このような状況になってしまったものと思われる。 現在では公式設定から生年が削除され、単に3月1日生まれとだけなっているが、 憧れのヒロインが熟女という話は一部の紳士を滾らせるらしく、まだまだ熟女ネタは収まりそうにない。 尚、一応『ZERO』での年齢は18歳とされている。 ただし『ZERO』シリーズは『ストII』シリーズのパラレルワールド的な世界とされていて、生年月日も設定されていない。 【キャラ性能】 『Ⅱ』での対戦上ではタメ技である突進技「スピニングバードキック」、連打技の「百烈脚」と初心者にも扱いやすい。 更に空中戦では空中投げ技「龍星落」(*3)、壁(画面端)を蹴ってジャンプ軌道を変える三角飛び、後に飛び道具である「気功拳」も追加された。 シリーズを通し立体的且つ攻防一体の戦いが可能で、使いこなせばリュウ・ケン以上の恐ろしい性能となる。 ただしスピードと手数で攻めるタイプのキャラクターであり、技性能は優秀ながら一撃の威力は然程ではない。 もっともコンボを繋げるのが容易な為、最終的なダメージ量は火力重視キャラを凌ぐ事も多いのでネックにはなっていない。 とはいえ作品が進むに応じてゲームテンポや技の数も増えて行った結果、『Ⅱ』にあったような初心者向けの側面は今では鳴りを潜め、 クンフーを積むことをプレイヤーにも要求してくるほぼ玄人向けキャラクターとなっている。 主な技 【必殺技】 百裂脚(ひゃくれつきゃく) 春麗の代名詞的な必殺技で全シリーズに登場する、片足で立ち高速で連続蹴りの乱打を叩き込む技。 シリーズによって大きく性能が変わる。初期は「百裂キック」という名前だった。 キックボタン連打で出せる技だが、一部の作品では波動拳コマンド+キックでも出せる。 『ストV』では「空中百裂脚」が存在する。『6』ではOD百裂脚から続けて逆の足で再度百裂を放つ「百裂連脚」が追加された。 弱は少々のボタン連打で出るが遅く、強はかなりの高速連打を必要とする代わりに速い。 スピニングバードキック 頭を下にして、足を水平に広げ、回転しながら横移動し多段ヒットする突進技。 何故回転して飛んでるのかカプコンに問い正したいが、竜巻旋風脚だって飛んでるのだから同じ原理なんだろう。 春麗の代名詞的技とも言えるが、実はシリーズによっては採用されていない。 後述の通りZEROシリーズに限って天翔脚と入れ替わる形で使用不可能となっていた。ストIII3rdからは再び使用可能に。 ちなみに初期の頃は「回転的鶴脚蹴(かいてんてきかくきゃくしゅう)」という名前の事もあった。初期はしゃがみ攻撃であっさり落とされる残念性能。 たびたび改良され無敵時間や攻撃判定が見直され、『ターボ』以降は空中でも出せるようになっている。 『ストIII 3rd』『ストIV』『ストV』ではEX必殺技版のみ真空竜巻のようにその場で回転し続けるものとなっている。 『ZERO3』のみ「エアスピニングバードキック」という名前になっていた。 スピニングホーネットキック 『VS』シリーズでのみ存在するスピニングバードキック派生技。その場で停滞しながら高速回転する真空竜巻旋風脚に似た技。 EX必殺技版スピニングバードキックもこの技の仕様に変化する。 旋円蹴(せんえんしゅう) 『ZERO』シリーズで登場した、未完成のスピニングバードキック。 地面へ手をつき逆立ち状態になった後、小さく跳ねて前方に踵落としを繰り出す。 その設定から、この技がある作品の多くはスピニングバードキックが実装されない。 覇山蹴(はざんしゅう) 『Ⅲ』で登場した旋円蹴の改良型。前方宙返りから着地と同時に開脚蹴りを叩き込む。 前進中空中判定になるので足払いを回避しつつ攻撃でき、EX版はダウンを奪える。 飛燕蹴(ひえんしゅう) 『EX』シリーズで登場した、前方に飛びながら回転して敵の頭上から放つ蹴り。 『ウルⅣ』では同名だが足を突き出して急降下キックを繰り出す天魔空刃脚のような技になっている。 気功拳(きこうけん) 『ストⅡターボ』より追加された波動拳のような飛び道具。 この技が追加された以降の作品の春麗は、シリーズごとに異なる性能になっていった。 技自体もコマンド技だったりタメ技だったりするため、これ一つでかなり立ち回りが変わる。 また発動時のポーズがシリーズごとに大きく異なるのも特徴。 『ターボ』では片足をやや踏み出した状態で、腹の位置に構えた手から放出していた(*4)が、 『スーパー』では両足を揃えて上半身を大きく倒し、両腕を前に伸ばして尻を後ろに突き出すという独特のエロいモーションに変わった。 『ZERO』では片足を大きく踏み出して両腕を前に伸ばすという波動拳に近い動きになった。『Ⅲ』では後ろの脚をやや曲げ、片手で放つ。 以降の作品では、スーパー、ZERO、Ⅲのポーズが混在して使われているようである。 双発剄(そうはっけい) 『ZERO3』のX-ISMのみ実装されている気功掌の動きで放つ打撃技。 ただしこれが使えるX春麗では「気功拳」が入れ替わって使用不能になってしまうので注意。 天翔脚(てんしょうきゃく) ハイキックを連続で繰り出しつつ、垂直に近い角度で上昇していく対空攻撃。 初登場の『スパⅡX』及び『ストⅢ 3rd』以降はスピニングバードキックと両立している。 ただし『ZERO』シリーズではスピニングバードキックをなくしてこちらのみとなっている。 また『ZERO』シリーズから攻撃判定などが強化され、使い勝手が大幅に向上した。 とはいえ同じ対空目的の昇龍拳と比較すると、無敵時間や攻撃判定などで劣る。 鷹翼脚(ようよくきゃく) 『ウルⅣ』に登場した前進しつつ両足で蹴ってから後方回転脚で締める技。 ちなみに「後方回転脚」自体は『ストⅡ’』以降からある目の前を蹴った勢いで宙返りする特殊蹴り。 転身円舞(てんしんえんぶ) 『SVC CHAOS』にのみ実装されている、ユン(ヤン)の前方転身にそっくりなコマンド投げ。 【超必殺技】 千烈脚(せんれつきゃく) 春麗を代表するスーパーコンボのひとつ。初期は「サウザンドバースト」という異名もあった。 『スパIIX』で追加された百烈脚のスーパーコンボ版で、蹴りを多段ヒットさせた後に百烈脚を決める。 Xではバグによって最後の前進レバーを入れっぱなしの状態から発動できる。通称「歩き千烈」。 『ストIV』では前方へ大きく踏み込んでの回し蹴りから「百裂脚」を繰り出し、最後に蹴り飛ばす。 『スパⅣ』では近距離で中で出すと暗転後にガード不能となる。 『ストクロ』では上記から更に宙返りしつつ両足蹴りが加わる。 下記の千烈脚に近い技が採用されているシリーズでは置換になっている。 鳳翼扇(ほうよくせん) 千烈脚のバージョン違い。左右交互に百烈脚を出した後、天空脚(ハイキック)で締める。 『3rd』では非常に優秀なSAでほぼ間違いなくこれが使われる。 ウメハラはこれを全部捌いて魅せた。その驚異は『背水の逆転劇』で検索しよう。 鳳扇華(ほうせんか) 『ウルⅣ』で登場したウルトラコンボで、春麗の蹴り技の集大成とも言える大技。 千裂脚と同様に蹴りから百裂脚を繰り出した後、天空脚のモーションで蹴り上げ、飛昇脚のモーションで追撃、さらに両脚を揃えて蹴り上げる。 リーチの長い無敵技のため、飛び道具を避けつつ反撃するのに便利。ただしフルヒットさせにくい。 覇山天翔脚(はざんてんしょうきゃく) 天翔脚のスーパーコンボ版。より高く飛び上がり、ヒット数が増加する。 斜め上に舞い上がっていくので対空に使えるが、リーチが短く威力も低いのでゲージを割いてまで使うかは議論が分かれる。 気功掌(きこうしょう) 春麗を代表するスーパーコンボのひとつ。 気功拳の強化技だが飛び道具ではなく、近距離で巨大な気功の塊を作り敵に多段ヒットさせる。 ちなみに『ストリートファイターEX』では気功掌が他の技との相性がとても良く、ほとんどの技が波動拳コマンドで発動出来る。 そのためリュウ・ケンキャラに近い性能になった。『EX2』にはスパコンゲージ3つを消費して発動する「気功掌・極」がある。 『V』ではVトリガーIIを選択すると使用できる。連続技の強化など用途は幅広い。 『6』では前方斜め下に向けて放つ「空中気功掌」が追加された。 天星乱華(てんせいらんか) 『Ⅲ3rd』のみ実装されているスーパーアーツで覇山蹴の強化版。 垂直に回転しつつ飛び上がってから開脚蹴りで着地し、蹴りと共に巨大な衝撃波を放つという技。 扱いづらいが、ゲージ3本のストック数を生かしてEX必殺技に重点を置いた戦い方に利用できる。 『MVC3』では「七星乱華(しちせいらんか)」という発展形らしき技がある。 こちらは飛昇脚と天昇脚の動作を連続で放ち、ヒットしていればロックして覇山蹴と巨大な衝撃波を放つ。 対空技としては優秀だがコンボの組み込みには不向き。 七星閃空脚(しちせいせんくうきゃく)/月光閃空脚(げっこうせんくうきゃく) 『MVC』から実装されたハイパーコンボ。 空中版瞬獄殺とも言える突進技で、派手なエフェクトと共に背景に技名が浮かぶド派手な演出が特徴。 空中ダッシュの動作で前進し、ヒットするとすれ違い様に強力な跳び蹴りを放つ。 実装作品は少なく、『V』ではエクストラバトルのCPU専用のシャドウレディが使う。 『MVC INFINITE』では後方回転脚を繰り出してから放つ「月光閃空脚」として実装されている。 蒼天乱華(そうてんらんか) 『6』で追加されたレベル3スーパーアーツ。 回し蹴りから手刀を振り下ろし、屈んだ相手を天空脚で打ち上げ、落下する相手の腹目掛けて拳の乱打を叩き込む。 とどめにハイキックで相手を更に高く打ち上げ、座禅のような体制から高速回転で空中に跳び上がり、最後に渾身の覇山蹴で地面に叩きつける乱舞技。 残体力が25パーセント以下の場合、覇山蹴が七星閃空脚のような飛び蹴りに変化する。 大きいダメージを奪いたい時のコンボや切り返しに有効。回し蹴りのリーチが長く安定して連続技に組み込める。 【他のキャラとの関係】 ベガ 父の仇であり諸悪の根源。 『ストV』ではニューヨークの捜査中にシャドルー四天王を見かけ、ガイルの制止を振り払って突撃。 そしてベガに挑んで殺されかけるなど、シャドルーが関わると冷静さを失う場面もある。 アニメ『ストリートファイターII V』ではベガに服を剥がれた上カメラで撮影されていた。 ナッシュ、ガイル シャドルーを追う者同士として協力関係にある。 ナッシュとは共に戦闘機でシャドルーのアジトに乗り込んだ事もあった。 ガイルに関しては本格的に絡んだ劇場版アニメ『ストリートファイターII』以降絡みも多い。 特に『ストⅣ』ではシャドルー壊滅の報に懐疑的だったため、密かに連絡を取り合っていた。 元 しゃがみ大キックの技名が「元伝暗殺蹴」となっているが、この技のフォームが元の通常技の一つに似ているからである。 なお、この2人は『ZERO』シリーズと『Ⅳ』シリーズで共演を果たした。(中平版漫画『さくらがんばる!』でも) 『ZERO2』では条件を満たすと元が乱入してきて彼女の蹴りに興味を持ち、春麗は「父から習った」と返答する。 リュウ、ケン 長い付き合いの腐れ縁。特に漫画やアニメなどではリュウと恋仲に描かれる事も多かった。 『6』では格闘技と修行以外無頓着なリュウを見かねて、彼に春麗が服(Outfit3のアレ)を買ったりする姿が描かれている。 『ストIII 3rd』では互いに古くからの友人として言葉を交わしている。 春日野さくら 中平版漫画「さくらがんばる」で、人身売買のマフィアを潜入調査中に銃口を向けられたさくらを庇って正体を現した。 春麗はさくらの事をリュウの妹と勘違いしており、さくらはさくらで春麗をリュウの彼女かと勘違いしていた。 ちなみに春麗の反応を見るに満更でもない様子で、その態度を冷やかしたダンを一蹴している。 以降もゲームやOVAなどで絡みもあり、シリーズを通して恋敵…というよりは「格闘家としての先輩」として、春麗はさくらの成長を見守っている。 バルログ バルログが「美しい人」と認める数少ない人物。 一部の作品では春麗の美貌に嫉妬している。 それ故か漫画作品やアニメ映画では戦うことが多い相手。 弟子 『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター) メトロシティの中華街にやってきた際に出会い、弟子入りする(旅立ちしたばかりなので、必ず2人目の師匠となる)。 リーフェンと3人で仲は良いのだが、(好感度上げのために)発酵ニシンの缶詰を何度も贈るという奇行に出ることがある。 他にも「足が太いですね!」だの失礼なことを言う破天荒な弟子。(こっちは選択肢次第だが) 不知火舞、モリガン・アーンスランド 格ゲー女性キャラの代表格。春麗とも何度か共演歴がある。 特にモリガンとは付き合いが相当長いこともあってか、人間じゃない事を忘れかけている。 ■コラボにおける春麗 主役級キャラであるリュウと同様、春麗も様々な作品にコラボ出演している。 パワーレンジャーシリーズ アメリカ版スーパー戦隊シリーズことパワーレンジャーシリーズとのまさかのコラボが実現。2018年7月、スマートフォン向け格ゲー「パワーレンジャー・レガシーウォーズ」(Power Rangers Legacy Wars)のイベントでリュウが実装された後、春麗もコラボキャラとして参戦。 しかもそれだけではない。 なんと春麗がパワーレンジャーへと変身して 「チュンリーレンジャー」 として登場するのだ!! ちなみに変身ポーズは、「ジュウレンジャー」のダイノバックラーを構えて変身する。 イッツ・モーフィン・タイム! 変身後の姿は、元々のチャイナドレスの意匠を取り入れたデザインとなっており、おなじみのお団子ヘアのデザインを取り入れたヘルメットを着装している。ゲーム内の性能はスピニングバードキック、百裂脚、天翔脚を使いこなす他、モチーフとなった鳳凰の要素を取り入れたオリジナル技「フェニックスダンス」が使用できる。 CVはVと同じく「折笠富美子」を採用していたりとかなり気合が入っている。 しかし、レガシー・ウォーズ自体がおま国(リージョン規制)で配信されておらず、ストリートファイター発祥の地である日本ではプレイができないという大変残念な状況となっている。 大体ハズブロと東映のせい 後に、コンシューマー向けの格ゲー「パワーレンジャー バトルフォーザーグリッド」(Power Rangers Battle for the Grid)でもDLCキャラクターとして参戦。名前は「ブルー・フェニックス・レンジャー」に改名されている。 ゲーム中の設定としては実は格闘家というのは仮の姿で、本当はブルー・フェニックス・レンジャーとして悪と戦うパワーレンジャーとして登場している。 なお、このゲームも日本ではSteamではおま国(配信規制)だったり、パッケージ版も発売されていないなど日本に対する態度は相変わらず冷たい。 まだ記事は未完成だけど、くよくよしてられないわ。 追記、修正しよーっと。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 劇場版での春麗の乳首描かれシャワーシーンの美しさに何度興奮したことか。 -- 名無しさん (2013-10-20 13 18 46) ウメハラが防いだのは千裂じゃなくて3rdのSAだろ -- 名無しさん (2013-12-18 09 03 20) PXZでモリガンと共に言われた、うららの「ものすごい太股の人達」発言には吹いたw -- 名無しさん (2014-01-20 22 11 04) ↑ねねこからはスタイルの良さを素直に羨ましがられたり、バンからは「ごっつい」と言われたりと、評価は様々だったな。 -- 名無しさん (2014-01-20 22 47 44) 格ゲー女キャラの中でも存在感が半端ないわ -- 名無しさん (2014-01-21 12 22 54) 世界初の「切手に描かれたゲームキャラ」らしい。発行したのは中央アフリカ共和国 -- 名無しさん (2014-03-30 20 33 05) 貫録の巨尻 -- 名無しさん (2014-06-18 23 55 18) 同い年の有名人リストは要らんだろ -- 名無しさん (2014-06-19 00 05 32) 気功拳のポーズは何か一生懸命っぽくて可愛い -- 名無しさん (2014-06-19 02 03 12) ↑↑最近の新作だと年齢表記が無いんだっけ? -- 名無しさん (2014-06-19 02 26 36) 今なら不知火舞(CV小清水亜美)とスイプリタッグが出来る! -- 名無しさん (2014-06-19 12 20 47) これは天命である!!シュッシュッ -- 名無しさん (2014-06-28 16 32 56) 私は断然太ももに挟みたい派 -- 名無しさん (2014-07-04 13 52 36) 春麗のケツのデカさは異常 -- 名無しさん (2014-07-24 05 19 40) 三十路近くなって、春麗の魅力にやっと気付いた俺。今まで何してたんだか。格ゲー女王だよな。太もも最高だぜ。 -- 名無しさん (2014-10-16 04 23 49) いいヒロインだな。 -- 名無しさん (2014-10-16 05 47 05) ↑でも中国籍なんだよな。尖閣問題ではどういう立場取るんだろ。 -- 名無しさん (2014-10-16 08 32 05) 3rdでは刑事やめて道場やってるんだっけか 復帰したんだっけ? 3rdクリアしたのに思い出せん -- 名無しさん (2014-10-16 20 26 30) 腕は細いのに脚はごつい -- 名無しさん (2015-02-23 15 02 44) 春麗を超える格闘女キャラは…、とりあえずまだ居ないな。 -- 名無しさん (2015-02-23 18 26 12) 春麗の(初期)スリーサイズって、魔界村シリーズの超魔界村の頃のプリンセスと同じだな -- 名無しさん (2015-02-27 13 52 56) スピニングバードキック、劇場版では両手を床に着いて回転してたな -- 名無しさん (2015-06-06 15 15 08) 四コマでキャミィにおばさん呼ばわりされてたのを覚えてる -- 名無しさん (2015-10-19 13 50 39) どう間違えたら中国からの返還になるんだよ -- 名無しさん (2015-11-09 16 56 36) エドモンドに数えきれん程抱かれてるやろな -- 名無しさん (2015-11-28 11 57 09) 正直、リュウよりも彼女の方がスマブラのシステムには向いていると思う(まあ、だからこそわざわざストリートファイターシリーズから出す意義が少ないとも言えるが) -- 名無しさん (2016-08-15 02 13 53) ひ、百裂脚を捌くってどういうことですか!?Σ -- 名無しさん (2017-05-06 14 45 28) あのトゲトゲプラスチック製なのか -- 名無しさん (2017-06-05 19 50 39) 噂ではスト3~5の世界は90年代後半と00年代前半と聞いたのだが、正確には特に決まってない、よって春麗の生年は完全になかったことになったんだっけ?(もし00年代中盤以降だと、アラフォー以上で確定してしまうため) -- 名無しさん (2017-06-27 03 14 52) 画像掲載が推奨されない方法だった上に、リンク切れしたので削除しました。 -- 名無しさん (2017-09-16 08 54 06) アラフォーになっても熟した美人になってるのは間違いない -- 名無しさん (2018-01-07 19 54 52) 今年で50なのか…。でも大好きだ! -- 名無しさん (2018-01-07 22 23 36) 格闘ゲームでおっさん~じじいキャラはまあまあ出てくるが、おばさんは出ても30前後。これは…もしかしていけるんじゃね? -- 名無しさん (2018-01-07 23 22 50) もうすぐ50歳w -- 名無しさん (2018-01-13 10 09 38) 遂に50歳か……時が経つのは早い -- 名無しさん (2018-03-11 08 22 12) 3rdが一番年取ってるわけだが、グラは3rdが一番若々しく見える。 -- 名無しさん (2018-05-18 12 13 35) スマブラSPではスト2系スピリットで彼女だけ超化できる。 -- 名無しさん (2019-01-22 21 11 59) 次回作のスマブラにはストファイ3人目のファイターとして出てほしい -- 名無しさん (2019-08-19 20 27 22) ↑桜井「スマブラは良い子の為のゲームなので…」 -- 名無しさん (2020-09-05 16 57 43) 松下由紀や杉本彩と同い年か そりゃ熟女妄想も捗るわ -- 名無しさん (2020-09-24 17 35 21) たしか最新の時系列ではサードストライク時点で30歳位だった。クロスオーバーでは18~20代後半位の年齢で参戦することが多い。 ↑12 スト3の世界は90年代後半出合っているが、4と5は時系列的に3の前だぞ。 そしてマジレスだが春麗は時系列的に一番年をとっている時でも30歳だぞ。 -- 名無しさん (2021-05-19 01 58 37) 七星閃空脚好きなんだけどクロスオーバー作品でしか使ってくれない悲しみ -- 名無しさん (2022-04-08 19 12 51) トランスフォーマーともコラボしていた時はアーシーになっていたけど、アーシーよりエリータ・ワンのほうがよかったな。 -- 名無しさん (2022-06-01 18 20 51) 6は幼女だったリーフェンが少女なり大人に成長して、それにつれて春麗もしっかりオバサンっぽい顔になってるのがたまらん -- 名無しさん (2022-06-05 21 14 45) 28歳独身女性主人公のハイスコアガールDASH煽り文で「大丈夫…春麗だってまだ30代だもん…」ととんでもない風評被害をくらうヒロイン -- 名無しさん (2022-08-19 11 47 46) コンシューマ版スト2で下段強キックを食らわせてM字開脚じみたポーズになったところで一時停止してた奴いっぱいいるだろ、俺もそうだけど -- 名無しさん (2022-12-07 15 19 18) こいつおまわりさんですwwwタグが秀逸www -- 名無しさん (2023-02-16 22 39 58) 6衣装は最初見た時は微妙だったんだが、割とすぐに慣れた -- 名無しさん (2023-06-18 18 00 02) 6の新キャラであるA.K.I.が春麗とは異なるタイプのチャイナ娘(?) -- 名無しさん (2023-09-03 00 22 30) 6は衣装より髪型が… -- 名無しさん (2024-01-24 16 23 21) うぉっ…ふっと…❤️ -- 名無しさん (2024-06-09 12 21 31) 不知火舞がスト6に参入したが…その真逆で春麗が餓狼伝説に参入する日も来るのだろうか?? -- 名無しさん (2024-06-19 20 33 07) 名前 コメント
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CPS-1 ストリートファイターZERO 389 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2009/04/25(土) 00 27 02 [エミュレータ]CPS1 [R O M ]ストリートファイターZERO [画 面]△ タイトル画面と画面下のコンボゲージ表示されなかった。 もしかしたら俺のROMが壊れてただけかもしれない [ 音 ]〇 SEに若干違和感があるが、原作未プレイなら全く気づかないレベル [速 度]◎ 実機並。ロードも早いし処理落ちもない [評 価] コンボゲージさえ正常に表示されれば文句なしの快適動作。 [特 記] 俺のROMの異常かもしれないので 他にROM持ってる人いたら試してみてほしい
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ストリートファイター6 【すとりーとふぁいたーしっくす】 ジャンル 対戦型格闘ゲーム 対応機種 プレイステーション5プレイステーション4Xbox Series X/SWindows(Steam) 発売・開発元 カプコン 発売日 2023年6月2日 定価(税込) 通常版 7,990円デラックスエディション 10,490円アルティメットエディション 12,490円 プレイ人数 1人〜2人(バトルハブは100人まで同時接続可能) レーティング CERO C(15才以上対象) 備考 「The Game Awards 2023 Best Fighting Game」受賞 判定 良作 ポイント シンプルな新操作形態「モダン操作」が登場試合を動かすドライブシステムシングル専用のRPGモード「ワールドツアー」を収録格闘ゲーム新参者に優しく上級者も満足する作り ストリートファイターシリーズ 概要 登場キャラクター ゲームシステム ゲームモード 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 2016年発売の『ストリートファイターV』から7年ぶりのナンバリング変更の新作となる作品。『VI』ではなく『6』が正式タイトル(*1)。 タイトルの「ストリート」モチーフを改めて見直す一環により、デザインにグラフィティを多用、メインテーマBGMはラップなど、全体的にヒップホップ風のビジュアルが特徴。 ゲームエンジンは前作のUnreal Engine 4から、自社エンジンのREエンジンに変更されている。 なお、『IV』から開発に関わっていたディンプスは本作には参加しておらず、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』以来のカプコン自社開発になっている。 登場キャラクター + 登場キャラクター 追加キャラクターを使用するためには購入が必要(*2)。 (S*)はそのキャラが追加されたシーズンを指し、シーズンパスを購入すればそのシーズンの追加キャラは全員使用可能。 初期キャラクター ストリートファイターIIから登場 リュウ、ケン、エドモンド本田、春麗、ブランカ、ザンギエフ、ガイル、ダルシム スーパーストリートファイターIIから登場 ディージェイ、キャミィ ストリートファイターIVから登場 ジュリ ストリートファイターVから登場 ルーク 新キャラクター ジェイミー、キンバリー、マノン、マリーザ、リリー、JP 追加キャラクター ストリートファイターVから登場 ラシード(S1)、エド(S1) 新キャラクター A.K.I.(S1) + 本作からの新キャラクター メインの格闘ゲームパートである「ファイティンググラウンド」モードに登場するキャクターのみ記載し、ワールドツアーモード限定キャラクターは省略する。 ルーク・サリバン リュウに代わる『スト6』の主人公的立ち位置のキャラクター。アメリカ出身の退役軍人で、現在は格闘ジムのトレーナーを務めており、ワールドツアーモードでもプレイヤーの最初の師匠として登場する。明るい性格で趣味はゲームなど若者らしいキャラクター。 主人公らしく飛び道具・対空ジャンピングアッパー・突進攻撃という3種の神器を備え、通常技や特殊技・ターゲットコンボも使いやすい技が多く揃っているキャラクターだが、必殺技「フラッシュナックル」はボタンホールドしてジャストで離すことで性能が強化されるというテクニカルな特徴からコンボの難易度がやや高め。 ジャストフラッシュナックル無しでも戦えないことはないが、ポテンシャルを引き出すには練習が必須で誤魔化しの効かないファイター。 『ストV』のシーズン5の追加キャラとして先行登場しており、その時とはデザインが多少変更されている(前作登場時のデザインは「Outfit3」として別売)。 ジェイミー・ショウ 本作におけるルークのライバル的存在。『ストIII』のユン・ヤン兄弟を慕い、「中華街のトラブルバスター」を自称。長い辮髪が特徴。 酔拳とブレイクダンスを組み合わせた格闘技で、ユン・ヤンに似た必殺技を多数持つ一方、ゲーム中でも必殺技「魔身」など特定の技で酒を飲む(*3)ことで酔いレベルが上がり、これによって攻撃力と使用できる技の種類が増えていく。 酔いレベルが3~4にまでなると全キャラ唯一OD無敵技とコンボ可能なコマンド投げ、高い攻撃力を兼ね揃え画面端での攻勢が非常に強力になる一方、レベル0~1の時は攻撃力も通常より低く、また酔いレベルはラウンドごとに0に戻ってしまう。薬湯を飲んで次の展開を有利にするか、攻めの展開をそのまま続けるか、試合運びが悩ましい職人気質なファイター。 クリティカルアーツ(体力減少時のLv3SA)でフィニッシュすると「K.O.」表示が「終劇」になるという特殊演出持ち。 キンバリー・ジャクソン 『ファイナルファイト』に登場したガイの押しかけ弟子となった、アフリカ系アメリカ人の少女。武神流忍術にチアダンス経験を取り入れた格闘技とスプレー缶を用いた忍法で戦うニンジャスター。 本作のビジュアルで多用されているグラフィティを描くのが特技。武神獄鎖拳・武神旋風脚・疾駆けといったガイからおなじみの必殺技に加えスプレー缶を使ったトリッキーな必殺技を持っている。 他にも1980年代カルチャーを愛好している、大学を飛び級で卒業したインテリ、本作のケンと同じくJPに強い因縁があるなど様々な設定を持っている。 すばしっこい挙動からの多彩な崩しと、コンボを伸ばせるセットプレイを得意とし攻めに関しては申し分ないが、逆に完全無敵のOD技がない・SAがいずれも発生がやや遅めなど守り能力に劣る。 SA3を発動するとラウンドをまたいで攻撃力と歩き速度が強化されるが、それを見越して素の攻撃力は逆に抑えられているのも難点。 マノン・ルグラン フランスのファッションモデルにして柔道家で、バレエダンスと柔術を組み合わせた格闘技を用いる。『ストIV』に登場したフランス人柔術使いのアベルにやや似た性能の動ける投げキャラ。2種類の投げ必殺技を決めるごとにメダルレベルが5まで上がっていき、これらの次の威力が高くなっていく。 キャラクターのルックスや言動は優雅な立ち振る舞いなのだが、バレエの要素を取り入れた技演出(特にSA3)はどちらかというとイロモノ寄り。セイヤァー!! メダルレベルは次のラウンドに引き継がれるため、ラウンドを重ねるほどにワンチャンスの重みが増す可能性があるキャラクター。長い足による長リーチの打撃択も持ち合わせる。 機動力・特にドライブラッシュの性能が低いこと、加えて他キャラに最低1個はある「普通にガードさせて硬直不利にならない地上技」が一切存在しないのが泣き所。足技のリーチは目を見張る物があるため、攻めの継続性の低さをいかに間合いで誤魔化しながら打撃で固め、本命の投げを通していくかが焦点。 マリーザ・ロゼッティ 古代ギリシャ/ローマのグラディエーター(剣闘士)を思わせる見た目の2m超えの身長と筋骨隆々な体格を持った、パンクラティスト(パンクラチオン使い)の女性。本職・趣味はジュエリーデザイナーと繊細な職業だが、性格は明るく豪快。 体格を活かした直線的で強烈な打撃が特徴で、一部必殺技や通常技の強攻撃に打撃を耐えるアーマーが付与される他、オーバードライブ必殺技の多くは相手のアーマーを一方的に無視するといった特長を持つ。高火力コンボを恐れて固まる相手のために投げ必殺技も持つ。 通常版でも、溜めることで自身にアーマーを付与しながらドライブインパクトのアーマーを無視して攻撃できる全力ストレートパンチ「グラディウス」はこのキャラを象徴する必殺技。 技の正面からの打ち合いに非常に強く、アシストコンボ威力やドライブラッシュなどを駆使した手動コンボ火力に至っては本作トップクラスだが、下段やめくり飛びなどの搦手には弱く、自身も下段から奪えるリターンは低い。 リリー・ホーク 過去作に登場していたキャラクター「サンダー・ホーク」と同じ部族の少女(*4)。体格がかなり小さいため、ポカモガンと呼ばれる実在の打撃武器を用い、風の精霊の加護を受けて戦う。 必殺技はホークと同じ必殺投げ・突進技によって構成されているが、「コンドルウィンド」という必殺技で風纏いストックを溜めることができ、一部の必殺技を使う際にこのストックを消費して性能を強化させることができる。 特に風纏いストックを持った状態での「コンドルスパイア」はガードさせて硬直有利(*5)と、突進技として非常に強力であり、ここから打撃と投げの2択を迫るのが常套戦法。 ただし、必殺投げを決めた後は大きく間合いが離れてしまうため、必殺投げを中心にした攻めで押し切るのは難しい。 戦術がシンプルである上、モダンタイプであればコマンド入力なしでも充分に特徴を活かせるなど、初心者向けファイターのひとりとされる。 しゃがみ強Pが対空や連携始動などで突出して強力なのも特徴で、少ない主力技で戦うに足る尖った性能を持つ。一方で通常技に実用的なものが少ない(多くの下段技を含む死に技を複数抱えている)こともあり、投げキャラの例に漏れずコンボや崩し手段に乏しくポテンシャルがプレイヤーの読み合いに依存しやすい不安定さも抱える。 JP(ジェイピー) 本作のヴィランで、ワールドツアーでも最終ボスとして登場する。NGOの活動家だが、「JP」というのは偽名のイニシャルで、場所によって様々な名前を名乗っている。その正体は前作で崩壊したシャドルーの元金融担当(*6)。 杖を用いた打撃と、ベガより与えられたサイコパワーによる様々な飛び道具系必殺技を駆使して戦う遠距離・鈍足型のキャラクター。 「近づいて殴りあう格闘とは不合理なもの」とキャラ別チュートリアルで語る性格を反映して強力な飛び道具の必殺技を複数持ち、距離を問わずに中段・下段・投げによるガード崩しや、定点攻撃・設置攻撃による牽制やセットプレイなどと多彩な戦術が可能。SAも各々が優秀(特にSA2の崩し性能)。 相手は本作のシステム「ドライブパリィ」などを駆使してこれらの必殺技に対抗せねばならず、悪役らしく(おそらく意図的に)対戦相手にストレスを与えるような設計と言われるほど、プレイヤーお互いに攻略知識を要求するキャラの1人。 移動速度が遅いため相手の得意な間合いから逃れることは難しいが、接近されても杖と大き目の体格による通常技を用いた対応力やコンボ火力に優れる他、コンボに組み込んで相手を遠距離へ吹き飛ばす「ストリボーグ」や、即効性はないがOD版で打撃と投げに反応できコンボ始動となる当身カウンター技「アムネジア」から、中距離はやや苦手とするものの近距離でも十分に戦う能力はある。 一方でモダンタイプでもコマンド入力が必要な技が多く基本の難易度はやや高いが、クラシックタイプとして見るとコマンドや手動コンボは難易度がやや低め、近距離・画面端で相手を捉えた際にドライブゲージやバーンアウト時の体力を一方的に削る固め性能に優れるなど、本作のシステムを用いた独自の特徴付けが多い。 DLC追加新キャラ A.K.I.(アキ) 前作『ストリートファイターV』に登場していたキャラクター「F.A.N.G.」がシャドルー崩壊後にとった弟子。キノコのような髪型とホラーのような恐怖性、所々でのぞかせる先生(シェンション)ことF.A.N.G.への思慕が特徴的な女性。ひょろ長い体格と白い肌・切れ長の目が蛇を思わせる風貌で、格闘スタイルもかぎ爪を使った蛇拳。 一部の技で相手を毒状態にすることができるが、毒の持続ダメージは非常に小さい。一方で毒状態の相手に当てることで毒破裂を起こしてリアクションを大きくする技も複数持っており、これを使ったコンボで一気に体力リードを奪っていくファイター。 カプコン公式のストリートファイターシリーズ紹介サイト『シャドルー格闘家研究所』にて公開された小説「蠱毒」で彼女とF.A.N.Gの出会いが描かれている。 ゲームシステム クラシック/モダン操作 従来の6ボタンによる操作は「クラシック操作」という位置づけで、新たにパッドでの操作に最適化したモードとして「モダン操作」が用意されており、選択式で使用可能。 モダン操作は通常技による攻撃ボタンが3つ(弱・中・強)に減っており、必殺技(SP)ボタンとアシスト(AUTO)ボタンが新たに用意されている。 一方で、クラシックでは同時押し操作が必要なドライブパリィ・ドライブインパクトが専用のボタンでのみ使用できるため、最低使用ボタン数はクラシックよりも多い。操作感覚としては『ファントムブレイカー』に近い物となっている。 アシストボタンはデフォルトでR2/RTに相当する位置に配置されており、いわゆるところのShiftキーの役割を果たす。アシストボタンを押しながら通常技ボタンを連打すれば自動でコンボが出せるアシストコンボが繰り出せる。 必殺技ボタンは4種類(*7)に対応している。コマンド入力でのみ出せる必殺技も存在するが、このコマンドにSPボタンが使われることはない。 AUTOを押しながらSPボタンでもオーバードライブ必殺技を出すことができる。 各種スーパーアーツはコマンドだけでなく、(方向+)強+SPボタンの同時押しでも使用できる。 ただし、いずれもSPボタンを用いて出した場合は威力が低下する。 なお「1つのボタンを押すだけでキャラクターが自動で適切な攻撃コンボを行う」ダイナミック操作も用意されているが、これはファイティンググラウンドのオフライン対戦(CPU戦含む)のみ使用可能。 ドライブゲージ 体力下にあるゲージ。6ブロックに分かれており、ラウンド開始時から最大まで溜まっており、下記の各種ドライブシステムを使用すると消費する。 第二のパワーゲージ・体力ゲージを兼ねた特殊ゲージだが、時間経過・前歩きする(前ステップやジャンプは不可)・攻撃を当てると増える他、相手の攻撃をガードしたり一部の攻撃を当てられることで減少する。そのため、基本的にはよりうまく攻めを通した側がドライブゲージで優位となる。 + ドライブシステムの詳細 ドライブインパクト クラシック操作で強パンチ・強キックを同時押しして使用できる、スーパーアーマーで相手の攻撃を防ぎながら攻撃を繰り出す『ストIV』のセービングアタックのような攻防一体のアクション。ドライブゲージを1本消費する。 普通に当てるだけでは相手のドライブゲージを減らす吹き飛ばし技にすぎないが、ガードした場合でも相手が後ろに大きくのけぞる。 通常ヒットかガードした相手が画面端に接触した場合、画面端に張り付いて無防備な状態になる「クラッシュ」が発生し、追撃可能となる(*8)。 さらにこの技は入力した瞬間からSAなど一部の攻撃を除き相手の攻撃を2回まで耐えるアーマー効果がある。そして相手の攻撃をアーマーで受けたうえで当てたor相手の技硬直に当てた(確定反撃を決めた)場合、特殊なカメラ演出やエフェクトが発生して効果が強化される。その場合、相手はその場で崩れ落ちダウンになり、クラッシュより幅広いコンボでの追撃が可能となる。 インパクトの硬直は発生前以上に大きく、攻撃自体もアーマーを破る効果はないため、インパクトを出した直後に相手が後出しでインパクトを出すと、後出し側が必ず確定反撃判定になる。この場合はスローモー演出が入り、「インパクト返し」が決まったことを明示する。 必殺技キャンセル可能な通常技からインパクトにつなげることも可能なので、上級者帯では弱~中攻撃がインパクトに当たってヒットストップがかかった際、その僅かに伸びた猶予を活かしてインパクトを撃ち返すテクニックもある。 オーバードライブ必殺技 従来のEX必殺技に相当する強化版の必殺技。ドライブゲージを2本消費する。 強化される内容は技によってまちまちで、威力以外の性能しか強化されない技もある。『ストV』の調整方針を継承し、全身完全無敵が付与されるのはOD必殺技と一部を除くスーパーアーツのみ(*9)。 ドライブパリィ クラシック操作で中パンチ・中キックを同時押しして使用できる、ガードの強化版。発動時にドライブゲージを0.5本消費し、ボタン押しっぱなしでパリィ状態を維持できるが、その分だけ時間でゲージが消費されていく。 中段・下段や背後からのめくり打撃など、すべての打撃を防ぐことができ、パリィ成立時にはドライブゲージが回復、ガード時のノックバックが発生しにくくなるが、ガード時の硬直は変化しない。 投げに対しては完全に無防備で、パリィ解除後の硬直(ガードのみ可能)で打撃を受けたり、投げられるとパニッシュカウンター判定となる。 ドライブパリィおよびその入力とほぼ同時に相手の打撃を防いだ場合、ジャストパリィが成立。画面停止演出とともに実際のガード時硬直がほぼなくなり、基本的には多くの攻撃での確定反撃が成立する(*10)。 『ストIII』のブロッキングを彷彿とさせる要素だが、ジャストパリィ直後に出した攻撃でパニッシュカウンターが決まった場合そのコンボダメージは強制的に50%以下になるため、直接的なリターン自体は少ない。 ドライブラッシュ 高速で前方に移動する強化ダッシュ。 ドライブラッシュ中に出した技は技によって慣性がついて踏み込みながら攻撃できるだけでなく、通常より硬直差が攻撃側有利となる。 ガードさせて有利の技を当てればその後ガード崩し・暴れ潰しのきっかけとなり、ドライブラッシュからの技をヒットさせれば通常では入らない連続技を決めることができる。 ドライブパリィ中にダッシュの操作(レバーを前に2回)を行うと、ドライブゲージを最低1本消費(*11)するパリィドライブラッシュとなる。 必殺技でキャンセル可能な通常技中にダッシュ、またはレバーを前以外に入れずドライブパリィの操作(ラシード追加アップデート後)を行うと、キャンセルドライブラッシュが発動し、こちらではドライブゲージを3本消費する。 ドライブリバーサル ガードまたはパリィ中に前+インパクト操作で発動。ガード硬直を解除して攻撃し、ヒットした相手を吹き飛ばすガードキャンセル攻撃。ドライブゲージを2本消費する。 『ストV』のVリバーサルに相当し、アーマーブレイク効果によって相手のドライブインパクトなども返せるが、ガードされた時の硬直が大きく不利になっている。 バーンアウト ドライブゲージが0になった場合、ゲージが全快するまでバーンアウト状態になり、以下のデメリットを負う。 ドライブゲージを使ったシステムが使えない。 ガード時の硬直が増え、通常状態よりも攻めを切り返しにくくなる。 必殺技・SA・ドライブインパクトをガードした際に体力が削れる。これによる削りKOも発生しうる。 ドライブインパクトによるクラッシュが発生すると、代わりに非常に長い硬直を晒すスタン(気絶、ピヨり)状態になる。 バーンアウト中のドライブゲージは減少しなくなり、時間経過&自攻撃を当てるのみならず、相手攻撃をガードしても回復するようになる。 ドライブゲージが全回復する(またはスタンした後に起き上がる)とバーンアウト状態が終了、最大の6マスを保持した状態に戻る。 スーパーアーツゲージ 攻撃を当てる・当てられるごとに溜まっていくゲージ。ラウンドごとに引き継がれる。 本作では3本ストック可能。超必殺技であるスーパーアーツは各キャラ3つずつ持っており、それぞれ使用する本数が1本(Lv1)・2本(Lv2)・3本(Lv3)と異なる。 使用する本数が多いほど強力で、Lv2は特殊な性能のものが多い他、Lv3はヒットすると演出に移り大ダメージを与える。また、体力が30%以下でLv3スーパーアーツを使うとクリティカルアーツ(CA)に変化し、威力が若干上昇し、演出もより派手なものに変化する。 また全てのSAはドライブインパクトなどのアーマーを貫通するアーマーブレイク効果を持つ。 Lv3限定技以外がLv1-3を任意に打ち分けられたストZERO系や、各キャラに複数のスーパーコンボ(Lv1SA)と1つのメテオコンボ(Lv3SA)が用意されていたストEX/MVC系とは違い、3つのスーパーアーツがそれぞれ消費量固定であり、CFJのイングリッド専用のゲージシステムが一番近い仕様となっている。 SAゲージ増加量は一部技を除きコンボ補正に影響されない・過去作と違って技の空振りでは一切増えないといった特徴もあり、手数が多く難しいコンボなどの有効かつ高度な攻め手に見返りを与える役目も担っている。 パニッシュカウンター 前作『ストV』のクラッシュカウンターと似て非なる、カウンターヒットの上位判定。パニッシュ(PUNISH)は他の格闘ゲームでも海外を起点に使われる用語で、技を出してから攻撃(判定)が終わり、再度操作可能になるまでの硬直時間に攻撃を当てられた(≒確定反撃や差し返しが成立した)状況を指す。 本作ではこのような相手技の後隙に当たった攻撃がすべてパニッシュカウンター扱いとなり、発生前隙へのカウンター判定と同じくスーパーアーツ以外の技がダメージ増加、カウンター判定よりもさらにヒット後の相手硬直が増加、相手のドライブゲージの減少といった追加効果を得る。 クラッシュカウンターの要素も継承されており、特定の打撃技でパニッシュカウンターを取ると長時間のけぞるなどで追撃しやすくなる、投げ技で成立させるとダメージとSAゲージ増加量が大きく上がるなど、一部技で追加効果が発揮される。 ゲームモード ワールドツアー シングルプレイ専用のオープンワールドRPG風のモード。敵と戦闘する際のシステムは概ね、他のモードにおける対戦格闘パートに則る。 使用キャラクターは自分でメイキングしたキャラクターで、顔、髪型、体格などを細かく設定する事ができる。 他モードで使えるファイターがマスター(師匠)として登場し、彼らとの会話などといったイベントを経ることでスタイルを習得できる。一度弟子入りすればスタイルは好きな時に変更可能。この「スタイル」が通常技・特殊技などの基本となり1つだけセットできるが、必殺技とSAについては別のキャラクターのものを装備して使用することも可能。 シンボルエンカウント方式で、こちらを追いかけてくる敵対NPCもいるが、路上を歩いているほとんどのNPCに戦いを挑むことができる。一部のNPCはプレイヤー同様にスタイルが設定されており、そのマスターと同じスタイルを使う。 弟子入り時には同時にフィールド上でも発動できる必殺技を教えてもらえる。これをセットしてワンボタンで発動できるようになり、敵に当てれば先制攻撃して有利な状況で戦闘を開始できる。また、木箱などを破壊してアイテムを入手できる。 勝利すれば経験値を獲得してレベルアップする。レベルアップ時に入手したスキルポイントでスキルを習得して強化していくことが出来、この強化はバトルハブでも共有される。スキルツリーはトーナメント表形式になっており、並んで繋がっている2つのスキルから1つだけを選択していく(*12)。 スタイル毎にも経験値とレベルがあり、スタイルレベルを上げることで新たな必殺技・SAを教えてもらえるようになる。 敵からのアイテムドロップは各バトルで条件を満たすことでのみ得られる「ドロップロック」方式になっている。 バトルハブ プレイヤーそれぞれのアバターが集結する、本作の他2モードを結びつける立ち位置のゲームモード。 ゲームセンターを模した空間で、ファイティンググラウンドの通常対戦・エクストリームバトルやトーナメント戦、ワールドツアーで育成したキャラ同士を使ったアバター対戦、カプコンの1980~90年代のアーケードゲームのプレイが可能。 ハブ内からもファイティンググラウンドランクマッチやカジュアルマッチの待ち受け・カスタムルームへの移行も可能。 ファイティンググラウンド "対戦格闘ゲーム"としての中核にあたるゲームモードで、ストーリーモード(CPU戦)、対戦モード(個人戦、団体戦)、トレーニングモード(フリー練習、コンボ練習、共通及びキャラごとの戦術指南)、オンライン対戦(ランクマッチ、カジュアルマッチ、カスタムルーム)などの一般的な格闘ゲームの遊び方はここに集約されている。オンライン対戦待ち受けも可能。 エクストリームバトルと言う特殊なギミック・ルールが付いたパーティーゲーム的なモードも用意されている。 ランクマッチは勝つと溜まっていくリーグポイント(LP)によって8段階のランク+マスター以外それぞれは更に5段階の★グレードに分かれる。プラチナ・ダイアモンドを除いた各ランクの★1をまたいで降格はしない。 LPは勝った時に増える量のほうが負ける時に減る量より若干多い(*13)。そのため、勝率が45%を下回らない限りはいずれLPがだんだんと積み重なっていき、マスターランクにわずかずつ近づいていく。 場数を要する設計ではあるものの、「ゴールド以下は3連勝以上するとLP増加量が倍増」「別キャラがより高いLPを保持している場合はその差分に応じて増加LPも微増する」ため、過度なスマーフィング(*14)は抑止されるようになっている。 後のアップデートでマスターランク専用のマスターレート(MR)が導入され、1500を基準値としたイロレーティングによるレートマッチが行われるようになる。後のアップデートでMR上位500人のプレイヤーはレジェンドというランクとして表示され、Act(小シーズン)終了時にレジェンド順位内だったプレイヤーには称号が配布される。 カスタムルームは通常の個人戦(*15)だけでなく、エクストリームバトルやトレーニング、団体戦を行うこともできる。特にオンライントレーニングは外部チャットツールなどを併用しての指南や共同研究などに有用。 評価点 プレイヤーの裾野を広げたモダン操作 「ボタン連打で自動でコンボ(〆に超必殺技で大ダメージ)」「1ボタンで必殺技発動」といった近年お馴染みの初心者向けシステムを導入しつつ、単なる初心者向けの簡単操作というだけでなくパッドに最適化した操作として、ワールドツアーモードを遊ぶことで簡単に操作に馴染めながらも実際の対戦においても格闘ゲームの奥深さも楽しめる操作体系として概ね好評を持って受け入れられている。 アシストコンボの評価はキャラによりけりだが、手動では難しい連続技をボタンを押しながらの連打で実行してくれるため、初心者が確定状況で慌てて反撃できないという場面が減った。キャラによっては相手がガードしていると途中で止まるのも便利。 新キャラの中で評価が高いのはマリーザの「しゃがみ弱キック → しゃがみ弱パンチ → 弱ディマカイルス」「立ち中パンチタゲコン → ODグラディウス → SA2」「前強キック → 強ディマカイルス → 弱クアドリガ→SA3」で、弱~中アシストコンボでヒット確認を自動でやってくれたり(*16)、強アシストコンボで体力を最大で半分も減らせたりと魅力的なものになっている。「モダンのMはマリーザのM」とまで言われている。 これまでもボタン連打でコンボが出るゲームは存在したが、あくまで初心者救済という側面が強く、1つしかないので自分の力で出している感触が薄い・使えるモードが最終的な実用性に乏しいなど物足りないシステムに留まっていることが多かった。 「自分でアシストボタンを押して出したコンボ」という形でプレイヤーにも満足感を与えるシステムという興味深い形に仕上がっている。 またアシストコンボを途中で止めて、自分で攻撃を繋ぐことも可能なのでゲームに慣れてきても応用を利かせることができる。 アシストコンボ初段にはモダン操作では普通に出せない通常技が回されていることも多い(*17)。操作はクラシックより難しくなるが、こういったアシスト通常技を立ち回りに組み込むことも不可能ではない。 新システム「ドライブ」を軸にした駆け引きの完成度が高い 本作の新システムであるドライブシステムは、リスク・リターンの構造が非常に良くできており、熱中度が高い。 ドライブインパクトはエフェクト・パニッシュカウンターで決まった時の効果音などが派手に作られており当てて爽快な上、操作もコストも手軽と単純明快で、相手の攻撃に対する対抗手段として使いやすく初心者帯でも強力な行動として機能する。 「何かすごいことが起きている/すごいことをしている」と視覚的に伝えてくるシステム。ドライブインパクトをドライブインパクトで返すと時間停止演出が発生するのもあって見栄えがするよう工夫した設計がなされている。 ドライブインパクトをクリーンヒットさせた後は地上技なら投げを含めて何でも当てられる状況のため、「コンボを練習したのに当てる機会がない」という初心者が躓くポイントのケアにもなっている。 いきなりぶっぱなしても強い反面、対戦レベルが上がると返されることも増えるが、画面端に追い込んでから使えばガードされても追撃可能の実質ガード不能技になる。 そのため、相手を端に追い込む間合い合戦と相手の意識の裏を突く格闘ゲームならではの読み合いを際立たせ駆け引きを熱くする、単なる大味な攻撃とは言えない工夫されたシステムである。 ドライブラッシュはこれまでのストリートファイターシリーズにはなかった攻めの共通システムで、強化前ダッシュ+EX通常技と言うニュアンスとして使えるため、これを起点にした攻めや連続技が強力。 特にキャンセルドライブラッシュは重いコスト相応の発展性があり、攻撃ガードで固めたところを強引に投げに行く奇襲、小技から中攻撃、中攻撃から強攻撃につなぐ攻め、強攻撃の手数を増やしてダメージを伸ばすコンボが多くのキャラで可能となっている。 従来の「ウルトラコンボ」「Vトリガー」などと異なり、ドライブゲージはラウンド開始時点から最大値を使える。初心者は「ドライブインパクト」を、中級者以上は「ドライブラッシュ」を用いることで開幕から試合展開がダイナミックになり、そして練習したことを序盤から活かしやすい(*18)。 一方、リソースによる使用制限がされている上に、ドライブラッシュまたは相手がドライブ切れしていない限り、ガードさせて有利フレームが取りづらい設計となっている。 そのため、時にはドライブゲージ回復の時間を取るべくあえて攻めずに相手の反撃を待ち構え様子見する場合もあるのだが、ここで前歩きによるドライブ微回復が歩きによる間合い合戦を促しており、ガン攻め一辺倒になることもなくゲーム展開にメリハリがついている。 超必殺技用のSAゲージがOD必殺技で消費されない専用リソースとして完全に独立した(&OD必殺技でもSAゲージが増える)ことで、派手な演出を伴うスーパーアーツを出せる場面が『ストV』までと比べて格段に増えた。 最終ラウンドにて残りのドライブゲージを注ぎ込んでバーンアウトしながらコンボを伸ばし、最後にLv3スーパーアーツを決めてKOまで狙うコンボはわかりやすい上達の緒であり、これまた派手。 SAゲージの増加量がコンボ補正の影響を受けないということで、打撃でSAゲージを稼ぐなら難しく手数の多いコンボが基本的に効率が良くなるようになっている。 極まってくるとドライブゲージを節約する、最後の技を特定のものにして展開を有利にする、できるだけ手数の多いコンボでSAゲージを稼ぐ、ちょうどKOしきれる最大威力のコンボルートを全力で狙う…というようにコンボ選択の判断についても底なしのやりこみが出てくる。 このようにドライブゲージを使用したシステムは試合を大きく動かす事ができるのだが、本作では通常ガードもドライブアクション扱いになっていて、攻撃を当て合うことでもドライブゲージの奪い合いが発生するようになっている。 攻撃を当ててドライブゲージを回復させれば次の攻めのきっかけとなり、相手の攻撃をガードしたりパニッシュカウンターを食らってドライブゲージを消耗すると状況的にも不利に追い込まれていく(*19)。 そしてドライブ切れのバーンアウト状態は弱体化したガードとSAなどの一部技のみに防御手段が減らされ、体力をリードしていても逆転負けの可能性が充分あるほどのリスクを負ってしまう。 よって自身はなるべくバーンアウトを避けつつ相手を固める・SAを決めるなどでバーンアウト状態に追い込むなどといったドライブゲージの奪い合いも、対戦におけるメインの駆け引きとなっている。 一方でバーンアウト状態を切り抜けた後はドライブゲージが最大に戻ることから、試合終盤でドライブゲージを存分に使った攻めが可能になるため、リスクもリターンも最大化する場面である。 画面遷移のテンポの良さを筆頭としたネット対戦の快適さ 前作『ストV』と比べての最大の改善と言われるポイント。マッチング成立からの対戦画面開始・対戦終了後の再戦開始までの待ち時間が大幅に軽減されており、テンポよくゲームを楽しむことができる。 特に『ストV』のネット対戦では「トレーニングモード用ステージなど処理が軽いステージを選ぶ」のが鉄則とも言える暗黙の了解になっていたが、本作ではお互いのプレイヤーが見ているステージは異なる上に、ステージに起因するラグなども報告されていない。 ランクマッチ・カジュアルマッチ時に、相手の接続環境のみ(有線・無線と通信の快適度)確認してから対戦するか選べる機能もシリーズでは初めて導入されている。 Outfit3(アレンジコスチューム)が販売開始される前には過去作において大会使用禁止扱いだったブランカちゃんコスチュームやディージェイの光輝くスーツがラインナップに含まれていたためにネット対戦での扱いが懸念されていたが、「対戦相手のキャラクターが使用するコスチュームやカラーを自分の所有するコスチュームから選んで固定する」機能が同時追加され、これを利用することで払拭可能となった。 フレームメーター トレーニングモードで導入されたUI。従来も硬直差などを示すUIは存在したが、両キャラクターの状態を記録するタイムラインメーターを上下に並べた構造により、技と技の間に発生する隙間も見えるようになっており、フレーム単位の検証で大いに役立つようになった。 グラフィック 今見るとモーションや体型などが中途半端なデフォルメに感じられる『ストIV』や『ストV』と比較して、よりリアル寄りのグラフィック、頭身、モーションとして精度が上がり、アニメ的演出も違和感なくフォトリアルに取り入れられている。REエンジンの面目躍如であり、2.5Dゲームとしての完成度は非常に高い。 声優の演技 新キャラのキャスティングもジェイミー(CV 武内駿輔氏)、キンバリー(CV 東山奈央氏)、マノン(CV 福原綾香氏)、マリーザ(CV 斎賀みつき氏)、リリー(CV 釘宮理恵氏)、A.K.I.(CV 田村睦心氏)と有名かつ実力者が揃い豪華。続投キャラともども魅力を引き出す演技となっている。 特筆すべきはJP役の杉田智和氏。各種ジャンルを追うファンにとっても珍しい、重厚な演技で慇懃無礼な老人の悪役キャラを演じている。 ワールドツアーNPCも手を抜いておらず、過去キャラの烈は上田燿司氏、カルロス宮本は子安武人氏が兼役なしで担当。ボイス付きのセリフほとんど無いのに。 新キャラ達も夏目響平氏、吉田仁美氏、花江夏樹氏、緒方賢一氏、高橋伸也氏、鈴代紗弓氏と実力派が揃う。 アバター ワールドツアーやバトルハブで使用するプレイヤーの分身となるアバターは自由にメイキングが可能となっている。 顔だけでなく、身長や体格、筋肉の量などを個別に調整でき、リアルな体型からバケモノじみた標準から大きくかけ離れた体型など、多種多様なキャラクターを作成可能でゲーム全体でも類を見ないほど自由度が非常に高い。 恐るべきはアバターの体系設定は格闘ゲーム上の当たり判定にも詳らかに影響するということで、手足を伸ばすとその分リーチも喰らい判定も伸びる。ただしあまり極端な体型にすると相手を押し戻しすぎてコンボが繋がりにくかったり、リーチが短いといったデメリットを負うことになる。 アバターはワールドツアーにおいて(*20)好きなタイミングで作り直すことも可能で、レシピを保存して共有することもできる。他人のレシピで気に入ったアバターがあれば自由に使用可能。公式でもCMキャラクターの吉田沙保里氏や漫画『刃牙』シリーズのキャラクターなどのレシピが公開されている。 ワールドツアーやショップで購入できる装備品で能力を強化したりスキルをセットできるが、さらにその上から見た目装備も可能なので能力とファッションを両立できるのも嬉しいところ。 この要素を活かし、月替りのファイティングパスでは報酬としてアバターの見た目装備用服装などバトルハブ対応アイテムが複数配信される。 他にも、スポーツファッションブランドの「オニツカタイガー」などの実在アパレルの輸入や、国内外のアニメ作品『ミュータント・タートルズ』『SPY×FAMILY』といった様々な企画とのコラボも行われている。 ワールドツアーモード 『ZERO3』家庭版の同名モードとは打って代わり、『ファイナルファイト』から登場したメトロシティを起点に、世界各地にいるファイター達の元へ行って弟子入りし、「強さとは何か?」を追い求めるという筋書きのオープンワールドRPGとなっている。 メトロシティはかなり作りこまれており、原作のコーディーのドット絵が看板に描かれていたり、原作の景色を再現した場所も存在する。 また、とある路地裏には『ファイナルファイト』が入ったアーケード筐体が置かれており、いつでも好きな時にプレイ可能。 このモード専用のオリジナルストーリーも用意されており、プレイヤー演じる主人公とライバルがそれぞれに強さを追い求め、時に協力し、時に競い合って成長していく。マッドギアの残党が絡んできたりと、過去作との繋がりも見られる。 このモードでは体力やドライブゲージを回復するアイテムや師匠の好感度を上げるアイテムが存在し、中には他カプコンタイトルから持ってきたものも。 「REシリーズ」というホラーゲームが登場する他、「秘薬」や「エネルギー缶」といった有名なものから、「噛んだガム」といった回復アイテムとして売るのはどうなんだと言いたくなるマニアックなネタ、その他「チワワカレー」など今となっては分かるプレイヤーの方が少ないものまで多種多様。各師匠の関連イベントを含めればさらに豊富な過去作ネタが詰まっている。 バカゲー要素として、このモードで巡れる地域の住民は誰もが格闘に親しんでおり、快く応じて殴り合ってくれる。子供相手でなければ、警官や老人など現実では明らかにマズいだろという相手にも戦いを挑むことができる。 本作の時系列は『V』や『III』の後で、市長がハガーからコーディーに交代していたり(*21)、シャドルー崩壊による技術流出によって現実世界を上回る程度に技術レベルが上がったという設定がある。 そのため、現実世界では2008年以降普及したスマートフォンや、2010年頃から民生用として使われ始めたドローンが普及しているのみならず、劇中の企業により戦うロボット掃除機や冷蔵庫が作られており、実際に戦闘機会も存在する。 師匠となる通常の使用キャラと交流して絆レベルを上げるという要素もあり、キャラクターの魅力の掘り下げが行われている。特に「リュウとメッセージアプリでやり取りする」という場面は旧来からのプレイヤーにとっては微笑ましいものである。 リュウはもう1つ本作にて「貧乏どころではなくブラックカードを所持するレベルの財産がある」という事が発覚したが、それがSNSで拡散された際には色んな意味で大きな反響があった。 本作からの新キャラクターのほとんども交流を通じて「頼りになる教官」「意外と真面目」「とにかく豪快で接していて気持ち良い」「変人だが突き抜けていて逆に面白い」と自然に好印象を持てる形の作りとなっている。既存のキャラクターもこれまではオフの姿は意外と描かれていなかったため、ファンには興味深いものとなっている。 『ストV』に続いての登場となるリーフェンや初代『ストリートファイター』以来実に36年ぶりの本編登場となる烈(*22)、『ファイナルファイト』シリーズのダムドやカルロス宮本といった往年のキャラの他、オリジナルキャラは主人公のライバルであるボシュの他、アクの強さに反して妙に話の分かる人柄で子分に慕われるルドラ、裏ボス的な存在に至っては「アンドレ」一家(*23)や、過去作の誤訳や誤読から誕生した「シェンロン(*24)」や「あさのけいこ(*25)」など、道中で実際に戦うNPCも魅力的なメンツが揃っている。 特にデザインした安田朗(あきまん)にすら忘れられ半ばネタ扱いされていたカルロス宮本が(開発曰く某無法地帯アニメのコンボイをイメージした)子安武人ボイスでフリーダムな性格をしていたことがファンから驚きと笑いで受け入れられた。 大抵は既存モーションの流用ではあるが、中には独自のオリジナル技を使ってくるNPCも存在する。 ワールドツアーモードでは任意でのカメラ視点操作にゲームパッドで言う右スティック操作が必要になるのだが、アーケードスティックでも特定のボタンを押し続けてボタン操作をすることでカメラ視点操作が可能。 Steam版ではマウスやキーボード操作でもカメラ視点操作が可能なので、アーケードスティックと合わせたモンゴリアンスタイルというプレイも可能。 純正パッドとアーケードスティックを同時接続していれば、移動とカメラ操作はパッド/戦闘はアーケードスティックという柔軟な操作にも対応している。 右スティックがないことへの対応がされているとは言え、いちいちアーケードスティックでカメラ操作をするのが手間だというプレイヤーにはありがたい機能。 スタイル毎の経験値レベルが最大になった後も、超過したスタイル経験値は蓄積され続け、1/3の効率ではあるが別スタイルの経験値として振り分けることができる。 プレイヤーの性格上どうしても馴染まない不向きなスタイルであっても、この機能でスタイルレベルを上げていくことが可能。 取得に一定のスタイルレベルが必要となる必殺技やスタイルレベル最大にならないと入手できないLV3SAの他、ゲーム内ギャラリーでの各キャラのワールドツアーモード専用イラストもこのやり方で無理なく解放できる。 スタイル経験値さえあれば際限なく一気に割り振れるため、スタイルレベルを一度に沢山上げた場合はマスターからのメッセージアプリのやりとりが終わって1つのイベントを終えた後に立て続けに同じマスターからの新しいイベントが数件入る×N…といったカオスなことになったり。 DLCキャラクターは購入していなくても関連ミッションをこなせばイベントが発生し弟子入りが可能。まずはアバターでスタイルを試してみて、気に入ったら個別に購入し対戦で本格的に使うといったやり方ができる。 『ストII』シリーズのキャラクターおよび技の実用性の見直し 前々作『ストIV』と同じく、発売時点から初代『ストII』のボスを除く使用キャラ8人が一堂に会している。加えて、『スパII』出身のキャミィとディージェイも登場。 『ストIII』では新世代交代の関係で当初はリュウケンのみ、『ストV』でも数名が出ていなかったため、シリーズでおなじみの彼らをすぐ使えるのは嬉しい。 一方で、前作にてベガが消滅しシャドルーが完全に壊滅したこともあってか、かつての「四天王」の面々は発売時点で誰も出ていない。ベガ以外のそっくりさんがネタとして登場している程度。 本作での彼らは過去作の特徴を残しながらもその見た目に大小様々な変更が加えられている(*26)。新技も追加されたことでキャラクター性能にも大幅な変更が加えられ、旧作からのプレイヤーもおなじみのキャラを新鮮に使うことができる。 + 『ストII』キャラの本作での変更点 リュウは特殊技の旋風脚が復活したことで地上での差し込み能力が強化された。竜巻旋風脚は強版をヒットさせると相手と位置が入れ替わるようになり、中版との使い分けも要求される。 接近戦では波掌撃での固め、遠距離では電刃錬気でバフ掛けと、『ストV』までの捌きを強制させる戦術に囚われない動きでも本領発揮できる様になった。ゲージなどのリソースを使った分だけコンボ火力の改善を実感しやすいのも特徴。 ケンは新必殺技の迅雷脚と龍尾脚がどちらも反撃を受けにくく攻め能力を大きく押し上げ、3種の神器+奮迅脚と新技のラッシュ能力で器用万能な強さを発揮。コンボ火力は低めだが、本作の「画面端に追い詰めて勝つ」というゲーム性を象徴するファイターとなっている。 特に奮迅脚+竜巻旋風脚(ステージ半分運び)と中Pタゲコン → 奮迅脚+龍尾脚 → 昇龍拳など(位置入れ替えコンボ)でほぼどこからでも相手を画面端に追いやるコンボが可能。他にも前投げを軸にした画面端連係に入れるルートが多く、本作の勝ち筋を学ぶのに最適。 春麗は構えコマンド~派生技での中下段の揺さぶり/打ち上げからジャンプキャンセルし空中追撃コンボといった、高難易度ながらバリエーション豊富な攻めが強力。 LV1SAの気功掌は空中でも発動可能になり、空対空はもちろん、先述の打ち上げ~空中追撃コンボにも組み込める。手元はかなり忙しいが一連の動作は火力も見栄えも充分。 ガイルはソニックブームとサマーソルトキックにジャスト入力版が追加(成功すればヒット時の攻撃力が微強化)というものが目を引くが、その他にもしゃがみ強Kの初段がヒットした場合のみ打ち上げキックに繋ぐターゲットコンボが追加されたり、LV1SAのソニックハリケーンは従来のものに加えて斜め上に放つ対空版と打ち分けが可能になったりと、対応力が強化されている。 スーパーアーツが複数使用可能な本作だが、実践に組み込むには単純に立ち回り制限が厳しい上にジャンプ暴発の恐れもある1タメ319コマンドが撤廃されているので、『ストIV』シリーズまでと比べてコマンドの失敗率が格段に低いのはありがたい。 E・本田とブランカはそれぞれ百裂張り手とエレクトリックサンダーのコマンドがP連打から214Pに変更され、任意のタイミングで確実に発動可能になったのは非常に大きい。 ただガードされるだけでも安全にドライブを削るタメ突進技もおよそあらゆるランク帯で語り草になるほど凶悪。 LV1SAも両者共に236236Pコマンドなので、最低ゲージ本数でもタメ入力に関係なくゲージ放出可能なのも嬉しい所。 本田は相撲ステップからの派生攻撃や百裂張り手を強化する肩屋入りなど張り手攻撃によってコンボ火力を重視した性能、ブランカは移動するコマ投げ技のワイルドハントやブランカ自身の電撃に反応して発動する設置飛び道具・ブランカちゃん爆弾など攻め手のバリエーションを重視した性能と差別化されている。 ザンギエフはしゃがみ中Pや6強Pがキャンセル可能で打撃コンボが用意されるなど、『ストV』の投げ特化の性能から見ると柔軟性が格段に増した。通常投げ自体も他キャラは前後2種類なのがニュートラル・前・後・下・斜め前後と6種類あるなど、歴代屈指の拘り様。 ダブルラリアットのコマンドがPPPからPPに変更になり、念願のOD版ダブラリ(PPP)が追加された。 移動投げ必殺技も1回転Kから63214K(半回転)になり、ジャンプ暴発の危険性がなくなる他、空中コマ投げのボルシチダイナマイトのOD版をコンボに使いやすくもなっている。 LV1SAとしてエリアルロシアンスラムが復活。発生が遅いせいで非常に難しい代わりに火力が非常に高く、対空の一手として狙える。LV2SAのサイクロンラリアットはコンボにつなげるボタンホールド派生、投げる方向を任意に選択できる方向入力派生が追加され、画面端から脱出して逆に相手を端に追いやる展開にも持っていける。 ダルシムは立ち強Kやドリル頭突きがキャンセル可能だったり、ヨガテレポートのコマンドに623/421を必要とせず単純に6/4入力とボタン3つ同時押しで出せるという、過去作と比べてバランスは大丈夫なのかと言いたくなる程にアグレッシブなキャラに。 通常のヨガファイアに加えて放物線上に放つ『ストV』のヨガファイアの性能を継承したヨガアーチ、空中から放てるヨガファイアと言えるヨガコメットなどでのシューティング戦法、『ストZERO』シリーズ版をベースに過去作のヨガストリーム、ヨガボルケーノを統一してボタンで使い分け可能になったLV1SAヨガインフェルノなど、単純にやれることが過去一で多い上に操作難易度も過去作と比べれば比較的に下がった。 前作『ストV』に登場しなかったディージェイは、髪型の変更やサングラスの着用により華やかな見た目に変わっている。 性能面でも後ろに下がって相手の攻撃をかわしつつ派生技で攻撃する新技・ジョスクールや、ほとんどの既存必殺技に「弱はフェイント/中は通常版/強は二段攻撃」といった強度により性能に大きく違いを持たせるなどバラエティ豊かな技構成を持ったキャラとなり、相手の意表を突きながらアグレッシブに戦い、ドライブゲージを派手に使ってワンチャンスでダメージをごっそり取る、総じて魅力的なファイターとして仕上がっている。 キャミィは必殺技の強版がボタンを押しっぱなしにすることで性能が強化されるという特徴が追加。さらにOD版と強溜め版のスパイラルアローとキャノンストライクに位置入れ替え効果がついたので、画面端背負いを返す能力はケン以上。 フーリガンコンビネーションは派生技のバリエーションが増えているのもあって奇襲に位置入れ替えに大いに役立つ。 弾抜け可能でボタン溜めはできないが強版の場合ガードされても有利なアクセルスピンナックルの存在も見逃せない。 バトルハブ 一言で言えば『モンスターハンターシリーズ』の集会場のようなビジュアルロビーで、プレイヤー同士の交流を中心としている。 文字入力やスタンプでのチャット会話やエモートで交流を図ったり、対戦時にはゲームセンター同様の対戦台が用意されており、これにアクセスすることで待ち受け状態になり、反対側に他のプレイヤーが座って乱入されることで自動的に対戦開始…というまさにゲームセンターでのコミュニケーションを再現している。 通常の対戦以外にも『カプコンアーケードスタジアム』シリーズより収録されている過去のアーケード作品が日替わり・週替わり・月替わりで配信されており、無料でプレイ可能でオンラインランキングに挑戦することもできる。 ハブ内各種対戦や、他人のアーケードゲームプレイをリアルタイム観戦することも可能。観戦中のエモートも設定できる。 賛否両論点 モダン操作の是非 これまでの格闘ゲームにも初心者向け用の個別の操作形態は存在したが、それらの多くがレベルが上がるにつれ通用しなくなる(*27)システムだったのに対し、本作では上級者向けにおいても使う余地がある程度にバランス取りが行われている。 「クラシック操作に比べると使用できる技が少ない」というデメリットがある一方、必殺技をコマンドなしで出せるため「見てから必殺技・SAで返す」という対応が容易になる(*28)というメリットが大きい。 モダン操作でもアシストコンボでしか出せない通常技があり、その初段技を使ったコンボを決める際にAUTOボタンを瞬時に押す・離すの操作が必要となる場面もあることから、性能を最大限引き出すにはクラシック以上の難しさが要求される場面もある。 モダン操作でもクラシック操作と同様のコマンド入力で必殺技とSAを出すことが可能になっており、一部の技は必殺技ボタンかコマンド入力のどちらかでしか出せない(*29)。 また、ほとんどのキャラは中・強のアシストコンボにOD必殺技やSAが組み込まれているため、初心者は簡単にガス欠を起こしやすいといった点でバランスがとられている。 ただし、モダンタイプであっても反応の素早さを最大限活かす際は待ち気味の戦い方になるため、相手をしている側のストレスが溜まるという批判意見も少なくない。この辺りは『ストII』時代の待ち論争が形を変えて再現されたとも言える。 なお、後述するモダン操作との相性がいいキャラであっても、「理論上の性能」だけの話で言えばモダン操作はクラシックよりも技が減る以上確実に劣る。人間の操作介入による実戦値を取るかどうかの問題である。 「取り敢えずモダンで全キャラ触ってみる」ということが楽になったのはゲームの深掘り具合の面からもキャラ対策の面からも長所として挙げられている。 その分、後述する一部キャラクターのモダンタイプ用通常技・アシストコンボについての問題点も目立つのだが。 バトルハブモードの位置づけが中途半端 しっかり作りこまれてはいるのだが、不特定多数と対戦したい場合はランクマッチ、見知った相手or連絡のつく相手であればカスタムマッチが存在しているためプレイヤーにとってはどうにも必要性に欠けている面がある。現状はランクマッチでのマッチングが快適という環境も拍車をかけている。 アバター対戦や特殊ルール対戦台・レトロゲームの設置も非常に面白い試みなのだが、単純に『ストリートファイター6』を格闘ゲームとしてプレイしたい層にとっては別段必要のない要素であるため軽視されがち。 特殊ルール対戦台であるエクストリームバトルは特に影が薄く、トロフィーおよび実績の取得率も低い。 公式もバトルパス(*30)でアバター装備やエモートを配布する・定期ミッションなどで、バトルハブでの対戦によりプレイポイントを大量入手しやすくしているなど、力を入れていることはうかがえる。 だがアバターの表示自体も然程大きくないため、細かい服装は見えずエモートを入力されてもほとんど見えない。チャット用のスタンプもほぼ同様。よく見えたら見えたで煽りなどにつながるので難しいところだが。 滞在しているプレイヤーも通常サーバーでは目的を持って対戦を求めている「マスターランク」進出済みプレイヤーがかなり多く、あまり新参が気軽に対戦を挑める環境になっていないのも難しい所。 初心者用・中級者用サーバーはきちんと存在しているのだが、うまく機能しているとはやや言い難いのが現実である。 投げの起き攻め・柔道 通常投げをした後に再び起き攻めで通常投げを決めるという攻めの流れは「柔道」と呼ばれ、『ストV』では調整によって成立しにくいように変更されてきたが、本作ではある意味開き直ったのか多くのキャラの前投げがその場起きした相手に再度前投げの判定を合わせる余裕があり、前歩きまたは前ステップ → 投げで簡単に実行可能なキャラも多数いる。 各キャラ最速の打撃発生=4F・投げ発生〜持続含めて共通で=5〜8F、弱攻撃はガードさせて-1F以下、打撃と投げが同時にぶつかると打撃が勝つ、という統一した設定の下、当て投げ全般は決まりにくくなったものの特に画面端では柔道が起こりやすいような構造になっている。 画面端に追い込むことのリターンを強調した設計と考えられるが、通常投げを重ねる(持続あり)という簡単な行動が強力な連係になるという点は賛否両論ある。 投げそのものは後述の後出しインパクト、リバサ(ジャスト)パリィに対するさらなる対抗手段となる側面もある。それ自体は完全な読み合いなので心理戦の範囲ではあるが、ドライブラッシュの増加とコンボによる運び距離の増加もあって本作では画面端に追いやられる割合が過去作より非常に高くなっており、どうしても柔道に付き合わされる展開が多くなりがち。 しかし、柔道自体はいわゆる「ハメ」でもなんでもなく対処法自体は複数用意されていることや、打撃へのガード以上の抑止力として「インパクト」「パリィ」がある以上、投げの要素は強くなければならないこと、格闘ゲーム新規参入者においてはわかりやすいor教え 教わって実行しやすい戦術かつ、「自分より実力が上の相手にも読み合いで "勝ち" を体験できる要素」であることがプレイヤー数の増加へ繋がった面がないとは言い切れないので一概に批判だけされるものではない。 どちらかというと、画面端へ追い込む手段が豊富であったり、柔道しやすいキャラの性質や性能に若干の調整不足が考えられる、という程度であろう。 後出しドライブインパクトが勝つ仕様 本作のドライブインパクトは、ほぼ同時に発動した場合は後出し側が勝つという仕様がある。それ自体はドライブインパクトを画面端でガードした場合にガードを無理矢理こじ開けられてしまうことに対する対抗手段ではあるが、先に動いた側が負けるという仕様は静と動のバランスが崩れて待ちを誘発させる側面もあり、それに対抗するために前述の「柔道」を促進させてしまうという結果にも繋がってしまっている。 ちなみに「後出し側が勝つ共通サブシステム攻撃」としては『私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES』の愛と友情のツープラトンがあり、歴とした問題点であったものが続編の『燃えろ!ジャスティス学園』で新システム「ツープラトン返し」が導入され先出し有利なシステムに変更されたのに対し、こちらは後出し時に追加演出が入りパニッシュカウンターが確定する明確な仕様として作られているため、ゲーム性の違いとして修正される可能性はないと思われる。 ジャストパリィ 入力から2F以内で受けるという非常にシビアな条件だが、パリィの対抗手段が基本投げだけであり、ジャストパリィに失敗してもボタンと方向を押しっぱなしにしていれば投げ以外はパリィやガードで済ませることが可能。パリィ後に解除(*31)やラッシュなどフォローも可能。 成立した反撃は必然的にパニッシュカウンター扱いになるため、ダメージが減っても基本的にダウンを奪うコンボなどが可能で、状況次第では後ろ投げどころか入れ替えコンボによって一気に体力以外の状況を逆転できる≒次の展開で与えられるダメージの期待値が高いほどに強烈な逆択となる。 このことから上級者間ではジャストパリィがローリスクハイリターンな防御手段と考えられており、下位キャラ側の逆転手段にも上位キャラ側の盤石さを形成する要素にもなり得る点は『ストIII』のブロッキング(の論争)と似通っている。 新規BGMについて 全体的に主張的なBGMは少なく、方向性は『ZERO3』や『ストIII 3rd』をよりヒップホップ調に寄せたものとなっている。またおなじみの各テーマ曲は基本使われておらず(*32)、旧作プレイ経験者から残念との声も上がっている。 とはいえ、お馴染みのリュウのテーマやトレーニングステージのBGMなどは『ストIV』から足掛け15年ほどアレンジを変えつつ使われ続けたため、久々の新曲が新鮮で良いという意見も存在する。 一方で『ストIII3rd』『ストIV』から引き続き体力減少・ラウンド数などの展開によってシームレスに展開が変化するなどいずれもBGMとしてかなり作り込まれており、吹奏楽器によるリズムの刻み方が心地よいジェイミーのテーマ「Mr. Top Player」など評価が高いものも数多い。 唯一の例外として、ルークのテーマ「Taking Aim」のみ『ストV』からアレンジを替えたものとなっている。これは前作のルークが「『スト6』から先行参戦」という扱いだったからだと思われる。 また、対戦時のBGM選択が自由にできなくなっているのもやや不便。ステージ依存か対戦中のキャラクター依存にしかできず好きなBGMを設定できないのが勿体ない。 実況・解説の人選 後述するように実況役には現実の格ゲー・eSports大会で実況担当の実績を持つ方々が採用されており、高いクオリティを誇る。 一方で解説役(カラーコメンテーター)の日本語枠は、格闘ゲーム界隈との関わりが希薄な人選である。 「デーモン閣下」氏の起用はとんでもない人選のインパクトと、単純に知名度があり角界(相撲界)に詳しいということでそこまで批判意見は見られない。閣下の解説は(たまにコメントが妙に雑になるものの)ノリノリでプレイヤーのテンションを引き上げてくれる(*33)。 「髙橋ひかる」氏においては余計に格ゲーとの関わりがないモデル・女優(*34)であり、発表時にはX(旧Twitter)上において「誰?」「なんでその人が?」という意見が散見された。しかも実況解説システム枠におけるもう一人の日本語枠としての発表であり、期待された中であったため余計に批判が集まることとなった。 実際のコメント内容もほとんど驚いているだけで的外れなコメントをしたりなどモヤモヤする点が多いが、棒読みとも取れるその声質も含めてデーモン閣下とは対極の「若い女子のリアルな反応」というポジションとしての起用(*35)とも思われ、その意味では役割は充分に果たしている。 また、頻繁に「すごい!」「天才!」「ナイス!」などと叫ぶことから、観客に応援されている感があるので別の意味での人気はあったりはする。 アバターのカスタマイズの嗜好性 世界展開を視野に入れているためか、顔の造詣はどうしても人を選ぶ構成となる。どのようなカスタマイズを施してもその部分は好き嫌いの個人差が大きく出てきてしまう。 一言で言ってしまうと、現実の人物のような写実調のキャラクターは作りやすい反面、スッキリとした漫画・アニメ調の美男子美少女のようなキャラクターを作ることは難しい。特に表情が変わると崩れやすい。 漫画・アニメ作品とコラボした際に公式もアバターレシピを配布したことがあるがプロが手掛けたものでも「似てない」という声が散見された。グラップラー刃牙の花山薫のような濃いビジュアルのキャラだと上手くいくのだが…。 同じくキャラクタークリエーションが充実していた『ソウルキャリバーVI』と比較すると、顔のデザインはどうしても写実調・アメコミ調になりがち。 カスタマイズ性自体は高く、完成度の高いアバターを作り上げているプレイヤーも多いので一概には言えない。そもそも外国人・成人的な顔の造詣を好む日本のプレイヤーにとっては別段否定する要素はないのも事実。 ごく一部の旧世代を嘲るような演出 ルークとジュリはそれぞれリュウの波動拳、春麗の勝利ポーズをおどけた表情と仕草で真似る動作が設けられており、「そういうことをするキャラ」という特色を良く捉えている一方で単純に不快度が非常に高い。 この2つはワールドツアーで条件を満たすことでバトルハブで使用可能なエモートとしても追加される。 特にルークの挑発(アピール)のエモートには「それ、必殺技?くやしかったらかかってきなよ」と煽り行為を推奨する説明文まで用意されている。ネタとしても少々悪乗りがすぎるとの声もあり、炎上してもおかしくない対応である。 ジュリに関しては本来はパーフェクト勝利時限定であり、そもそもヴィラン寄りのキャラなので批判は薄い。 ワールドツアーモードでマスターとの絆を上げる特定のキーアイテムの詳細 マスターにプレゼントとして贈るアイテムは種類によって増加する絆ポイントが異なるが、マスターミッションで貰える一点モノの次に効率の良い固有対応プレゼントの多くが「そのマスターにとって苦手意識のあるもの」という謎チョイス。 例を挙げるとルークには上述の「ホラーゲーム」・ガイルには「納豆」・ダルシムには「甘口カレー」・本田には「ヒヨコ人形の入った桶(銭湯掃除中に躓いた思い出がある)」・春麗には「醗酵したニシンの缶詰」etc…シュールストレミングは春麗じゃなくてもノーサンキューである。 それらのアイテムをプレゼントした場合の各マスターの反応もほとんどが至極当たり前の困惑ぶりで、なおのこと通常の最大効率である理由付けが見えないものとなっている。 弟子としてマスターに対して苦手なものをプレゼントする光景は最初に見た時でこそネタとして笑えるかもしれないが、何度も繰り返せばもはやただの嫌がらせにしか見えず、開発スタッフの思惑に疑問を抱かざるを得ない。 人間、親しい中でも一方が好きなものがもう一方は嫌いなこともあり、それを割り切って受け入れられるかで人間関係が続くか決まる…という遠回しな表現だろうか。 単なるギャグかもしれないが。「効率だけ求めるやり方」に終始してこんなひどい振る舞いを続けたいですか?というメッセージかもしれない。 ワールドツアーモードのエンディング ネタバレになるので詳細は省くが、エンディングが1つだけの固定シナリオ(*36)、かつあまりにも救いのない結末であり、SNSでは相当数の悲観コメントが流れることとなった。 せめてマルチエンディング形式で救いがある結末があれば…という意見もある一方で、それも受け入れて強くなるしかないという開発側からのメッセージであることもまた確かであり、プレイヤーのアバターが未だ道半ばで「強さとは何か」という自問に対する答えを探している途中である…という描写は良くも悪くも上手く表現されている。 加えてDLCでの追加キャラクター参戦の度に、ワールドツアーには新キャラを交えての追加ミッションが無料実装されているため、プレイヤーのアバターの物語もまだ続いているようである。今後に期待と言ったところか。 問題点 一部キャラクターのモダン操作における性能 クラシック操作での性能談義は格ゲーの常として割愛するものの、同キャラ内でもモダン操作とクラシック操作の格差による「モダン適性」の大小は話題に上がりやすい。マリーザやエド、リリー、エドモンド本田やブランカなどアシストコンボが比較的優秀だったり、出せない技の影響度が低めで非常にモダン操作と相性が良いキャラがいる中、主力技や複数の技セットによる戦術を失っているため、モダンの長所だけでは補いきれないほど弱体化するキャラは少なくない(*37)。 例えば、通常技がアシストコンボの始動技と重複しているキャラや、236+Pと236+Kなどコマンドが被っておりボタンの違いで異なる必殺技を持つキャラは結果的に多く技が減っているため割を食ってしまっている。理解はできるものの、技が多くともコマンドが被っていないことから使い分けが効くキャラもいるので、モダンの技数でキャラごとの差が大きいのは確か。 仕方ないことではあるがマノン、ダルシム、JPの一部必殺技やディージェイのSA2サンライズフェスティバルなど強度で性質が大きく異なるにもかかわらず、弱版(とOD版)しか出せなくなっている技があるキャラクターもいる。ガイルのSA1は「コマンド入力で通常版、SPボタン/アシストコンボ使用時は対空版」にしている他、シーズン1追加キャラクターのエドは「モダン操作でSA2を発動時、方向入れっぱなしで性質変化」という仕様によって解決しており、このような仕様を他の既存キャラにも実装して欲しい声も上がっている。 アシストコンボの出来もキャラによってかなり差があり、クラシック並みの有用コンボが可能かつガードされれば必殺技を出さない、いわゆる「自動ヒット確認」機能が付いているキャラもいればDゲージを消費しすぎる、ダメージが微妙、当てた後の状況が良くない、即OD必殺技に繋げるので暴発するとDゲージを失う上に反撃確定、強攻撃始動なのにSAゲージがないと中攻撃始動よりダメージが低い…など封印推奨に近いキャラが多々存在している。練り込み不足と言わざるを得ない。 クラシック操作では特定の技中にキックボタン(強度問わず)を押すことで出るなどの追加入力技が、モダン操作では攻撃ボタンどれでも認識するようにされている場合もあり、技暴発などが起きやすく操作不都合が起きているなどもある。 そのため、モダン操作であってもほとんどコマンド入力や手動コンボで戦う必要が出てくるキャラが少なくなく、これらがモダンのメリットを薄くしている。 全体的に旧キャラのモダン適性・アシストコンボ性能があまり高くない傾向は否定できず、特に『ストリートファイターII』シリーズからおなじみの面々のうち「リュウ」のモダン版が地雷と言われるほど性能を引き出せない構成(*38)であること、および春麗とザンギエフのアシストコンボの地雷っぷりはよく批判の的に上がる。 技が減るのは仕方ないにせよ、戦術上ほとんど使う事のない技や強度だけが残され、実際の有用度が高い技が消されてしまっているキャラに関して「こうするだけで問題なくなるのに」とプレイヤー目線で明らかな改善点が見える(*39)のも不満が出る原因ではある。しかし、開発側がバランス調整や差別化として想定した側面もあると思われるので難しいところ。 モダン操作は新導入のシステムであり、この辺りは調整余地のある部分と思われるので、問題点とするにはまだ時期尚早。後に改善されるであろう点も多いのではないかと思われる。 最速であり基本である発生4フレームの技が事実上存在しなかったモダン版ジェイミーがアップデートでしゃがみ弱攻撃=しゃがみ弱パンチに変更されて改善された(*40)こともあるので、今後に期待したいところ。 ゲーム仕様で操作タイプにしっかり適応していない要素がある トレーニングモードでは自キャラと相手キャラクターそれぞれの操作タイプを指定することができるが、レコード記録時は自キャラと同じ操作タイプになってしまっている。 このため、自キャラがモダンの場合にクラシックタイプの相手を対策したい場合は自キャラもクラシックで操作しなければならず非常に不便である。 相手もモダンしか選べないようになっているのなら話はわかるが、きちんとクラシックで選ぶことができるようになっているためプレイヤー間からは不具合とみなされている。やはり不具合だったようで、アップデートにより改善された。 トレーニング以外のCPUはクラシック固定。技の内容や攻撃力にも影響する要素なので、その違いも考慮して作り分けることが難しかったと思われるが…。 ワールドツアーモードの開始チュートリアルはモダン操作を余儀なくされるにもかかわらず、何故かアシストコンボで出せるボタンと内容が本来のファイターとはいずれも異なる。 例えば本来「アシスト+中攻撃ボタン」で出せる技とコンボが、「アシスト+強攻撃ボタン」へ変更されているキャラスタイルが多い。 これについては公式のコラムで「主に操作難易度を下げる目的でアシストコンボの内容が師匠のものから変更されている」と説明されている(参照)が、他モードもプレイする場合には混乱必至のため逆に難易度が上がってしまっている。 アバターは必殺技を変更することが可能&既存キャラの技構成再現は一部を除いて不可能なためそのような措置をとっているのかもしれないが、対戦モードへの導線となるべきワールドツアーモードと操作が違うのは納得しがたい。プレイヤー目線ではこの仕様のメリットが別段ないためできれば統一してほしいところである。 対戦強制終了機能 本作から導入された機能で、ネット対戦中、ping値が100ms以上で通信状況が悪い場合に両者同意の下で対戦を強制的に終了できる。 接続品質が悪く快適な対戦が困難な場合に使用する機能だが、両者の同意が必要なため相手が構わず続ける場合はこちらも対戦を続行しなければならない。 片方の判断のみで無制限で発動できた場合、特定キャラクターの対戦拒否など別の問題が発生するのが明確なため、今の内容でも仕方ない側面もある。 アバターの必殺技のカスタマイズの制約 アバターは「ルールや操作形態をシンプルにしたい」「モダンとクラシックにカスタマイズ差をつけない」という理由から同じコマンド(例 236+ボタン)の必殺技は同時セットできない仕様となっている(参照)。 この同じコマンドというのはクラシック操作であればPとKの違いである「波動拳(236P)とスパイラルアロー(236K)」だが、モダンでは両方「236攻撃ボタン」となってしまうためにセットできないということである。 しかし昇龍拳とライジングアッパーのような例はともかく波動拳・サンドブラストやアベンジャーのような役割が全く違う技でも同じ波動拳コマンドなら同時セットできない(≒SPボタン専用技の設定もない)状態となっており、この影響でファイティンググラウンドでの多くのファイターのスタイルが再現不可能という憂き目にあっている。 ジェイミーのように特定の技をセットしていないと固有レベル制約で使えなくなる技(*41)・電刃錬気や肩屋入りなど他の対応技をセットしていないと挑発にしかならない技も含め、これらの事情で実戦的な技とスタイルは大きく狭まってしまっているのが現状である。後者の事情は「でもモーションが格好いいとか好みでセットしても自由です」と意図的なようだが(参照)。 加えてJPやリリーのように急に虚空から武器を取り出す形になって扱いにくいモーションとなっている技も存在するため、どうにも思うようにアバターを作れないと歯痒い思いをする場面が少なくない(*42)。本作は3Dモデリングであるため、武器の透明化という処置もできそうだが…。 これらを除いても「ソニックブーム(4溜め6P)と波動拳(236P)(*43)」「ヨガフレイム(63214P)とフラッシュナックル(214P)(*44)」のように、自由に設定できるが故に暴発待ったなしのキャラを作れてしまう。 「必殺技はコマンドも込みでの性能付け」という側面とモダン操作の影響をどこまで考慮するか次第ではあるが、コマンドと技の割当方式が変わるだけでも楽にはなりそうだが…。 アバターのカスタマイズのUI アバターキャラクターの見た目と装備品・スタイル・必殺技構成・マスターアクション・エモートが紐付けられておらず、ボディショップでの変更後も変更前と同じ状態のままとなるため、手動で変更する必要がある。 またセーブしたレシピの保護機能が存在せず、上書きしてしまいやすい状態になっている。 この点についてはプレイヤーと公式のアバターキャラクターについての認識に齟齬があり、公式はたまに気分転換のために着替える程度と考えている一方で全く別のキャラクターに交代するという考えのプレイヤーも存在するためではないかと推測される。 せっかく作ったアバターを間違えて消してしまう・入手したマスターアクションやエモートを一々変更するのが面倒なため一部しか使わないと現状では不便な点が多いためレシピに紐付けられる情報を増やすなどの改善が欲しい所である。 アバターバトルが突き詰めるとタイムアップしか起きない 育成によって体力や防御力が高くなってしまうので、常にダメージが入るわけではない対人戦、それも防御に習熟した上級者同士だと基本的に時間切れによる決着になることが多い。逆にレベル差が有りすぎるとマトモな勝負にならない。 そもそもアバターは通常の使用キャラと違って大量の必殺技をセットできる上、相手のセット技も把握しにくいためにアバターバトルは2ラウンド先取が長く感じるほどの立ち回りも対策も無い大味な展開になりがちとなっている。 ここに開発の力をいれ他がおろそかになるくらいなら放置でも良いのだが、若干の調整不足感は拭えない。 とはいえ、アバター対戦を大味にする要因となっていた装備効果の「フェイタルカウンター(彼我のカウンター・パニッシュカウンター時のダメージが倍増)」が重複不可になるなどの調整はアプデで行われたため、今後の方針も注視していきたいところである。 ルール設定などで基礎ステータス自体を一定値に固定する等の手段は欲しい所である。 ワールドツアーモードでの各国のフィールド格差 全編通じてのメインとなるメトロシティ/ストーリー後半からのシナリオの拠点となるナイシャール以外の国は、移動可能範囲がファイティンググラウンドで対戦を行うステージの場所に留まった狭い空間のみで、実質書き割り状態となっている。 いくらメインのシナリオに関わらないとは言え、さすがに落差が大き過ぎてやっつけ感は否めない。 まぁ「メトロシティとナイシャールに限って文化としてのストリートファイトが異様に栄えている」という設定のため、他の国でそうした行動をする理由がないとも取れるが。それにしたってバイクで逃走するジュリを追えないロンドンのフィールドはどうかという話ではある。 総評 『ストIV』でのシリーズの復活以降、培ってきた様々なノウハウ・挙げられてきた課題を存分に活かした、非常に完成度の高い格闘ゲーム。 初心者にも遊びやすいモダン操作、わかりやすく駆け引きも熱中できるドライブシステムなど本作独自の新要素も洗練された作りである。 対戦の環境面も初期から充分に整っており、発売直後に「未完成」とまで言われた前作『ストV』の反省を活かして時間をかけて十分な作り込みをしたことがうかがえる。 対戦が苦手なプレイヤーに対しても、これまでの格ゲーにないほどのシングルプレイ要素を充実させカバーしている。 発売以降、格闘ゲームに馴染みのないユーザーを巻き込んだ大きなムーブメントを起こしたのも本作の完成度の高さあってこそである。 余談 進化したグラフィックはニュースサイトでも話題になったのだが、その際何故か進化したリュウの次世代乳首が大々的に取り上げられた。 クラシックorモダン論争は一部ニュースにもなった それまでの主流のクラシック操作を選ぶプレイヤーからは、必殺技やスーパーアーツのコマンド、およびコンボの操作は性能に見合うだけの複雑さがあるのが当然という考えが良くも悪くも根付いてしまっているため、「対等条件」とならないモダン操作を批判したり対戦を拒否する層も一定数存在している。この風潮は海外や中級者層で強く見られる傾向にある。 モダンタイプのような操作系統は、過去の各社格ゲーにおいて「簡単コマンド」「オートガード」「イージーモード」「ビギナーモード」といった「初心者専用の枠」として取り入れられていたため、「コマンド入力を伴わずに必殺技が出せるのは上達の意思の無い低レベル層まで」といった空気だったこともそれに拍車を掛けている。 昔ながらのプレイヤーが時代の移り変わりに対して適応していくべきとも言えるし、一方でそれまでのスタンダードであった仕様での対等条件での対戦を望むという考えは至極当たり前の感覚でもある。 人間の思考はそう簡単に変わらないし、『スト6』の仕様は「変わらなければならないと強制されている」と言い表すこともできてしまう。これらの交わることのない双方の感覚から、問題の沈静化は不可能と言えるだろう。 なお、初期位置操作タイプやワールドツアーモードでの初期操作がモダンになっていること・「イージー」や「ビギナー」ではなく現代的という意味の「モダン」という名前であることも踏まえると、むしろクラシックのほうが救済操作タイプとしての設計という思想ではないかとも言える部分があり、開発側がモダン操作も主流にしていく方針が見え隠れしている。 ただし、その上でクラシックが戦術上優位になるキャラが確かに存在することは上述しており、また現状住み分けを望む意見に対応する姿勢は見せていない。 「ライバルキャラのボシュ」や「フォウル」など、ワールドツアーモードのキャラクターのネーミングにはカプコン発のRPG『ブレス オブ ファイア』シリーズを自社パロディしたような影響が見られる。 賛否両論点に書いたストーリー展開についても同シリーズの作風(特に『IV』)に近いと指摘する声もある。 また、ナンバリングがローマ数字の『V』からアラビア数字の『6』になるという展開も同シリーズと同様である。 音響面に関して新規導入したシステムが以下の2つ。 対戦中の様子を実況する機能が実装。実況者には日本の様々な格闘ゲーム大会で実況経験のあるアール氏を始めとした方々が携わり、実際の大会の臨場感を手軽に味わえる。 「キャラ間の距離をソナー音のように発する」「ヒット・ガード時の上中下段やめくり時などそれぞれに応じたビープ音が鳴る」などのサウンドアクセシビリティ機能が導入されている。 2023年に開催された世界的な格闘ゲームのイベント『EVO2023』ではこの機能を用いた全盲のプレイヤーが勝利した事が話題となった。 プロモーションとして映画『ストリートファイターII MOVIE』の主題歌である『恋しさと せつなさと 心強さと』が篠原涼子氏の歌唱・小室哲哉氏のプロデュースで再収録され国内版イメージソングとして起用された。これに関連して、篠原氏は2022年の紅白歌合戦にてこの曲を歌唱している。 他のプロモーションとしてX(旧Twitter)上の広報アカウントにおいてジュリが毎回何故か妙な目に遭わされるカオスなショート漫画『がんばれジュリちゃん』が毎週金曜日更新で連載されている。公式サイトの開発コラムでもバックナンバーが確認可能。 2023年12月1日より、ジュリ役の喜多村英梨氏のボイスを当てた動画がXの同アカウント、およびバトルハブで見れるようになった。 2023年12月14日より、全国のゲームセンターにて『ストリートファイター6 タイプアーケード』が稼働開始している。 本作の製作発表が行われたのは2022年2月21日だが、そのわずか3日後にロシア軍によるウクライナ侵攻が開始され国際情勢が悪化してしまう。 その結果、この影響でロシア出身ファイターであるザンギエフが参戦できなくなるのではないかという噂がSNS上で飛び交うことになった。ローソンのコラボキャンペーンで1人だけ明らかにカットされたことも拍車をかけた。 上述の通りザンギエフは無事に参戦できたのだが、参戦が確定したのは2022年9月17日のワールドツアーモード紹介動画。『ストII』参戦キャラの中では最も遅い続投内定であった。 その他、ザンギエフの言動も祖国愛よりもプロレス・筋肉を強調している部分が増えた。 WebCM公開後、プロモーションの一環として、女子レスリング五輪金メダリストの吉田沙保里選手とコラボした「吉田沙保里が教える〇〇の倒し方」と題したネタ動画シリーズが公開されて話題を呼んだ。 並み居るキャラクターの書き割りが霊長類最強と称される彼女にいとも簡単にあしらわれて速攻KOされていく様は必見。先述のルークの挑発もキッチリ制裁された。 この時期のカプコンは『バイオハザード ヴィレッジ』『モンスターハンターライズ サンブレイク』などでも同じように著名人を起用したネタ動画を多数公開しており、これもその1つと言える。 アニメ映画『SPY×FAMILY CODE White』とのコラボでは「春麗とヨル・フォージャーのガチファイトアニメ」という気合の入ったPVが作られた。 PVで紹介されたヨルさんの衣装の他、ロイド・フォージャーの衣装も期間限定で配布されるなど、コラボ内容もしっかり気合が入っている。 …のだが、コラボ当日に公開された実際のゲーム画面でのヨルさんが(上記通りアニメ調の美女が作りづらいということもあり)似ていないというのは仕方がないのだが、よりによってジュリスタイルとなっている(*45)。 そのため、「周囲の気を絡めとる」「風水エンジンを発動する」といった元々の作品で見られないような狂戦士っぷりが披露されてしまった。 ジュリ特有の荒々しい勝利ポーズが明らかにスキップされた点から公式としても理解してはいるようではある。きょうのはは、なんかこわい…(*46) 本作でも、登場キャラクターの身長・体重・好きな物・嫌いな物が記載されたプロフィールが公開されている。 しかし、公式サイトなどでは嫌いな物が好きな物より上に記されている。通常は好きな物が上に並ぶので不思議に思った方も多いだろう。 本作のシーズンパスによる追加キャラクターは「初報の時点で追加キャラクターの全員の名前・概要を公開する」という方針が取られている。 カプコン社内情報の大規模リークによる影響があると思われる他、「初期にシーズンパスを購入した際にいらないキャラが追加されたことによる不満を防ぐため」という意図も明かされている。